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名城線黒川駅すぐの「寿司 八久茂」のランチがおいしい!

回らない寿司。それは大人への階段…。

といっても、行くこと自体がステータス、みたいな大げさな話ではなく。

この頃の物価上昇の中、昔ながらの「近所のお寿司屋さん」として地域に根ざした回らない寿司のほうがむしろコスパがいいのではないか??と思う今日このごろ。比べるのは失礼な話ではあるが、「あ、今日はちょっと奮発してお昼に寿司を食べたいな」と思ったら、断然こっちを選びたい、と思えるランチを頂いてきた。なお、私はいわゆる回転寿司は大好物で、一人で出かけては注文する順番を「ビルドオーダー」と称して隙なく組み上げ、注文履歴を見て美しいだのここの詰めが甘いだの、脳内で自己批評するような変人である。時々真隣で「サーモン4スタック」で攻めてくるパワータイプや「いくら、かにみそ、うに、海老天」といった通風ビルドを組むタイプ、初手からサラダ軍艦を放り込むトリッキーなタイプ、こういった好敵手の出現にワクワクする。

そのくらい回転寿司を偏執的に楽しんでいる私であるが、このごろのインフレでこの手の回転寿司に行っても昼の会計で1200円に収まればラッキーくらいの感じになってきた。デザートだけ頼んで長居する高校生は相変わらずだが、食事となると重くなってきた。そういえば、「八久茂」のランチはお値打ちだったなあ、機会を作っていきたいなあ、と思っているうちに結構な年月が経ってしまった。

そこに最近のスタグフレーションにてもはやチェーン回転寿司のコスパは決していいとはいえないな、と思っていたこの頃、おなじみの「高松」へラーメンを食べに行った。なんで唐突にラーメンなんだよ、と謎のイリュージョンに困惑するかもしれないが、まあ続きを読んで欲しい。

覚えててくれて感激

たまにはオーソドックスな中華そばを、と思いつつも、ついつい味噌ラーメンや台湾まぜそばに走ってしまうのだが、この日も例外ではなかった。

「前行った寿司屋、覚えてる?あそこの大将がインスタ見てくれてるみたいだよ」

「え?覚えててくれてるんですか!?」

実は以前、高松でアルバイトしてた頃連れて行ってもらったことがあるが、結構前の話だ。大変に美味しい料理とお酒をごちそうになったわけだが、その一回のお供で、特に連絡もなくSNSを相互フォローしているだけの関係性だったにも拘らず覚えててくれた上に結構チェックしてもらっているようなのだ。これはもうご挨拶しに行くしかあるまい。

というわけでやってまいりました、名古屋市北区黒川

前置きが長いのでこのへんはさらっといこう。

駐車場の心配は無用

ランチタイムの終盤、なんとかお店に滑り込み、カウンター奥でかつおの下ごしらえをしている大将の真向かいに着座。最初に出されるお茶がもうおいしい。話しかけようかと思ったが、料理が来る前にべらべら喋るのも気が引けたので、様子をうかがいつつまずは食事することにした。

中ランチ1550円

まぐろが大きくてはみ出し気味の細巻もご愛嬌

近所のマダムが多い客層を考えると、量より質、という感じだ。ともかく、トロとこはだがついてるのがすばらしい。とくにコハダ。これぞ、回らない寿司、という感じだ。

見た目にも美しい!

お店のウェブサイトによると、羽釜(くど)で炊いたシャリが自慢、とのこと。優しいながらも粒感を感じられるおいしさ。

どっちが先に話しかけるかの駆け引きw

あちこち動き回って忙しそうだった大将も、やがて黙々とかつおの仕込みに。ちょうどお寿司も食べ終わって、ごまプリン(これがまた美味い!)を食べつつ話しかけるタイミングを伺う。そしてごまプリンも食べ終わる。

ここだ、と思う刹那、

「お茶、おかわりします?」

と絶妙なタイミングで大将。ここだ!w

「先日”高松”の大将からインスタ見て頂いてるって聞いて、嬉しかったんで来ました」

「あ~やっぱりそうだよね!話しかけようと思ってたんですけど、ごめんなさいね」

一気に緊張がほぐれるw

時間帯的にも新しい来客も落ち着いて、しばし釣り談義。行ったことない釣り場の話なども聞かせてもらって興味津々。

黒板に書いてあるおすすめ料理もセルガキ、鮎、白子と季節の境目ながら興味深いものがたくさん。地域で愛される「近くのお寿司屋さん」。今度は夜に行ってみよう。。。(ステマでもなんでもなく個人的に推したい)

寿司 八久茂

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