「来週加福行くんですけど、ドブちゃん来ます?」
「行く行く~1919!」
と軽い調子で返事したものの、朝からめっちゃ寒いでやんの。車の窓という窓、ドアも氷結し、いつもの力ではドアが開かない。パッキンに垂れた水が凍っているのだ。気合で引っ張り、「バキッ」という音とともにドアが開く。暖気しながらスクレーパーでフロントガラスをこする。これで出発が15分近く遅れてしまった。
この日は大ちゃん、レッドマン、トシくん、部長と、勢い十分なクリエイトのメンバーとの釣行。8時頃に到着すると雪が降ってきた。うーん、トシくんの機嫌が悪いのか、雪がどんどんバッグ類に積もっていく。

この秋からダイワのヘラリュックを採用し、背負える便利さを満喫していたが、降雨、降雪には弱い。トシくんがレインカバーを貸してくれた。ありがとう。雨男パワーを世のため人のために正しくコントロールして雪を止める方に力を使ってくれても良かったんだけどな。
この日はやや風もあるし、気温も終日低いということで厳寒期仕様のグルテン底釣りでじっくり釣ることにした。
セッティング
竿:ダイワ ヘラXY7
道糸:フロロ 0.8号
ウキ:ひだ池ハタさんの昌月底釣り#10 細パイプトップ
ハリス:0.4号ナイロン 40-48cm
針:へらプロスト4号
エサは凄グル単品
一投目、馴染むかどうかのタイミングでチク!
「あー!!あたった!一発目か!しまったー」
部長がすかさず、
「そんな都合のええことなんかあらーすか!気のせいだわ」。
セット釣りマニアの二人はメーター抜きセット、レッドマンと大ちゃんは段底。段底のレッドマン師は例によってポツポツと釣り上げていく。それに続けとばかりに両グルテンで触らなくなったらペレットマシマシバラケを一発空打ちするなどしてポイントを維持していく。といっても、一日を通して3個くらいしかバラケを打ってないけどね。ペレットしか食わなくなったら元も子もない。
いきなりのアタリを気のせい呼ばわりされたので、どうにかして釣ってやりたいw

うちはじめから30分ほどで一枚目。セッパリのいい体格のへらぶなだ。新ベラかな?
それからしばらく間を置くが、ウキへの反応は出続けている。まだモロコ類の動きもあって紛らわしいが、これぞというチクアタリはそうそうでなくて、もぞもぞした触りのあと対流や風で抜けたラインテンションを少し掛け直した直後に二節程度強く当たる感じで2枚を追加。
特に2枚めがよかった!

新ベラと思われる文句なしの美ベラ。
「吉岡里帆だ!」
などとレッドマンが相変わらず訳のわからん比喩で叫ぶ。どんぎつねもいいけど新しいURのCMもめっちゃかわいいよね。
部長「まー名前聞いても誰だかわっかれせん!おニャン子クラブくらいでなんとかならん?だめ?じゃあせめてモーニング娘だわ」
中澤ねーさん好きやったなあ。。。
晴れ間が出て10分くらいするとウキに明らかに良い反応が出るが、雪が降り始めると遠のいていく、を繰り返す。この日の釣りは、グルテンの餌付けサイズと気配があるときのラインテンションを意識してやってみた。時折手前に少し誘ってみるが、そういう釣り方で釣れるほど簡単ではなかった。
しかし、しっかり道糸のテンションを管理してやればこの時期でもわかりやすいアタリを表現できることがわかり、今後に活かしたい。なお、加福の北側の桟橋は風裏になり、日光も桟橋の下まで差し込むため魚が居着きやすい。したがって7尺のような短い竿がこの時期は有利と考えている。
先日に続いて苦戦していた部長も貫禄の釣果。もしかしてまくられる!?と思ったが、逃げ切りに成功w
最終的に4枚の釣果に恵まれた。

3時半頃に大きめの新ベラが釣れたので納竿し、天ぷらうどんを炊いて食べる。この日は中層の魚が薄く、セット釣りはベテランをしてもかなりの苦戦。底釣りやっているグループはウキが動いた。かなり厳しい状況の池とはいえ、攻略しがいのあるパターンだった。
なお、天ぷらうどん、8割がた食べたときバランスを崩し、全部ひっくり返して部長が撒き散らしたバラケと同調してしまった。
爆笑される恥ずかしさの中、
「まさに同調!これぞ本当のウドンセット」
などと自虐をほざきながら桟橋を掃除しましたとさ。
クリエイトの今後についても有意義な意見交換があり、また動画についても皆出たいと感心を持ってくれているので、来年はもっともっとパワーアップできると思う。趣味であり余暇であり遊びではあるが、それがボーダレスで仕事につながっていて、業界を盛り上げていくことで利害関係者の業績に寄与するという私のミッションに好影響を与えている。
そしてクリエイトは盤石だ。本当によく色々な仕組みが練られているし、よく自治が行き届いている。これからの時代を切り開く可能性を持った集団として、今後も成長していくだろう。一人ひとりが持っているストーリーが、もれなく面白いし、誰かしら感情移入できるバラエティに富んでいる。この素晴らしいチームに参加できて、2020年からへらぶな釣りを本格的に学ぶことを決めた自分にガッツポーズである。
まあそれはそれとして、うちの部長とかおっさんたちが超カワイイから動画見てってよ