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セントレアりんくう前島、9号地ウキフカセダブルヘッダー

知多方面の友人と会う約束をしていたがその前後で釣りをしようと目論み、まずグレが釣れているという常滑りんくう前島に初めて出かけてみた。

さすが知多有数の釣り場、人が多い

若潮午後のクソ潮に翻弄される

予想はしていたが、釣り公園にはずらりと人が並んでなかなか入る場所がない。どうやら石積みにはそこかしこにあるハシゴで降りられるようだが一人でウキフカセの荷物を上げ下ろしするのも億劫なので、石積みの無い北側に入った。

ウキフカセのセッティング

竿は多治見のたっくれっとで買った中古のシマノアルファズーム磯1.5号の5.3。道糸2号、ハリス1.5号、ウキはBの1番、ハリはグレ5号。

エサはエサもちイエローとオキアミM。コマセはグレG9半分とオキアミ1.5キロ、パン粉1キロ。

完全にグレ狙い。コッパの姿が見えるまで辛抱だと思い、打ち続けるが魚影はコマセを雑に食む巨大なボラたちだけ。結局この日はミニカサゴ二匹で終了。虫餌のちょい投げではセイゴやクジメがポツポツ釣れていたようだ。

グレの活性が上がる潮ではないが、チヌもこのプレッシャーではダメだろう。

となりのフカセ師に話しかけて釣りの邪魔をしてしまったけど、聞けば九州出身とのこと。話を聞くとやっぱ愛知県は極端に難しい釣りになるという。正直名古屋、知多でコンスタントにチヌを上げられるならかなりの玄人なのではないだろうか。閉鎖型で水深も浅く、潮通しのいいポイントが少ない地域なのであらゆる要素を熟知しないといけない。

ちなみに、ボートから沖にせり出したパイルなどを狙えば40センチ級は結構簡単に釣れるので、湾内の魚影が薄いというわけではない。岸壁から届く範囲にチヌが入るタイミング、食いが立つタイミングがやたらシビアなんだと思う。

酒盛りした翌日、帰り道で9号地に立つ

エサがまだ残っているので、不足分をフィッシングいとうさんで購入し、今度はチヌ狙いに絞り巻き返しポイントに入る。

セッティング

さし餌はオキアミ、エサもちイエロー、激荒サナギコーンと、名古屋港ふらりパターンとしてはかなり贅沢。

コマセはチヌベスト白、オキアミ、激荒をブレンド。かなり高タンパクだ。普段はもっと質素なコマセでも時合さえ合えば十分釣れるチャンスはあると思う。ただ、チヌベスト白、安価なのはありがたいがバラケが早いので、チヌパワーなど粘る餌か、エサ取りさえ静かならアミエビを入れて練りこんだ方がよさそうだ。その場合は激荒までは入れなくてもよさそうだが、どうだろう。

上げ終わり少し前から入釣

若潮特有のダラ潮なら流れ込み、払い出しが明確なところに絞るが、中潮満潮前後ということでそれなりに潮通しの良い流れの合流部から巻き返しの水が入ってくるポイントに入る。緩やかに左へ、あるいは右へと時々流れの方向を変えながらだが、満潮までは手前に返してくる流れもあり、潮受けからまん棒をつけて20メートルほど沖側を流れる横の流れにハリスを潜行させるようにした。

エサ取りも静かで、時々いいサイズのハゼがかかる。

このサイズがコンスタントに狙えるのならハゼ釣りに来てもよさそうだ。ちなみにオキアミを食った。虫エサが触れないなら、オキアミで釣るというのも成立するのではないか。そりゃ石ゴカイには負けるだろうけど結構オキアミで釣っててもタナを底に取ると思ったより釣れるものだ。シロギスも同じようにオキアミで釣れてくることは珍しくない。

エサもちはともかくとしてオキアミを釣り餌に転用するアイデアを考えた昭和のどっかの水産加工会社は天才だと思う。

満潮潮止まり直前、なぜか潮がいい感じに。

ウキがズバッと消し込む走りアタリ

間違いなくチヌと確信した瞬間の興奮!

やや這わせぎみに何度も流して行くと、やがて潮がいかにもいい具合にさし餌を送り込んでくれる感じになった。そのタイミング、もし釣れるならそろそろかなと思ったところでウキが一気に海中に引きずり込まれた。

間違いなく何かしら大きい魚のアタリなのでしっかり持って行ったのを確認しつつやや送り込んでおもむろに合わせ、そこから一気に重みを胴に乗せる!

ガツガツと叩きながら横走り。不意の重量感に思わずドラグを緩める。間違いなくチヌだ!

障害物もないので落ち着いてためると、やがて手元に寄ってきたチヌがその横っ腹をギラリと見せつけながら首を振っている。チヌ釣りはこの獲物が見えた瞬間が最高に気持ちいいのは自分だけではないはずだ。チヌを釣ってやった!という興奮と征服感。あー、低気圧で眠いけど時合いまでに実釣に入ってよかった!

よく肥えた43センチだ。申し分ないプロポーション。クロダイって何でこんなにかっこいいの!

さて食ってみるよ!名古屋のチヌ!

このブログで最も人気のある名古屋港のチヌは食えるのかどうか問題のネタが都合よく上がってきたので、キープすることにした。前は夏場のもっとイカつい老成魚っぽいチヌで身がスカスカで旨味もクソもなく、ただボンヤリと臭みがあったので食うもんじゃないと思ったものだが、これは肉厚もよく、ボディからも悪臭がしないのでいけそうだ。

名古屋港の釣り方は自由だが先行者には配慮したい

新舞子など配合エサ禁止の釣り場もあるが、そういう制限がない場所でも先行者の釣り方には配慮したい。特に落とし込みや前打ちの先行者の真横でダンゴやコマセを投げるのは慎みたい。ウキフカセの場合は基本的にここと決めた釣り座から左右10メートルくらいは占有するものだということは押さえた上でポイントに入ろう。

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