いよいよ本格的な鮎釣りシーズンが始まった。今年の5/31が日曜日であることを恨んだサラリーマン鮎師も多いと思う。その中でも6月を待たずに5/30~31で解禁した川もちらほらある。その中の一つが岐阜県の中濃地方にある津保川だ。
先日の付知川解禁2日目では手痛い釣りになってしまったし、本格解禁のタイミングではいい釣りがしたい。昨年の反省を踏まえると、やはり序盤でこけないことがその日の釣りがとても重要なテーマ。一匹目がはやくとれるかというのもそうだが、野鮎を3匹キャッチするまでの時間をどれだけ短縮できるかでその日の釣りが決定すると思うのでこれを中心的なテーマにしている。
しかし、漁協発表の情報によれば30センチ減水。水温は22度と悪くないが、ただでさえ水位の低い津保川の減水は厳しい。釣れるポイントは深場か、流れの太いところに限定されそうだ。ある程度解禁祭りが落ち着いたであろう付知川と迷ったが、水温がより高く、また同日に和良川も解禁するため津保川はそこまで強烈な混雑はないだろうとふんで津保川に出かけることにした。
静かすぎる朝
津保川にやってくると、解禁日だというのに人の気配がない。本当に解禁日なのかと不安を感じながら車を上流に走らせると道の駅平成の上流あたりでようやく鮎師の姿が散見されるように。付知川の諒義氏からびっしり並んでいた様子からすると驚くほど静かな解禁日に見える。上之保あたりはさすがに入る場所があまり残らないくらいの人が集まっていたので一旦スルーして小那比川まで上った。いい感じの橋から川見をすると、小さい鮎がびっしり群れていて、盛んに食んでいる様に見える。
しばらく観察していたが、流れの緩い場所ゆえにスローテンポの泳がせで持久戦になると思われた。そこで私は目をつけていた富之保の桜並木に移動することにした。ここも沢山の人が入っているが、長良川の基準で十分上下の人と距離を開けて入ることができる程度の隙間は残っていた。
先行者に挨拶して入れてもらうことに。状況を伺うと群れ鮎ばかりでなかなかかからない、という。ごく浅く、フラットな場所で、そのフラットに群れ鮎がついている。対岸の際だけが少し流れがあり、膝くらいの深さがある場所もある。ここが本命のポイントになると判断してスタートした。ただでさえ群れ鮎狙いが苦手な私にとって厳しい環境。少しでも流れの或る場所の縄張り鮎を拾う可能性に賭けたい。
泳がせてみたが結局筋を絞って引き泳がせ
対岸の流れのチョイ手前にある群れゾーンを泳がせてみたがおとりが群れとシンクロしてくれない。15分ほどでこれを見切って流れと水深のあるところに差し込んでべた竿にすると、一瞬で反応が出る。読みが当たった!と思ったところ、ガガガと目印を叩くようなアタリが出る。これを逃がすと後が続かないので慎重に寄せて、ラスト3メートルで引き抜き。無事野鮎を確保。続けて同様に流すとほどなくして2匹目、3匹目がヒットする。ここで元気のいいおとりが手に入ったので泳がせてみると、自分から美味しいポイントに入っていき、小さいながら次の鮎を連れてきた。
5匹ほど確保したところで、久々の鮎釣り、かつシビアな環境で苦戦している同行者のSAYOちゃんに2匹ほどおとりを渡して、仕切りなおす。
やはり一旦時間が空くとこちらも仕切り直し、少し時間がかかったが同様に引き釣りと泳がせ釣りを切り替えながら昼までにどうにかコミ11匹。途中で連発するシーンもあったが、昼が近づくにつれ反応が薄くなった。時折、おとりが群れに向かって下っていき、その流れで群れ鮎をかけてきたが、やはり群れ鮎は小さい。12センチくらいだ。
ここで重要だったのは、群れ鮎にこだわらず、なわばり鮎がついている可能性のある筋を上下に30メートルほど特定してから、それをじっくり行ったり来たりしながら釣っていったこと。これがよかった。2年目の鮎釣りのテーマは歩きすぎないこと。それが少しできるようになった手ごたえを感じた。

昼からは迷走
板取川などと同様に津保川も鮎の絶対数が多い。あちこちにいるし、川がきらきら光る。ここならいいかなと思って入った場所ではまるでダメだった。そうして移動を繰り返しているうちにおとりが弱る。結局桜並木の下流に入るが、かからない。減水していて尖った岩盤が入った瀬では非常に釣りがやりにくい。
終盤の一勝負でようやく釣果あり
十分釣りに耐えるおとりの持ち駒がかなり減ってきて、3時過ぎ。西日が差してきた。ここがラストチャンスだと思って、入川する前に目をつけていたちょっとしたチャラ瀬の流心部。0.5号錘をつけてここを引き、やる気のある鮎を確実に取りに行くことにした。さっきまでまるで反応がなかったこの場所で立て続けに3匹が目印を引きずり、込み14匹ということで無事ツ抜けとなった。こんな日でも20~30釣れている人がいると思うが、聞くと結構10に届かなかったという声もあった。渇水は恐ろしい。
ということで15時半過ぎで納竿。ソロで釣行して体力に余裕があれば日没近くまでやったと思うが、解禁日だし、これで十分だ。何より先週から立て続けに仕事で体を使ったり、長時間勤務が続いていて疲れているので、ここが引き際。
去年のラストに板取川のフラットを攻略した経験が活かされる内容だった。いよいよ長良川も解禁したし、この調子で安定感を伸ばしていきたい。

タックルと釣り方
ロッドはシマノ 25トモアユ 85、水中糸はアーマード0.1号、中仕掛けはワンピースでフロロ0.8号。スティング4本イカリ6.5号。




