いやー、しんどかった!w
まずエビの問題である。購入予定の店舗ではすでに完売。やむなく他店でシラサエビを3杯購入したらこのざまである。予約するというクレバーさが私にはなかった。

「一杯」という単位が通用する世の中ってのは、店による大きな差がないことが前提だと思うんだ。名古屋でポピュラーな量販店だとこれ600円分くらいだと思うんだけど、こちらでは880円*3なんです。流石に差がありすぎ。そりゃ一杯という単位で何グラムに設定するかは店の判断だし勝手なんだけどね。
それにしてもきついわこれ。前もそうだったけど、なんかの間違いだと思ったよ。でも間違いじゃなかったんだね。凹むわ。これじゃダンゴに混ぜて釣れ釣れタイムを演出することができるのはせいぜい30分くらい。
かといってバンバン追加で買うほどお金に余裕があるわけでもないし、そこまでしてたくさん釣ろうとも思ってない。あるものでやるしかない。幸い数は出ているそうなんで、アケミ貝をまきながらオーソドックスなダンゴ釣りで組み立てていけばエビが少なくてもなんとか釣りになるだろうと予測した。出端をくじかれなんともダウナーかつ嫌な気分でスタートする。
くじ引きの結果流れの複雑なカセに乗る
潮が早いと言っても1.5号おもりでジャンプさせながら送り込むことができる程度で、ダンゴ釣りでもなんとかついていけると判断したが、最初の左向きの流れではロープに邪魔されて思うようにいかない。
やがて昼頃の潮止まり前まで全くアタリも出せず、ダンゴにもチヌがつかない。たまにアジやふぐが掛かる程度の状況だが、この潮で慌ててダンゴやエビを撒きすぎると収拾がつかなくなるのが怖い。
この感じだと今日は門脇くんに負けたな、と思いながら、どうにか糸口を探していく。潮が緩んできた正午ごろようやく一枚、25センチ位のチヌを釣り上げた。シラサエビをついばむアタリだった。

心配した暑さもそれほどでもなく、日陰さえ作ればどちらかというと涼しささえ感じられたが、これだけ釣れない上にエサとポイントに不安があるともうかなりメンタルが厳しい。寝不足で機嫌が悪くつい投げ出したくなるが、門脇くんをこちらから誘った上に勝負を挑まれている以上、手抜きして終わるのは失礼だ。負けるにしても、負け方というものがある。ちゃんと負けようと思った。
まだ勝てる、とは流石に思えなかった。なによりこの時点で内心は早く帰りたいとしか思っていなかったからだ。非常に機嫌が悪かったのだ。
駄目なりにのんびり遊んでいくか、という感じでもなく、淡々と釣りを続け状況の好転に期待する。3時前に潮下への広角でヒットしたがかなり角度がついていてフッキングミス。その後はうんともすんとも言わなかった。自分にはこの状況は釣りこなせなかった。おそらく相当離れたところにチヌがまばらにいるのだろうが、午後は特に潮が早い上に向きもコロコロ変わり、士気に問題があるこの日はもう打つ手がなかった。
時間いっぱいまで釣りは続行したが、各ジャンルを通してここまでビターな釣りも久しぶりだ。
帰着後
10人の参加でみんな釣れていた。20枚前後がトップグループ、5枚くらいがパラパラ、長寸は42センチだった。
次々と「釣れた?」
と聞かれるので、
「1枚」と指でサインを出すと大体
「ええ!?嘘やろ!?」
と意外そうなリアクションをもらえたのがせめてもの救いだった。つまり、他の人のカセでのイメージではもっと釣れてていいはず、という感覚だったのだろう。しかし釣りこなせなかった自分の技量の問題があることは間違いない。一応、むずかしいカセだったようで、それについても慰めの言葉をいただいた。ありがとうございました。
釣行会としては、全員安打達成ということで大団円だったが、12時頃のワンチャンスで釣ったチヌはかなり際どい一枚だった。スルーしていたとしてもおかしくない。自分のせいで全員安打達成を逃すかどうか紙一重だった。
確かに潮は早かったが、あの程度なら、潮が飛ぶから釣れなかった、ということはない。広角やダンゴの空打ちで平面的に攻めようにも方向性が定まらない不安定さが釣りを難しくしていたのだろう、と思うことにした。
門脇選手白星達成
リトル門脇選手はチヌ4枚だったかな?と40センチくらいの真鯛を釣って、良い手応えを感じていた様子だった。エビに関して言えばこちらと条件は同じなので、その中でうまく組み立てて釣ることができたのだろう。CMAXの先輩方の優しさに触れて感動していた。
次は体調と機嫌がいい時に同じ筏に乗ってしっかり勝負したい。

ラーメンを食べて、疲労困憊のため車中泊。朝帰りとなった。帰宅後一旦寝るが、仕事の対応の必要で叩き起こされ、バファリン飲んでヒーヒー言いながら雑務に追われる羽目になった。





