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初心者を筏に乗せるということの難しさ

先日、若い船頭さんコンビが活躍している「筏釣り海香」さんにおじゃましてきた。

結果からいうと、チヌの顔も気配も見ることができず、事情により2時の早上がりということで最近釣れている時間帯の勝負は叶わなかった。非常に残念なことではあるが仕方ない。海香さんの名誉のために記しておくと、この日もその後釣れたようだし、なんなら翌日は良型を二桁で大爆発していたwくそっ!w

さて、今回海香に釣行したのは、C☆MAXでもとりわけお話する機会が多いツネさんに相談した結果の選択である。気にはなっていたところだけに、いい機会だったし、船頭さんコンビとも色々興味深い話ができてよかった。

女性も楽しめるかかり釣り、とは

で、なぜ今回は海香だったのか、という話であるが、実はこの日は女性アングラーにかかり釣りを体験してもらうツアーだったのだ。小生、SNSもYoutubeも男性ファンが98%、当然こんな場末のクソブログなんてご存知のようにほぼ混じりっけなしの男の男による男のためのドメインなのであるが、珍しいこともあったもんである。

とにかく、計画するにあたって場所の選定には気を遣った。やっぱり女性アングラーにかかり釣りを体験してもらうには、どうしたってトイレ問題や諸々の自由がきくかどうかがつきまとってくる課題である。その点、船着き場や筏のトイレがきれいで設備がしっかりしており、筏も足場が良く、初心者歓迎の雰囲気を出してくれている渡船ということになる。

しかも、希望すればトイレ休憩のために迎えに来てもらえるのだそうだ。そういう渡船屋さんをいくつか知っているが、燃料コストを費やしてもそうした配慮をしてくれるというのはすごくありがたい。そういう意味では海香では慣れてきたらカセを選択するのもありかもしれない。

サービスとしては非常に満足度が高かった。

いいアドバイスをくださったツネさんに感謝!ありがとうございました。

釣れない中でベーシックを学ぶという難しさ

今回のゲストは釣り自体はとても楽しんでくれた。ただ、チヌの気配もなく終わってしまったのでたいそう悔しがっていた。

さて、ここが今後かかり釣りをエンジョイできるかどうかの大きな分かれ道なのは間違いない。たぶんソロだったり、理論的に釣りを組み立てる経験をしていないと、何が何やらわからないまま運任せの釣りを繰り返し、やがてその報われなさ、散財感に疲弊してしまうのである。かかり釣り初心者離脱あるあるだ。

懸念してはいたが、やっぱり乗っ込み初期は入門する時季としてはちょっとシビアである。本当はある程度イージーにアタリを出せるであろう秋に計画していたのだが、スケジュールがなかなか噛み合わず、度重なる延期の末に割と無理やりねじ込んだのがこの日だった。

釣れる可能性はラスト1時間の勝負で気配が出てくる可能性は3割程度と予測している、と事前に伝えていたが、残念ながらその見立ては概ねあたっていたと思う。

そして場所や日のむらが激しい早春において釣れない日にあたると、釣れなかった理由について色々考え出すものである。

結局この日は「水温が低いままなので夕方のワンチャンスしかそもそも成立し得ない可能性が高いし、大潮なのでその時合も短そうだ」という感じなのだが、これを集魚力不足などとダンゴのせいにしたり、餌のせいにしたりと余計なことを考え込んでしまうケースがかなり多いのではないかと思う。

ありがたいことに、彼女の士気は高く、こちらがあまりの期待値の低さにウドン食って鼻水垂らしながらヘラヘラしていた一方で最後までダンゴをきっちり握っては風の中でラインテンションを狂わせないように粘っていたし、次こそ釣りたいと話していたので、この日に学んだことをベースにまた頑張ってもらえれば、と思っている。

次こそ釣らせてあげたいな。

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