ひょんなことから話はいろいろ連鎖し、ひだ池で二つのイベントを実施した。一つはオフィシャルなやつで、お弁当抽選アップグレード企画。もう一つは半分オフィシャル半分個人的なコラボ釣行。釣具のイシグロから「淡水マイスター」、女性鮎師のお姉さん、新入社員さんの3人が参加、月間へら専科でもおなじみでYouTubeチャンネル「しなり屋時間」のSayoさん、そして当チャンネルでおなじみのグルテン先生、Sayoさんいわく「敏腕プロデューサー(笑)」のわし、さらに当日参加で牌派2号さんと並んで旧桟橋の手前側外向き。
なんつーか、今後に向けてという意味でもすごく勢いのある集まりになった。最高の一日。
相変わらず霜と日陰の桟橋でスタート
さすがに朝はがちがちに冷え込むが、この頃の日中は徐々に気温も上がってくる。状況としては一番厳しい時期を通り越した感があるのではないかと予想するも、有力な選択肢は段底かチョーチンセット、両グル底釣り。メンバーの多くは両グルテン底釣りから入る。自分は目下練習中のチョーチンセットでトライ。まずは10尺でスタート。
セッティング
竿:10尺 月光柔
道糸:0.6号 ハリス:0.4号5-50㎝
ハリ:関東スレ8号 リグル2号
バラケ:粒戦50 サナギパワー150 セットガン150 BBフラッシュ50 夏で重さ・なじみ調整
ちょっと変化球だが、何も考えずに当然のようにとろスイミーを入れるというスタイルとは違うパターンを試したく、底釣り夏の後差しで持たせ具合を調整するようにした。いや、とろスイミーを最初に水で溶く、というのにはちゃんとした理由があるのはわかる。わかるんだけど、そこで思考を止めてしまうとほかの可能性を試せない。推奨がこうだからこう、というのと違う切り口のトライは必要だと思う。
チョーチンはタナを作るのに時間がかかるよねー
餌打ちを淡々と繰り返して集魚にいそしむが、ウキがようやく動き出したかというところで仲間がヒットしたり、面白いことが起こったりして撮影に入る。その間寄せた魚がどっかにいくwしばらくしてまた仕切りなおすが、またしばらくやってウキが動き出したところでまた撮影ネタが入る。こんなことを数度繰り返しているうちに一枚も顔を見ないまま昼になってしまった。完全に賽の河原である。鬼が笑いながら石をけ飛ばすのである。
鮎姉さんはヘラブナ釣りをそれほどやりこんでいない人で道具はグルテン先生のものを借りているにもかかわらず、シビアなアタリを見切って数を伸ばし始める。最初の一枚を取り込む際、ばっちり撮影したのだがグルテン先生改め暴言オヤジ、「1枚釣ったってのはマグレって言うんだ!」などと強烈な言葉を浴びせる。マジか。「なんてひどいことを言うんだ!」とちゃんと抗議しておきましたw
新入社員さんはルアーやウキフカセもこなすガチ釣り勢。若いながらも経験が豊富。ヘラブナ釣りは二度目だというが、こちらも微細なアタリに良く反応し初めてのヘラブナ釣りが真冬という状況にもかかわらずパターンを理解して没頭。「こんなに楽しい釣りだとは知らなかった。こんなことならもっと早く始めればよかった!」と超うれしいコメントを頂戴した。
マイスターは滑り出しで苦労していたようだったがなんやかんやで昼頃から加速。柔15尺をしっかり曲げて両グルテンの釣り味を楽しんでいた。トータル24枚とか。頭の中は早くも鮎でいっぱいのようだが、たまにはヘラブナのことも思い出してね!

そして牌派さんは地道に両グルテンで釣っていたが昼からチョーチンで怒涛の加速。やっぱり安定感が違いますよ。さらには見事ハンバーグ弁当を勝ち取り、釣果も伸びてうらやましい!
で、Sayoさんも11時ごろから合流して隣で段底。運悪くその後風が強くなり、のちにグルテンの底釣りに変更。どうやら底の環境が悪いポイントにあたってしまったようだがちゃんと釣果を出していった。Sayoさんといえば、雑誌「へら専科」の「みんなの釣行記」である。先日も温泉前の見ごたえある記事を楽しく拝読したところである。あ、思い出した。
兄弟子こら!紙面飾って、何がしたいんだ、こら!!
元ネタ(https://ameblo.jp/great-kita/entry-11570863479.html)
先日購読したへら専科3月号。兄弟子が記事の中でめちゃくちゃとりあげられているのをみて私はそのまま卒倒しそうになった。マジか(2度目)。元旦からひだ池にスマホを落とすという一発芸で中京ヘラブナ業界を沸かせた次はこれか!紙面デビューか!紙面飾ってなにがやりたいんだ、こら!なにコラタココラ!
ちなみに兄弟子、けがにより今場所欠場中。
閑話休題
しり上がりで釣果が伸び始め
午後2時近くなってからこちらにもいい反応。ようやくつれ始める。苦手なうえに経験値も乏しいチョーチンセット釣りでぽつぽつと釣れるようになり、ラスト2時間半で15枚以上釣れてどうにか帳尻あわせ。撮影で前半釣りどころではなかったけど、楽しめた。ウキのアップもたくさん撮影したので動画のほうもチェックしてもらえると嬉しい。
苦手苦手なチョーチンウドンセットで徐々に釣果を出せるようになってきたので、今冬シーズンの成長ということでしっかりかみしめて残りの2月の釣りを締めくくれるようにしたい。