サイトアイコン P-squad Magazine(旧ドブログ

チンタ釣りで117枚達成!浜名湖・新居海釣り公園【堤防かかり釣り】

(この記事にはPRが含まれるうえに、混じりっけなしのうちPダイレクトマーケティングです)

年末になると大挙してやってくるチヌの子、チンタ。浜名湖ではアサリの食害が問題になるほどチヌがどんどん増えているという。それを裏付けるかのように新居海釣り公園には水面から沢山のチンタが見える。

今回はP班メンバーを招集してこれをかかり釣りスタイルで数釣りし、腕を磨こうということで企画した。去年は単独釣行で80枚だった。これを超えて、あわよくば三桁を達成したい。流れは読めているので、オキアミ半枚、シラサエビ3杯で勝負。

もともとは三重方面で直近釣れている筏に行って、今年の総決算とばかりにガチるつもりだったが、予約が取れなかったので浜名湖の数釣りをガチることにした。それで、同行者には色々教えてあるので、当日はソロと変わらない勢いで集中させてもらう条件で同行してもらった。

まず上様を迎えに行く。

着いたで~(LINE)

んー、ん?あれ?寝てる?しばらく様子を見て、潰れた悪徳サラ金の鬼上司くらいの勢いで電話を鳴らそうかと思ったら、出てきた。

「寝てました!さーせん!」

「大丈夫。織り込み済み。まだ時間はたっぷりある」

次にリトル門脇くんを迎えに行く。

「もうすぐ着くからLINE入れてやって」

「ありゃした(ポチー」

出てこんやんけ!

「寝てました!さーせん!」

しばらくしてドタバタと、病気みたいな名前のアパートから道具を担いで登場。

正直言って、釣りの直前にちゃんと眠れる二人が羨ましいと思った。わしゃなかなか寝付けないんでね…結構それが悩みだったりする。

2番上側に入る

比較的流れが緩いことが多い2番堤に入る。大潮だと逆に強い流れが発生しないことが多いと思う。風は例によって強い。冬の浜名湖の強風は常時5~6メートル以上がデフォだと思って諦めるしかない。

風と潮に強いタックルといえば間違いなくこれ!

ロッドは NSR ASRA MAX 160F2、ラインはSTARCRAFT Xtreme IKADA 1.2号。どちらも私が販売支援しているアイテムで、自信を持っておすすめしている組み合わせ。

これがF2のカーブ。F2自体、細身で軽量、繊細なロッド操作が可能なので、微細なテンションコントロールや誘いにもついてくる。細いラインに合わせて設計されており、中小型の数釣りや潮、風の強い場面で活躍する。水面にラインが長く露出する堤防かかり釣りでもそのデメリットをかなり打ち消してくれる。しばらくD1でも釣りをしてみたが、この日のような小型狙いはやっぱりF2のほうが適している。つかめる情報量が桁違いだ(もちろん40センチ級以上を狙うならDモデルが最適)。

Xtreme IKADA 1.2号はそれに組み合わせるラインとしては最上と言えるアイテム。細さによる不安定さを補う適度なハリを敢えてつけていて、操作性が良い。そして引張強度も従来品の125%。安心して使える設計だ。細身のため、風の影響も減らすことができる。

即完売、二回目の入荷もよく売れました

このXtreme IKADAは店頭販売なし、現状はSTARCRAFT公式サイトの直販もしくはTeam ASRAメンバー向けの直販でしか手に入らない。それでも国内だけでなく香港のファンからもオーダーが入るほどの人気だ。

レースの開始

左から上様、自分、リトル門脇の順に並んで釣座セット。準備している間に先行した上様はカサゴやフグの出迎えもありつつ、チンタを釣り上げる。

釣り始める前からポイントには無数のチンタが集まっていることはわかり切っているので、探りと言うより一発目から掛けに行くスタート。1.5号おもりのシラサエビ落とし込みでいきなりヒット。去年同様に、シラサで連発するときはダダダッと数が伸びて、3~5枚も釣ると落ち着いてくるのでオキアミに変更ししっかり食い込ませる釣りに、そしてまたアタリの勢いが弱まったらシラサエビに、の繰り返し。

それでも食い込みが弱いと感じられるようになったら別うちダンゴで活性を高めていく。

途中から西風が強く、その後はずっと釣座の右方向から風が吹き続けた。

リトル門脇くんが最初苦労していて、釣果が伸びない。アタリがわかりやすくなればとASRA D1を貸し出してみるが、なかなかうまくはまらない。F2を使ってもらったら直後にヒット。またD1に持ち替え、残り半日を頑張って釣果を伸ばしていった。敢えて手取り足取りしなくても、自分なりに攻略法を見つけたようだ。

上様はフグに苦しめられながらも淡々としたペースで釣っていく。

水面までが遠いので穂先は下げたほうが釣りやすい

一方私は正午の町内放送メロディーまでに60枚を数え、100枚釣果が見えてきた。明らかに去年より上達している。

折返しからペースアップ

シラサエビの残りを確認する。今回はまったく撒かずにサシエオンリーで攻めているが、ちょうど100枚釣る頃にはあらかた使い切るだろう、というペースになってきたが、敢えて温存する必要まではなさそうだ。それよりも早い時間帯に100枚に寄せていきたいので、連発する限りエビを連投する。

ダンゴ釣りも少し試したが、水深が浅く潮と風が逆のため食っていてもアタリが出にくいし、時間がかかる。この日は落とし込みを続けることにした。

3時前に100枚達成

もちろん良型と死魚以外はリリースしましたよ

80枚通過後はシラサエビを中心にペースアップを図り、目標達成。その後はダンゴ釣りをやるなどして気ままに釣りをして4時前終了の117枚。

微妙なアタリを取る面白さがあるが、さすがに一日中本気で数釣りするのは大会とかでもないのに何度もやるもんじゃないなと思った。疲れた。翌日の腰痛、筋肉痛がなかなかきつい。

ダンゴ釣りを始めた思い出の釣り場でやりきった感

NSRを持つどころか、まだチヌをまともに釣ったこともそんなになかったこのブログを始めた頃、この新居海釣り公園はチヌを手軽に狙える期待値の高い場所と考えて通いこんでいた。さらに言えば、小学生の頃父親によく連れてってもらった釣り場だ。当時はサビキ釣りをするなどした程度だが、ダンゴ釣りでチヌやサンバソウを釣っているおじさんを垂涎の目で見ていた。

ドラクエ5のタイムリープしてイエローオーブをすり替えに行くエピソードのように、4番堤あたりで雨の中カゴカキダイやヒイラギあたりに翻弄されている少年うちPに出会って話しかけられるとしたら、私はどんな声をかけるんだろう。

祖父が生涯最後に釣り竿を持ったのも、この場所だ。3月に釣りの素人でしかない我が家の道具立てではまともに釣りにならなかったが、釣り方がどうだとかそういうことは一切言わず、ただ竿を持って座っていた。きっと竿を持って釣り場に立てただけで嬉しかったんじゃないだろうか。

そんな場所でいい釣りをした、というのは格別。

これ以上たくさん釣るというのを目指すのもただ疲労がたまるし、これだけ釣ったことがあれば経験としてもう十分だと思うので、今後浜名湖でチンタ釣りするときは程々にしようと思う。

メンバーもそれぞれ十分な釣果があり、いい締めくくりとなった。

モバイルバージョンを終了