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JOFI愛知総会にて特別講演のご依頼をいただきました&無事終了しました

JOFI愛知(一般社団法人 全日本釣り団体協議会)様のご依頼により、さる2023年4月16日日曜日、「内水面遊漁の可能性としてのヘラブナ釣りアップデート」というテーマにて、釣りの基本にして極致であるウキ釣りをもっと身近に、もっと手軽に楽しんでもらえる可能性についてお話させていただく機会があった。

ヘラブナ釣りを愛し、委託業務にてひだ池の発展に取り組む私の視点から、シンプルに分解したウキ釣りの基礎をへらぶな釣りで体験する試みとマーケティングによってヘラブナの管理釣り場の事業改善事例が今回お伝えしたかったことで、海水面の釣りを好む方が多いオーディエンスに、「年々ジリ貧である内水面遊漁」に対する一つのアイデアが刺さるかどうかが焦点だった。

まあまあ緊張したのと、タイムテーブル的な問題で、色々と細切れになってしまった感はあるが、質疑応答では的確な指摘をいくつも頂いて適切なディスカッションができたので、そこから考えるにちゃんと要諦は伝わったんじゃないかと自己評価(こういうときは甘口がいいのです)。

内容としては、このブログでも書いてきたことと、「うちPが釣りとマーケティングと教育について語るチャンネル」でも展開している数本の内容に概ね沿っている。

ある程度形になったから語れる、ヘラブナ管理釣り場の新たな顧客層開拓シナリオ

この取組も3年になるが、ある程度その成果が誰の目から見ても明らか、といえる所まで来た。29日に予定しているイベントの集客もすでに十分成立する状況というか、すでに過去最大の参加者を記録している。それで、安全や係員の動線等を考慮し新桟橋貸し切りで対応することになっている。

社長と自分と畑さんで、みたいな少人数ではとても対応しきれない。そこを支えてくれる多数のサポーター諸氏がいなかったらできないことだ。そしてそのサポートチームは今いい感じにまとまってきていて、各自適切に判断して動いてくれている。このコミュニティビルディングについてもそれだけで話せるテーマ足り得るが、その重要性を感じ取ってもらえたと思う一幕もあった。

お弁当が超美味しかった

なんだか至れり尽くせりでして、老舗のお弁当も大変美味しゅうございました。ごちそうさまでした。ダイエット中だけどありがたく全部キレイにいただきました。実にセンスのいいチョイスだと思います。

へらぶな釣りというスタイルへの先入観を取っ払った提案

こんなに楽しい釣りをほっとくのはもったいない。

いきなり正式なお作法から入る必要なんてない。釣りのスタイルなんて、時代や環境によって変わっていくものだ。だから、へらぶな釣りが持つ構成要素を分解して、最小限に組み直すという試みをしてみる。すると、いまひだ池でやっているレンタルキットになるというわけだ。

これが、こどもを釣れてきたお母様にウケが良かったりする。これは意外な発見だった。

さて、イノベーター理論というマーケティングの基本的な理論がある。へらぶな釣りはすでに衰退期に入って久しい。新たに参入する業者は少ない。残りを延命しながら出口戦略を、、、という時代に入っている。底をどうにかして部分的に若返らせ、延命、あるいは違う形での活用、ということを考えているよ、という話をした。だから潜在ニーズをつかんで新規顧客層を作るのが急務だったのだ、という結論。

衰退期に入っているジャンルを若返らせるには、という話

データから推測し、予測が概ねあたっているというマーケの話

ひだ池の集客をどうするか、を考えた三年前、すでにここまでのシナリオは描いていた。データを集め、簡単な範囲で分析すると、かなり期待できそうな仮説が湧いてきた、ということだ。当時は仮説段階、取り組みはじめの段階だから実績として語るにはあまりに脆弱ではあったが、そろそろこれは実績としてどこに出してもいいだろう、と考えている。

それで今回の話になった。取り組み方を工夫すれば、ある程度の成果は期待できる。それを知ってもらい、行動に移す勇気を持ってもらいたかった。

ちなみに、手法としては基本的なマーケティング手法なので他の池でも応用が効く。ただ、ひだ池はひだ池だからこそできたという部分はあって、他の池でやるとしたら別の切り口、別のシナリオが必要になるだろう。

謝辞:怪しいSEがいい仕事してた

講演のスライド送りや補足解説でのアドリブで動画やサイトを表示してくれたり、ほとんど打ち合わせもできなかったのに本当に絶妙な仕事ぶりをしてくれた怪しいSE(でかい)君には大変お世話になりました。ちょっと最寄りまで送ってもらうつもりが食事までごちそうになってしまい、恐縮の至りですわ。

あれ…どんどん色んな人に借りがでてきていって、プロ奢ラレヤーみたいになっている気がするな???

で、講演の直前、こっちを「笑いこらえてんなこいつ」という目でニヤニヤしながら見てくるのを「笑いこらえてんなこいつって目で見てきてんなこいつ」という視線で応え、「笑いこらえてんなこいつって目で見てきてんなこいつって目をしてんなこいつ」というアイコンタクトで返してくる、それを…という無限ループで牽制し合うという無駄にハイコンテクストな遊びが発生していたことを正直に白状します。ああいうのはやめろwww

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