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釣りと仕事と自分語り

仕事はウェブコンサルティングを中心にした何でも屋さんで、製造業とか飲食業とか印刷業などに関わっている。それで、ウェブでの宣伝やリスティング広告、Googleディスプレイ広告などを請け負ったりしている。

釣りと仕事の共通点

そういう仕事をしていると、成果を出すポイントと魚をよく釣るポイントというか、思考回路や原理原則は意外なほど似通っていると常々思うのである。

また、そうした経験をもう一つの仕事の柱である専門学校の講義で学生に伝えるわけだが、ウェブ集客の仕組みを釣りに例えると実によく興味を示してくれる。もちろん、釣りに詳しくない学生がほとんどなので、そこらへんは脚色したりするけども。

あるいは、クライアントに仕組みを説明するときにも釣りの例えはわかりやすいと好評なのである。逆に、めちゃくちゃ敏腕なコンサルタントの方にヘラブナ釣りに取り組む姿勢とか釣れるプロセスとかを話す機会があったときは、仕事と同じだね、と言われた。

前にも書いたことがあるが、釣りの名人は仕事ができるタイプが多い気がする。もうひとつは職人タイプ。

職場では釣りキチでお馴染みの私の来季のスケジュール

コメダでコーヒー飲みながら、北陸あたりもいいモノづくりしている中小企業多いし、お役に立てるような仕事してみたいなーって仕事仲間のおねーさま方に話したら、「釣りするために北陸進出する気か、顔がにやけてるぞ」と笑われた。仕事の可能性で嬉しいだけじゃ!

現在講師の仕事は毎日びっしり週20コマと限界値ではあるが昼過ぎでお役御免になる。これも、エサ買いに行って夜釣りする気だろとあちこちで言われる。ちゃんと午後から打ち合わせとか営業とか制作とかあったりなかったりするわい!

あと週に一度、公私共々お世話になって個人的に惚れ込んでいるラーメン店で仕事を手伝せてもらっているが、毎週片付けてるときに今から釣りいくの?って聞かれる。今週は疲れたから酒飲んで寝るわ!月に2回くらいは!

でも、半分くらいは図星である。あー、釣りしたい。

でも、最近は混雑する土日しか釣りができない。ニート時代にふらりと出かけたあの頃がたまに懐かしくなるけど、まあ戻りたくはない。鬱々してて辛かったし。今度は忙しい中でも自分の裁量で時間を作れるような人になって平日から竿を振ってみたいな。

来年のスケジュールは早くも平日は全て講義の依頼で埋まった。リーマンショック前後に自分の社会不適合っぷりとか環境に馴染めなさすぎたとかで釣具メーカーを退職し数年前まで半分ニートだったが、その間も爪を研ぎ、30過ぎてから、やると決めてからここまで登ってこれたのは本当に良かったと思う。

学校ではある程度好きなことさせてもらえるし、年間通してちゃんと授業になるようにコンテンツを考えねばと思案している。だから釣りに行ってもいいと思う。

毎年教える内容も高度なものを任されるようになっている。学生も学校の中では精鋭揃いである。下手な大学よりいい授業をやってる自信がある。いつか大学でも講義してみたいが、まだ客観的な実績が足りないことは自分でもよく分かってる。しかしいつかはチャンスが来るだろう。

これも、ある程度釣れる自信があって釣り場に立つ心境ととても似ている。失敗することも少なくないけど、それでも状況をコントロールできるだけの経験と知識がある自負があるのだ。だから私は釣りをするべきだ。

こんな私も今やIT導入支援事業者としてディレクションからデザインとかまでやる実務部隊である。まだ仕事が少ないから一人でこなすけど、器用貧乏だ。

本当はどんどん人に仕事を任せたい。これからいろんな人と出会って仕事をしたい。

こういうときにいつも思い出すのが、釣りバカ日誌である。浜崎伝助は理想のサラリーマンである。釣りをきっかけにいろんな立場の人を巻き込んで心を開き、仕事に繋げてしまう。

こうありたい。だから私はもっと釣りを経験したほうがいい。

釣りの景色は人生の宝

私が心を病んでいるときも、ささやかな成果を噛みしめる時も、いつも釣りの景色がそこにあった。それに釣りが好きな人、というキャラクターは意外とみんなにウケがいい。

今年も釣りを通して友達が増えた。釣りも上手くなって昔はあんなに釣れなかったチヌが釣れるようになった。

特に今年は見えにくい部分が大きくステップアップした。

いよいよ30代後半にさしかかるが、この釣りスタイルと生き方をより深めていきたい。

たぶん、人生を彩る釣りの景色は似ているようで、みんな違う。自分の中にしかない大事なものなんじゃないか、と夕陽の照り返しでギラつく波紋を見ながらそのようやクサいことを考えたりする。

あなたの釣りの風景と仕事の風景はどんな景色ですか?

 

最近よく見かける、ライターに書かせて小銭稼ぎしてやろうという魂胆なブログにはこのような文章は書けまい、などと書いていて思った。たまにはこういうのもいいんじゃない?(台無し

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