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腰を据えた釣りに重宝する自作ロッドホルダー

前打ちやルアーはあちこち移動する釣りだが、木曽川のハゼ釣りや敦賀でのレンタル手こぎボートなど、腰を据えて釣座を構える釣りも楽しんでいる。そうした動かない釣りでは、何かと道具が増えるものである。タックルボックスなども持ち合わせているが、なんやかんやでブッコミやボートなどの釣りでは写真の自作ロッドホルダーつき工具カゴが一番便利で活躍している。

水に濡れるなら濡れてもいい素材にすればいいし汚れも怖くない!

ご覧のような感じで、かごは大工さんが道具を放り込むのに使うようなスタックカゴで、1,200円くらいでホームセンターにて購入できる。中身はぐちゃぐちゃであれだが、メイホーのプラケースやら弁当やら小道具やらを適当に放り込んで適当に使っている。ボートに乗る時はもう一つ防水バッグを持参し、仕掛けなどはその中に入れている。ボートに乗ると飛沫を浴びたり、ボートに入り込む汚水で何かと汚れるものである。そこで、ある程度水をかぶってしまってもいいものであれば、この中に詰めてしまう。帰る前に中身を出して干しながらカゴを水洗いして雑巾で拭けばOKだ。

ポイントは塩ビパイプで作ったロッドホルダー

竿と道具類を運ぶのに両手が塞がっていては効率が悪い。竿は自作のロッドホルダーに4本まで収納する。やりようによっては16本くらいまで増設できそうだが常識的に考えてボートにしろブッコミにしろ使う竿は多くても4本までだろう。

ご覧のような感じでストレート管とT型ジョイントを組み合わせ、結束バンドでカゴに固定している。下にT型ジョイントをはめ込んでいるのは、延べ竿や投げ竿などリールシートがなかったり遠かったりするタイプのロッドではパイプに差し込んだ時にそのまま下に抜けてしまうからで、ジョイント部分の突き当りが竿尻を受け止める格好になる。取り付けの際などはカゴの持ちての可動部と干渉しないように注意したい。T型ジョイントを用いた理由はもうふたつあり、水やゴミがパイプに入っても横から抜けるようにしたいからというのと、横に結束バンドを受け止める部分を作らないとそもそもパイプが上手く固定できないからだ。ストレートパイプに穴を開けてバンドを通すのも考えたが、そういうのめんどくさいじゃないですか。

内側の部分は取っ手と干渉しないような長さにホムセンでカットしてもらい、これはカゴの底で竿尻を受け止められるのでストレートパイプのみ固定すればOK。大事なことだが、パイプの直径はお持ちのロッドの中で一番太いものに合わせるべきだ。理由は言うまでもないだろう。

ロッドホルダー、買うと結構高くないですか?

最近はクーラーボックスにつけるタイプのロッドホルダーの他にも、ルアー用のタックルケースに組み込むタイプのロッドホルダーも販売されている。なかなかに凝ったメカニズムになっているが、「効率良く運ぶ」ということを満たせるのならば塩ビパイプで作ればカゴが1200円、パイプは塩ビパイプ、結束バンド、カット代込みで4つつけても500円程度でできてしまう。一度作ってしまえばよっぽどのことがない限り壊れることもなさそうなので、長く使えるのではないだろうか。

サビキ釣りなどのファミリーフィッシングにも適しているだろう。空いた方の手で、あなたの可愛いお子さんと手を繋いであげましょう。良い休日を!

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