NSR式かかり釣りの初歩の初歩を若手アングラーに共有していくP班かかり釣りセミナー。門脇くんが先日大住渡船で彼の先輩と全く引けを取らない13枚(全体合計40枚)の釣果だったということで、急成長中??
少なくとも、もはやいっぱしのかかり釣り師である。もう単独釣行してもちゃんと釣りになるし、釣果も出るだろう。
そしてかかり釣りに興味を持っているへらぶな釣り仲間のNくんも参加。初めての渓流ルアーでもイワナとアマゴの両方を仕留めるなど学習能力の高さを見せたが、かかり釣りも初めてなので色々と段取りから学んで…というところだ。しかし、なんと彼はしばらく仕事の都合で釣りどころではなくなったという。ちょっとさみしくなるが仕方ない。ともかくこの日一日楽しんでもらうしかない。
というわけで、こんな事を考えてますよ、という話をしていたら黒河アドバイザーが「それ俺も行きたい」と参戦。門脇くんにとっては動画で見ている名手から直接教わる大チャンス。そういうことならぜひ「やま栄渡船」での釣り方を、ということで釣り場も決定。
しかし、シルバーウィークで混雑。我々は本命と目された大村ではなく、春先のポイントである小田の浜の筏が割り振られた。これは厳しくなりそうだ。

筏に乗ったら黒河アドバイザーによるダンゴの作り方講座。門脇くんが熱心に聞き入る。

彼はインストラクターの釣りを見るのも初めてだし、教わるのも初めて。だから、状況によっては難しい釣りになるリスクを承知で最も技術が学べるであろうやま栄渡船を選んだ。さすがにちょっと今回はハードすぎた気がするがw
激渋!気配がない!
今回もNSR ASRA MAX 160F2にXtreme IKADA #1.2のテクニカル仕様。NSダンゴに、いつものオキアミ、サナギ、コーン、シラサエビ。
開幕からチャリコなどがポツポツと竿を絞るが、状況がなかなか変わらない。前に投げてみたりもするが、まるで釣れる気がしない。
そうこうしているうちに黒河アドバイザーがチヌを見つけては釣っていく様子が見える。
この日はどっちかというと交流の意味が強いので、あくまでのんびり構えていたが、思っていたよりシビアな状況になってしまった。最初こそ雑談しながらやっていたが、いつの間にか熱中してしまう。
エサ取りの騒がしさを見ながら、ただ、淡々とダンゴを入れ続ける。だから釣りに関してそんなに書くことがない。Nくんはカワハギやアジを釣り上げ、初めてのかかり釣りとしての基本動作は問題なくできるようになっていた。ダンゴもすぐ握れるようになったし、器用だ。
しかし、事情で次の釣行は数年先になるとか。惜しいなあ。
2時をまわりようやく潮が逆転し、それでもダンゴに取り付く気配がない。やむなくダンゴから抜けたあとじわじわと送り込んでいく。
3時頃ようやく釣果が・・・

やっと、やっとである。

サイズは小さいものの、どうにかこうにかして釣った、という感じの一枚だった。その後もあれこれと粘ったが自分にはどうにもできず、終了。
そんな中、黒河アドバイザーは8枚のチヌを手中に収めた。一体どうやって釣ったんだろうか???
今後に生きる一日

この日最大のテーマである門脇くんと黒河アドバイザーの顔合わせはとても有意義なものになったようだ。釣れる釣れない以上の収穫を得られたようで、満足げだった。次回の釣行ではぜひテクニックを駆使してチヌを釣り上げてほしいし、自分も釣りたいw
翌日も早朝から仕事という多忙さにも拘らず、釣行に来ていただいた黒河アドバイザー!この場を借りて改めてお礼申し上げます。