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浜名湖ダンゴ釣り釣果報告

今週は激務なんで毎日4時間弱しか寝ておらず記事執筆が遅くなった。先日の浜名湖釣行はいかにもダンゴ釣りらしい良い釣りになったので報告。

ちなみに、6月にダンゴ釣りを教わった神様もこの日の釣果ブログを書いていらっしゃるので、こちらのブログと併せて読んでもらうといい感じに二度おいしく楽しんでいただけます。

またまた海釣り公園でダンゴ釣り

ところで俺、中津川のOくんじゃなくて、多治見のOです。中津川在住だったらしんどくて名古屋まで毎日通勤でけへんwそれと、決して)でもないです。まあなんでもいいけどw

東美濃ナンバーってありえないダサさだし推進派のやってることはいろいろ問題だらけだから本業のサイトに意見ブログを書いていますのでそちらもよかったら読んでやってください。

小潮、10時満潮

上げ潮前半の時合をねらって未明に到着

夜中に出発して4時ごろ釣り公園に到着。途中、豊川のコンビニで気合を入れるためにモンスターエナジーを飲み、小腹がすいたのでカップ麺を食べたので気合十分だが一応日の出まで仮眠をとる。

5時半ごろ釣り座を用意する。今回はヘラブナ釣りで使っている釣台をしつらえて、その上にまたがって左手にクーラーボックス、その上に載せる形でダンゴのバッカン。釣台には竿掛けを万力で取り付け、手元に餌箱を置いた。写真で見せたほうがわかりやすいと思うが撮り忘れた。とにかく、クーラーボックスに座って足元に置いたバッカンからダンゴを取り出して、とやっていると腰に悪いので、荷物運びは面倒だがどうせ一日そこに座りっぱなしなので極力体を動かさず釣りができるように機能的にまとめておきたい。

ヘラ釣台をダンゴ釣りに使う人は見たことがないが、これが意外といい感じなのである。後述する突然の大雨にも、バッカンや濡らしたくないものは台の下にしまっておけばよいし、釣台の脚のでっぱりにゴミ袋をぶら下げておけば風で飛ばされる心配なく餌の空き袋や弁当のカラを放っておけるのだ。

緩やかな上げ潮が効いた時合い

まずいつものように0.8号PEラインにフロロハリス1.75号、ハリはサスガチヌ3号。このハリは使ってみると小さな合わせでもきっちり刺さる。そして程よい重量とサイズ感があるのであまり餌を浮かせたくないダンゴ釣りにはちょうどいい。重すぎても流し込みしづらいので、ちょうどいい。

食わせエサはブロックオキアミLサイズとサナギミンチ激荒を用意した。

ダンゴは紀州マッハ、コーンダンゴチヌをベースとし2.5㎏、米ぬか2㎏、押し麦400㏄をベースにして、激荒をぽろぽろと混ぜ込んで使った。

釣り始めからほどなくしてエサ取りの攻撃が始まり、オキアミ単体ではもたない。コーンオキアミにしてもあとがなかなか続かない。そこで4投目あたりからサナギオキアミで流し込んでいくと、反応から見るにオキアミが抜けてサナギだけの状態で潮下に送り込んでいったアタリでくっと穂先がおじぎ。すかさずあわせて鋭角な引きを堪能。

やや小さいが25センチくらいのチヌ。

一枚本命が釣れたので、そういえば今日あたり師匠もダンゴ釣りをしに来るのではないかと思ってLINEであいさつ&釣果報告。すると今から向かうという返事が来て、やっぱりなあwとニヤニヤが止まらない。

その後ポイントは巻き返しの緩い潮が上を滑ってきて二枚潮となる。ガン玉3Bでは食わせが不安定になるからかアタリが出なくなった。どうせもうすぐ潮止まりだから朝食をとることにした。

パンをかじっていると、隣のファミリー(午前組)が

「これこれ、あんまりおじさんのほうに近づいたら邪魔になるから」

ナチュラルにおじさん呼ばわりされたwいやいやお父さん、あんたのほうがどう考えても年上、、、、

満潮の時刻に師匠が登場

今日も火を噴くか神の鬼合わせ

先週にはアイゴに悩まされていたという師匠。ダンゴ材を作りながら近況報告をしあい、潮どまりなのでまったりと釣り座を構える。前回ご一緒した時はいいサイズのグレをビシバシ鬼合わせで掛けまくって、その多くをリリースするという余裕を見せT字提のドンと化していた。きっと今日も見せてくれるはずである。

まだ流れもほとんどなく、ポイントづくりの色合いが濃いダンゴを打っていく。

「明け方からしっかり餌打ちしてあるんできっとすぐに当たりますよ」

「なるほどね、今日はコーンオキアミに絞ってやってみるよ」

さすが、師匠くらいになるとデータ取りを兼ねて餌を絞って戦い抜こうという判断をするんだな、と感心していた。

すると突然左で鬼合わせ。さすがだ!!!でもこのタイミングで??上がってくる魚影はなんだか茶色い。。。。

「うわーーーアイゴじゃーん」

それでも釣り公園ではこのサイズの魚を釣れば無条件に人が集まってくる。衆人注目のもと、プライヤーでハリを外してリリース。

「いやーさすが、いきなり一枚とは仕事が速いですね」

「。。。。」

その直後、外目に陣取っていたお隣さんが立て続けに尺ほどあるヘダイをかける。今日はこれも釣ってみたいと思っていたのだが、虫エサに反応がよかったようで胴突きで釣っていた人に釣れていた。師匠はそのヘダイを締めてあげていた。こうやって功徳を積むとやっぱりあれだけいい魚がたくさん釣れるんだろうな、と思ってその様子を眺めていた。

それから自分はエサ取りのアタリしか出ず、ほとんどあわせるような動きが出ず渋い時間帯になる。

それから下げ潮に入ってきた途端、師匠はひたすらアイゴと戯れることになり、おまけに

ハコフグを見事釣り上げるというなかなか真似できないハイテクニックを披露。生きているハコフグ初めて見たかもしれない。

ゲリラ豪雨で床休め

やがて潮が動き出したが、南に暗雲。風が強くなってきてアタリが読めない。竿先を水面ギリギリまで下げてこらえるが、魚の反応があるのかないのか。中通しおもり3号に変えてしっかり底どりするようにしたがそれでもだめ。その刹那、一気に大粒の雨が降り出し、20人ほどいた釣り人は全員退去。15分ほどのインターバルとなる。

それで少しポイントが休まったとみて、再開するときはダンゴをつけずにオキアミだけで落としてやって潮に乗せてハリスを送り込んだら穂先が2センチほどキュッと入ったのでこれはグレっぽいなとあわせ。隣で釣っていたファミリーの小さな女の子が応援してくれる。

きっちり仕留めました。(あっちのブログでは雨の前に釣ったような流れになってますが、雨の後です)

「いやー、おかげさまでよく釣れますわ!」

師匠はかなり積極的にあわせを入れるタイプだが、なかなかヒットに持ち込めていない様子。たまにヒットしたらアイゴという状況に悶絶して、このままいくと本命ゼロで終わってしまうのではないかという焦りが出始める。その時時計は16時過ぎ。

「サナギのほうが釣れるんじゃないかなあ、今朝釣ったのもサナギだし」

「オキアミが抜けてもコーンが残ってるから、これで数分粘ってやると意外とチヌが食ってくるんだ」

「へえーなるほど、そういうもんなんですか、なるほどなあ」

まだコーンで釣ったことがないので勉強になる。その直後また師匠がアイゴを釣る。隣の女の子が

「また大きい魚だーすごーい」

「おじちゃんたちね、勝負してるんだ。この魚を釣った数が少ないほうが勝ちなのよw」

「少ないほうが勝ち?なんで?よくわかんない」

「あれ釣ってもうれしくない魚なんだよ」

「そうなんだー」

恨めしそうにハリ外しをしている師匠。

「総重量では勝ってるから」

ちょっとよくわからない。

時合い到来 やはり夕方に一日の結果が出る

少し日が傾いてきたと感じたころ合いで師匠がヒット。先日失った筏飛竜の代替としてメルカリで購入したという飛竜(先代)はきっちり弧を描いて魚の重さを受け止めている。

グレである。ただし、胸への擦れがかりである。

「やーっと一枚釣った」

「うちの業界じゃそれ釣ったことにならんのですよ」

「獲物はいずれにしろ食うから一緒一緒」

まあ確かにね、、、

その後連続で師匠にヒット。

「おじちゃん大きい魚釣ってるねー」

と隣の女の子。

「あれまたアイゴ釣ってるんだよ。うまいよねえ」

と煽っていたら

「ちがうわ!!チヌだわ!!ほら!!!銀色じゃん!!」

「くわーああああああやられたあああああ!!しかもいいサイズ!!」

「これは逃がしたくない!!逃がしたくない!!たも!お願い!」

悔しいが見事な魚体のチヌである。銀色の幅広ボディが水面下でひらを打っている。タモ入れを手伝う。

「逆転だな、ハハハ」

「一枚スレじゃん」

これは燃える。絶対にもう一枚釣ってやる。というか、釣れる自信があった。

「サナギで食ったよ。激荒を撒いてるのが効いてきたんだね」

「あれ?コーンオキアミで通すって言ってませんでした?あれ?おかしいな??」

「三味線だよあんなの」

百戦錬磨の大人ってこういう都合のいい生き物なんだよな、と目を細めるのであった。

サナギ餌で攻めるとチヌの反応

実際こちらもオキアミでは釣り切れずミニマムサイズのクサフグがかかる状況になってしまい、釣ってしまうたびに左から

「うっわーフグじゃん うまいなあ」

と煽られる状況だったので餌を変えてサナギで底を転がしていた。すると明らかに穂先が絞られるアタリが来た。しかしこれは見送ってしまう。これはチヌだったな。これまでヘラブナ釣りで底釣りのメカニズムを勉強してきた俺は全く動揺しなかった。あわせのミスでなく、単なる見送りなら魚はまだそこにいて、次にまた食ってくると。

もう一度同じように流し込んでやると、やっぱり同じ場所でくくっと穂先がお辞儀する。狙い通りなのであわせも完ぺきに決まった。

今回はタモ入れしてもらい、ゲット。精悍な顔つきでいかにもおいしそうじゃないですか。

「これで勝ち越しですわ」

その後ダメ押し?にうっかりタカノハダイを釣り上げて終了。

くちびるキモイな。。。

ということで、6月にダンゴ釣りを教わってから数度のチャレンジでここまで上達できたのは師匠のおかげです。ありがとうございました。しかも釣果で勝ってしまって申し訳ないw

子供のころから浜名湖の「クロ」にあこがれてきたけど、こうやって釣れるようになって本当に今年はいい経験をさせてもらってます。

きっちり餌打ちをして時合いになると釣りこんでいくというダンゴ釣りの教科書のような一日。二人でこんなに楽しい釣りはないね、と話して満足して片づけましたとさ。

終幕

「タカノハダイ食うの?おいしくないよ」

「昔若狭で釣った奴は普通に行けたし試してブログのネタにしようかなと」

~翌日のLINE~

さばいてみたけど臭すぎて無理>

<ご愁傷さまです

ぬめりが臭くてまな板、包丁、両手が耐え難い悪臭を放つ。試食する気にもならなかった。タカノハダイ君ごめんね。

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