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Uガイドチヌ竿につけるケミカルライトはこれがおすすめ

夜の探り釣りはともかく、落とし込み、前打ちは夜にはやらないものだと思われている人も多いかと思う。しかし、夜は夜で魚との接近戦が楽しい釣り方であることは間違いない。確かに、昼の前打ちでは微細な穂先に伝わる小さな変化を敏感に穂先で感じ取る能力が試されるが、夜の前打ちやヘチざおでの探りでは穂先が見えにくいし穂先にケミホタルなどのマーカーを付けたら糸を巻き込んで穂先を折ってしまったりろくなことがない、とお考えの人も多いだろう。しかし、時間の都合や潮時の関係で暗い時間に竿を出すことを躊躇してはもったいない。

 

一般的な集魚マーカー(ケミホタル、ぎょぎょライトが代表的)だが、、、

普通に売られている25サイズで、糸をガイドに通す前に穂先に通しておいた付属のチューブに差し込むのが一般的な探り釣りの集魚マーカーの使い方だが、Uガイドの竿では道糸が穂先とほぼ密着している関係で非常に引っかかりやすい。筆者も過去に穂先をこれで巻き込んで折ってしまったことがある。そこであまたのチヌ師は付属のシリコンチューブの両端をハの字状に斜めにカットし、道糸が少しでも引っかかりにくいようにしていることがおおい。しかしそれでも、あくまでも「ひっかかりにくい」のであり、引っかからないわけではない。それにシリコンチューブにマーカーをねじ込むのもソリッド穂先とは言え精神衛生上良くない。

ワンタッチ集魚マーカーも一般的に売られているサイズは太すぎて穂先にはまらない。

 

そこで色々試してきて今のところおすすめなのがこれ!

売っていない店もちらほらあるので見かけたら是非いくつか買っておくことをおすすめしたいのが、こちらだ。

ルミカ ぎょぎょライト ワンタッチSS

SSのパッケージにはチヌ竿用と書いてあるが、実際にこれはちょうどUガイドの竿にジャストフィットするU字型のホルダーが付属している。仕様上、かなり小さいマーカーにはなるが、車を運転できる程度の視力があれば問題なく視認できると思う。取り付けの際に気をつけてほしいのは、マーカーの手元側の端とU字ホルダーの”ツラ”をあわせておくこと。マーカーが手前に伸びていると糸が引っかかりやすくなる。かといってマーカーが先端側に大きくずれると不安定になるし、それでできた隙間に道糸が絡まないとも限らない。きっちり「手前側が」ツライチになるようにしておこう。

そして、このての集魚マーカーを使う時、チューブをポキンと折って発光させるわけだが、取り付け前に発光したチューブを軽く降っておくと薬剤がよく混ざりまんべんなく光る。取説には書いてないが、ちょっとした小技である。そうすることで視認性が多少は良くなるだろう。

 

風がある場所、他に光源の乏しい暗い場所、複雑な構造の近くで釣るときはもう一つマーカーを付ける

もう一つマーカーを付けると言っても、竿にではない。道糸につけるのだ。ハリから1ヒロくらいのところに小さいマーカーを付けておくと仕掛けをピックアップした時に見失いにくい。また、投入時のコントロールもより攻められるし、投入地点が見えていれば水中の仕掛けの状況もイメージしやすい。よく、「ケミつけてると明るくて魚が釣れないんじゃないか」と言われるが、水面上でハロゲンライトつけたり消したりしているよりはずっとマシであるし、釣果に影響があるという感覚はない。筆者は状況によってつけたりつけなかったりするが、それで釣果に大きく差が出たという記憶はない。あまり大きいマーカーを付けると仕掛けが水中で流れを受けやすくなって釣りにくかったり、そうしてドラッグがかかることでエサが不自然に動き魚の食いが悪くなるように思う(これは検証していないし感覚的だが前打ちやルアーやってる人ならすぐ理解できるはず)ので、ワンタッチタイプではなく、普通のチューブやセロテープで止めるタイプの、それもできればSサイズ、SSサイズがいい。これを道糸にチューブで固定する。

逆に言えば、穂先が視認できるような明るい場所なら道糸にだけマーカーを付けるのもありだと思う。というか以前はそうしてた。風があったり、テトラなどストラクチャーの絡む場所ではトラブルを避けるために仕掛けの視認性を高めたほうがいい。ルアーと違って非常に軽い仕掛けで風に弱いし、そもそも長い。5.3mの竿なら5.5mくらいの糸を打ち返したりしなければならないからだ。それに、モタモタと見えない糸を探したり、絡まったりしていると一回の釣行をトータルで見て圧倒的に投入回数が違ってくるし、それだけ魚にアプローチできるチャンスが減ることになるからだ。

ストレスなく釣りをすることは釣果のために重要だ。いくら魚が警戒するからってマーカーを忌避して仕掛けがもつれたり段取りが悪くなっては意味がない。食い気のある魚がいればちゃんと食ってくるから安心して自分に合った夜光マーカーの使い方を試していくといいと思う。

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