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ひだ池に遠方から若者来る

久しぶりにひだ池トーナメントに出場しようかという話になっていたんだが、結局不参加。この頃ずっと、へらぶな釣りへの意欲がわかない。お腹いっぱい状態なのか、それともメンタル的な問題なのか、よくわからないけど、少なくとも「よっしゃ早起きして行ってこよ」という気分には全くならないので、例会は無期限休業することにした。年始は年間レースで昨年より浮上しようなどと息巻いてわざわざウキも特注するなどして必死にチョーチンうどんセットなどをやっていたが、率直に言ってもはや飽きてしまってどうでも良くなっている。

この日が来るであろうということはずっと前から言ってきたことだし、またいずれ気が向く日がやってくるはずである。もともと自分は数年周期で熱中する釣り物が変わっているし、自分の中ではごくごく当たり前に起こるべくして起こった現象だ。とはいえ、仕事としてへらぶな釣り振興に関わっている部分へのモチベーションは変わっておらず、これは今後むしろささやかながら成長路線を拡大するべく色々動いているところ。

ところで、先月などは結構色々あってメンタルがやられてて、「あーこれこのまま対処できないとうつ病に向かうやつだ」という自覚があり、リアルガチで結構危ないラインに触れていた。それで意図的に休めるときは休み、立て直しを図っていた。おかげでだいぶ落ち着いては来たし、人と話すときはいつもどおりだけど、やっぱり釣りをするのが非常に億劫なこの頃である。メンタルヘルスに関しては色々学んだり経験しているので、自分である程度ヤバい状況に陥りながらも一定のラインで踏みとどまったりごまかしたりすることがうまくなっていて、立ち直りが早くなったのはいいことだと思うが、しんどさがイマイチ理解してもらえないw

さて先日は夕方にひだ池に立ち寄り、クリエイトからの参加者やネオ常連諸氏といろいろ話をして終わった。

そんな状況ではあるが、この日は一ついいことがあった。

わざわざ、静岡から電車に乗ってひだ池に遊びに来てくれた若者と出会ったからだ。なぜひだ池に来たいと思ってくれていたかを聞くのを忘れていたが、普段は鯨ヶ池FCで釣りをしているそうだ。トーナメントの日で混雑していることもあって、あちらこちらで釣れない釣れないと嘆く声が聞こえたが、彼によると「こんなにたくさん大きいヘラブナが釣れたのは初めてだし、来てよかった」。こちらも嬉しくなって、思わず隣に座り込んでいろいろな話をした(釣りの手を止めてしまったことは大いに反省)。自分も20年前、こんな感じの若者だったなあと思い、他人のような気がしなかったからだし、なにより遠路ひだ池まで来て、楽しんでもらえたというのが嬉しい。

彼はへらぶな釣りの楽しさをもっと広げたい、という。まずは釣りを目一杯楽しんで、またいずれ社会的な課題にも当事者意識をもって取り組んでいく道筋を作っていけばいいと思う。とにかく若い時特有の没頭時間は、一生の財産だと思う。そこで何をやり、何を思うか。それが実は20年くらい経ってぱっと何かと繋がったりすることって本当にあるから、いろいろな経験や思考の積み重ね、今しかない時間の大切さを噛み締めてほしいなあとしみじみ思ったのだが、これはそのまんま自分にも当てはまっていて、諸先輩方から見た自分こそまさに今のいろんな物事にどう向き合って動いていくかが試されているのだなあと思った。

遠征先の候補は色々あるけど、ひだ池を選んでくれてありがとう。

そういえば、今回のトーナメントでクリエイトクラブからトシ君、2号の二人が繰り上げ進出ゲット。おめでとう!

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