9月のCMAX釣行会は三重県のフィッシングセンターマンボウ。NSRユーザーの先輩である「ぐーたんフィッシング」さんのホームである。今回は数も型も出ると評判の?当地にて開催する運びとなり、以前から行ってみたかったため喜び勇んで参戦してきた。
前日に急遽予定が入りバッタバタに
いつもは前日夕方にエサを一通り買い込んで、スーパー銭湯に行って、食事して仮眠して…からの出発になるのだが、急遽段取りの変更があり、ゆっくり休むどころか興奮して眠れなかった。これがまずかった。
しかも、昼過ぎに買い込んだエビのブクが夕食時に電池切れしていたことに気づくのが遅れ、6割位が死んでしまった。やむなく道中で買い足して正味4杯分くらいを持ち込んだ。準備としてはこれで万全だったのだが、あれやこれやで到着後もほとんど眠ることができなかった。これもまずかった。
ぐーたん姉貴のいつものカセに当たり、幸先良いかと思われ
「そこ、いつも私が乗ってるカセだよー」
なるほど、そうだったのか…じゃあ、というわけでもないが、たくさん釣っておきたい。
撮影機材を設置し、早い段階で使うことになると思われたのでダンゴも釣り始める前に作り、実釣開始。
この日もNSR ASRA MAX 160F2にXtreme IKADA #1.2の鉄板タックルだ。
ダンゴはうちP式NSD(釣り遊の5kgヌカとカインズホームの左官用砂)、エサはオキアミ1/16、サナギ、コーン、シラサエビ4杯。最初から型より数を狙った装備となる。
まずはシラサエビの落とし込みからスタート。初手から餌を取られる。取られ方もいい。チヌだと思える。3投目で難なくヒット。ここからしばらくエビの落とし込みで続けて3~4枚釣って、フグがうるさくなってきた。周囲はまだまだ落とし込みタイムだったが、ここでダンゴ投入を判断。そのまま底でチヌを掛けるが、その後ヘダイがヒット。ヘダイをわかせてしまうことを警戒してここで落とし込み主体の釣りに変更したが、この判断というか、その後の展開でダンゴの量が不足していたことに気づいていなかったのがまずかった。
無理もできないし、釣れないしで悪循環に
周囲もペースダウンしているように見えたのでついそれに乗ってしまい、消極的な釣りになってしまう。さらには、無風、高湿度、高温の三重奏で寝不足の体を責められ、とてもじゃないが続けて集中することができない。食事休憩を長めに取りながら、だましだまし釣りを続ける。
しかし時速1枚程度のペースになっていってしまい、15枚でパタッと釣れなくなってしまった。潮が止まったからだとまた休憩に。70メートルほど先で黒河アドバイザーがボコボコ連発しているのを見ても、しんどくてそれ以上よく観察することもせず、ただ時間が過ぎていく。

潮が動き始めても全くだめだと思いこんでしまい
午後になるとようやく少し風が吹き始め、体力的にもなんとかなりそうだと思えた。チヌさえ入ってきたらボコボコ釣れるだろうと期待してシラサエビの落とし込みに終始する。この判断もまずかった。着底後の置き直しで底から少し切ったタイミングで穂先を叩く反応があるのを、ヒイラギのいたずらだと判断してスルーしていた。
しかしこれが実はことごとくチヌだった、と気づいたのは納竿30分前である。
慌ててダンゴ釣りからの早抜きに切り替えて挽回を期す
小さく、硬いダンゴを握り、シラサエビを包んで落としていく。着底直後のダンゴあたりがちょっと落ち着いた頃合いでテンションをややオーバーにして、早めに抜きにかかる。そしてエサを底から30~40センチほどゆっくり持ち上げていくと、高確率で穂先を押さえ込む。
なんだ、いるじゃん!!
ということでここで5枚ほど追加することができた。本当に最後に気づいてまだ良かったと思うべきか。あるいは、もっと早く気づいていればこの5割増か2倍くらいまでは期待できたんじゃないか。そう思うと実に悔しい釣りになってしまった。
チヌが底を切っている理由は一般的に色々考えられるが、この日はなぜだったんだろうか。底にエサ取りがべったりいて入れないというわけでもないし、なんならエサ取りも含めて底ベタはとにかく静かなものだった。水温?塩分濃度?結局調べるところまでやらないと答えはわからないが、とにかく綺麗に魚がいる層といない層が分断されているということがわかった。
今後は底ベタに長時間固執せずに、アタリが遠いと思われたら横方向だけでなく、縦方向も広く探る視点を忘れないようにしたい。
結局21枚で終了

写真にはヘダイが一枚混ざっております。ところで、イシモチは生まれて初めて釣った。
最後の方は気力で釣った感じ。どうにか20枚を超えることができてよかったが、釣行会参加者のなかでは中盤かそのやや下くらいの釣果だったようだ。トップは黒河アドバイザーの90枚、次点でトシミツ先輩の60枚とちょっと異次元の数字が出ているのでそこは参考にしようがないとして、だいたい30枚くらいの釣果だったようだ。最近調子が良かっただけに、そこに乗っかれなかったのは悔しい。
食事会は健康上の不安から欠席して離脱。鮮魚特急と化す
恒例の食事会は帰路のしんどさを考えて遠慮することにした。いつ寝てもいい状態にしないともたなかった。
そして釣った魚の一部は仲間からのリクエストがあり持ち帰った。後日、シャレオツな料理の写真が送られてきた。少し気がかりだったが、チヌには臭みがなく美味しかったそうだ。やっぱり食べるならこのサイズか、30センチ程度くらいのが美味しいと思う。
今度は自分でもマンボウのチヌを食べてみようと思った。
皆様お疲れさまでした。