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ひだ池イベント中止も、今年一番の釣果、そして集まったメンバーで満喫

釣り教室~NHC大会というイベント2daysだったが、台風による中止。土曜日は普通の曇の日だったので、「ひだあそび」と称して集まっているメンバーに混ざって10時半頃から竿を出した。

渡り桟橋に宙釣り、三本杭に底釣りと趣向に合わせてメンバーが分かれての釣りをしているのだが、そんな物は無視して底釣りやっている北さんの2席隣で浅ダナの釣りをやると高らかに宣言し顰蹙を買うと、いそいそと取り出したのはダイワHERA S10。まずはセット釣りからスタートすることにした。というのも、浅ダナセット釣りをメインに勉強中だという新顔のバイカー兄さんと一緒に釣りをすることを一週間心待ちにしていたからだ。

が、彼はバイトとしてこの日大量に来場していたゲスト様の対応へ。うーん、嬉しいやら残念やら。この日は、好きなだけ釣りをさせてもらいますよ、ということで、そのまま釣りをスタート。

手堅くセットから入る

へたくそな自分のタックルなんか書いたってなんの参考にもならんと思って当分書かないでいたが、身内への共有の意味も含めて一応書いていこう。

竿:HERA S 10
道糸:ナイロン1号
ハリス:ナイロン0.6号 6cm 20cm
ハリ:リグル8 とろ掛#4~5
浮き:クルージャンASA#4

バラケマッハ200+セットアップ200+ガッテン100+粒戦100+水200

くわせは力玉ハード2

バラケは毎回タナにきっちり入るように手を入れながら様子を見ていく。作りたてではすぐに開いてしまうので10分程おいてしっかり吸水させること。やがてセットアップが程よく粘りを出してくる。

やはり、バラケにアタックする魚が多い。1ラウンドで9枚という非常に幸先の良いスタートを切ったが、うち4枚がバラケへのヒットだ。水面下の様子を観察しても、先日より明らかにヘラブナが活発に泳ぎ回っている。作ったバラケを打ち切るちょっと前になれば、小さくバラけをまとめてもなかなかウキが落ち着かなくなった。明らかにダンゴに興味を示し、グイグイ寄せてくる。こんなときは両ダンゴのほうが釣りやすいと確信し、2ラウンド目からは両ダンゴに切り替えることにした。ここまでで9枚。

トーベエさんにアピールした様子がそのうち動画で出るはずw

両ダンゴは色々抜本的に見直した

竿:HERA S 10
道糸:ナイロン1号
ハリス:ナイロン0.6号 18-25cm
ハリ:プロスト#5
浮き:クルージャンDAG#2

みやび400+水100 (スタート時は単品で)

みやび300+スクラム100+水100 (餌持ちをアップ)

みやび300+あやめ100+水100 (エサ持ちと僅かな粘り、重量をアップ)

ダンゴのエサはこのごろヒロキュー製品を中心にしている。理由は、みやび~あやめが単品でも使いやすいから。

ずっと両ダンゴがうまく釣りこなせなくて困っていたのだが、その原因を見つけられずずっと悩んでいた。そして最近たどり着いた2つの仮説を試すのに今回はいいチャンスだった。

両ダンゴの見直し1:ウキを強く、おもりまでのテンションをしっかり

中京勢の使う両ダンゴのウキは全国的に見ても小さい傾向があると言えそうだ。ほとんどの場所でメーター規定もないため、カッツケ~セミカッツケあるいはそのちょい下くらいがタナになることが多いが、それにしても小さい。これに習ってセット向きの小ウキを使っていたが全然釣果が付いてこず、おそらくセッティングにもっとシビアさが必要なのだろうがその路線は諦めた。ダンゴ釣りをするときはとにもかくにもまずタナまできっちり素早く沈み、テンションがぐらつかない程度のヘビーさは必要だと思った。

両ダンゴの見直し2:振込を丁寧に、エサ付けも丁寧に

これまでより以上に、ピンポイントにエサを運ぶことを強く意識し、またエサの付け方やルーチンも少し変更。両ダンゴで挑むということは、魚の活性が高いわけで、ヘラブナはダンゴの芯に近づきたがる。しかしダンゴは自然溶解で、さらに煽りで、ある程度バラけながらタナに向かって沈んでいく。そして、そうやって程よくバラけていかなければヘラブナを寄せることはできない。しかしエサの散布界が広がれば、それだけ縦横にタナボケがおこり、せっかくダンゴの芯という『点』に誘引しようとしているのにそれでは駄目だよ、という当たり前のことを見逃してしまっていた。セット釣りのときにはよく意識してやっていたつもりだが、ダンゴ釣りではそれがおろそかだった。まずかったなあ。。。

渋い?いやいや、よく釣れますよ!

ダンゴに替えたら良型も混ざり始める

長い間悩んでいた問題が解決したことを、魚が教えてくれる。当初は1ラウンド打ち切ったらまったり底釣りにしようと思っていたのだが、ダンゴ1ラウンドで9枚釣れた。ここまで18枚ということになる。10時半スタートで13時半頃。これは…50枚チャレンジするしかない!

底釣り宣言を撤回し、このまま両ダンゴで釣り進めることを宣言。寄りがきつくなってきたのでまとまりや比重、粘りを少しずつ増していくように調整、深く馴染む直前直後に強く当たってくるところを集中的に狙っていく。本当はもっと早い当たりとっても良さそうではある。ただし14~15時頃釣れない時間が出てしまった。エサがもっていない回数が増えてしまったからだ。たぶん。エサを修正して仕切り直すと、また釣れ始めた。

浮桟橋とはまた違って、きれいな魚体が多いポイント

ポイントが三本杭ということで、プレッシャーも低く、素直な魚が多いので例会を前提とした釣りの参考にはならないことは重々承知だが、最近よく入る渡り桟橋とシチュエーションはそれほど変わらないはずだ。ここ最近のなかでは圧倒的に釣りの組み立てがうまくいった。4時で39枚釣ったところで打ち合わせのため事務所へ。

一気に仕上げろ!!

打ち合わせから戻り、延長お慈悲アディショナルタイムだが、特に沸き返るようなこともなく、少々返しがきついと思われる程度で釣りは続く。こうなったら少しウキ下を短くし、同じセッティングでもわずかにでも釣りやすく修正。狙い通りに強い消込アタリを出し、51枚釣ったところで終了。釣行回数も、やる気も、技術も低迷していた今年、釣果50枚を超えたのは初めてだ。単純に嬉しいし、やりきった感じがある。いつも払っている入場料がよりお値打ちに感じられたw

やっぱり、ブレンドがどうとか、ハリスワークがどうとか、それ以前にもっと根本的なことをしっかりやっていくことが大事だ。そのうえで初めて細部を検討する意味が出てくる。これをしばらく続けて、「型」を増やし、深めていこう。

気づかせてくれたレッドマンとイエローマンに感謝!!

浅ダナ両ダンゴの魅力を満喫した~!

今回はいよいよ本当に浅ダナ両ダンゴの魅力を満喫した、この夏はこれで悔いなし!と思える時間を過ごせてよかった。

なんといっても、ウキが受けて、ワンテンポ置いてズドンと入る瞬間、そしてアワセをくれた瞬間に手元にダイレクトにパワーが来るあの瞬間はセット釣りとはまた違う良さがある。久々に帰宅後もウキの残像が消えなかった。それだけ楽しかったんだね。

で、すっかり忘れてたけど皆様

交流会的な意味合いもある「ひだあそび」。全く忘れて没頭してしまってて記事内でも触れなかった。。。w

面白い試みだと思うので、これからに期待。

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