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浜名湖グレ釣り最盛期突入

ひとつ仕事が決まったので、自分へのご褒美と称して浜名湖に出かけることにした。この前は前の日の夜の仕事が終わってから(14時間労働)、そのまま現地に移動して車中泊などをしたが翌日胸焼けと睡魔でひたすら辛かったので、帰りに力尽きそうになり道の駅で仮眠していたら自分が珍走団の集会のど真ん中になっていて全方位から包囲されたままブンブンコールやられた。それでも眠くてしょうがないので無視して更に1時間ほど寝ていたくらいには疲れた。

そういうことで、今回は普通に一度家に帰ってから出直した。出発は3時半である。前の日には早く帰れるようなスケジュールを組んでおいた。フリーランスの特権である。

やうやう白くなりゆく東名高速の向こう側

微妙に予算をケチって春日井インターから東名高速を東へ。音羽蒲郡で降りる頃には雑誌が読めるくらいの明るさになっていた。さすが6月は朝が早い。この調子では先客に美味しいポイントを抑えられているだろうと焦るが、一旦いつものコンビニで朝食を買い込むなど。

ラッキーなことに狙いの4番空いてた!これはチャンス

サビキ釣り客で満載の桟橋。いよいよ今年もサバのシーズンが始まっているらしく、豆アジ、サッパ、小サバの三種盛りで鈴なりフィーバーである。3メートルほどのその隙間に頭を下げつつなんとか入れてもらう。

師匠は市販の配合エサからの離脱を模索しているそうで、私も正直ベースになるダンゴ自体は濁りと重さがあればよく、集魚力は添加するオキアミや激荒サナギで十分だと思っている。配合エサは粘りやまとまりを良くするなどダンゴの性質をいじりたいときについでに集魚力もつけるようなイメージでいいような気がしてきた。そういうわけで今回の配合はほとんど半分以上は米ぬか。

米ぬか3kg+コーンダンゴチヌ2kg+オキアミ750g+押し麦適量

食わせエサは最初からチヌよりグレメインだとわかっているのでダンゴに混ぜるオキアミブロックからとって半分を加工液に浸し、残りは生のまま使う。どっちがいいか使ってみないとわからないからだ。一応餌取り対策で練りエサ「高集魚レッド」も持参した。激荒は今回チヌの期待が薄いので用意しなかった。

ハリはグレに絞ってオーナーの競技グレ3号と5号を使い分ける。ハリスはフロロ1.75号70センチほど。おもりは3号。流れが強くなったら秘密兵器を使う。

例によって指くらいのミニカサゴの3連続ジェットストリームアタックを受け、ある意味グレが釣れるポイントづくりのために「掃除」しているようなものだ。すべてリリース。

早速来たぞ!おとなグレ!

どうよこの重量感。ガンメタオリーブグレーが美しい!
5合のグレ鈎と比較すると結構口がでかい。

穂先がビシ!ビシ!と叩く。これはいいサイズのグレが食っている!このアタリを出すにはきちんとハリスが張っている状態をつくらないといけない。このあたり方なら自信を持ってアワセをくれることができる。様子見して、次の一投。

・・・ツッ!・・・ビシ! ここだ!と一気に竿を天に突き刺す。そして横に走る道糸、手元から曲がる硬調筏竿。足元のスリットに潜られないよう手を前に突き出す形でやり取り。それでもグレは足元に突っ込んでくる。もう動きは読めている。うんと上体を前に突き出し竿をしっかり曲げてグレの動きをやや強引に封じる。1.75号のチチワ結束、針むすびもしっかりしていれば怖くない。根ズレのほうが怖い。根ズレをとられないように全力で動きを止めに行く。すると勢いを失ったグレはすっと浮いてくる。

セルリアンブルーの海中から深い青色の魚体が浮いてくる。頭を上に向けたまま浮いてきたグレに対してすばやくタモを取り出しランディング。

グレは群れる魚である。続け!

時合がはっきりわかる。今の流れ方は釣れる潮だ。手返しよくダンゴを打ち返しテンポよくオキアミを流し込んでいく。

またきた!

連続ヒットが始まった。笑いが止まらない。

更に一枚追加。

コッパグレと比較してこのサイズ感。ところでコッパグレは朝イチに保険でキープしたが、大漁だったのでほとんど逃がした。

朝5時過ぎに釣り場に入り、実釣は5時半位からスタート。7時過ぎにはすでにいいサイズのグレを4枚釣り上げ、あとは消化試合状態になった。友人ファミリーに進呈するノルマがあったが早朝にリミット達成である。

入ったポイントは下げ潮になると流れが速すぎて魚がつかないポイントだったようで、日中はほとんど一瞬緩んだタイミングでコッパグレが釣れるくらいでめぼしい動きなし。

隣の泳がせニキ、すわヒラメかと待ち構えるも

ちょうど隣で釣っていた、おそらく同年代の泳がせ師と少し話した。すると普段は名古屋港で釣りをしていると言う。これはどこかですれ違っているに違いないw次にどこかで合ったら一緒に前打ちでもやりましょう。ブログ探してみてね、と話したけど見つけてもらえただろうか。なおヒラメは残念ながら釣れなかったようだ。

「どうせ逃がすし、手のひらサイズで良ければグレ一枚持っていきますか?」
と話したところ「本気にしちゃいますよ」などと言いつつフェードアウトしていったので、帰ったと思ったら数分後クーラー抱えて戻ってきたwそういうの好きだわw

ということで、20センチ弱くらいのグレを一枚取り出し、活け〆、腹の処理をして進呈。めっちゃ美味いから楽しんでほしい。いずれダンゴ師になってほしい。。。

帰ろうとしたらさらに見覚えのある人が。。。

朝作ったダンゴも使い切りそうだったし、十分釣れたから帰ろうとしたが、ちょうどその刹那に見覚えのある青年が通りかかった。あ、10月に話しかけてきた人だ!

向こうも覚えててくれたと言うか、SNSでつながっているのでうっすら近況をお互いに知っているような状況だ。それにしても完全に偶然である。彼は釣り初心者ながら仲間を巻き込んで浜名湖でサビキ釣りを楽しんでいるとか。そこで、彼が釣りを終えるまで隣でダンゴ釣りの面白さと予算感を伝えて洗脳することにした。

次に現地で会うときはチヌ狙いで一緒に遊べるかもと思うと楽しみだ。

なお、帰るときにうっかり穂先を海に奉納してしまった。修理依頼すると新品とそう変わらない金額がかかるそうなので、少しもったいないが新品の飛竜イカダ、こんどは穂先を元ざおにしまえるタイプの方を買おうと思うが、仕事の調子が良さそうなら黒鯛工房のチタン穂先の竿を買うのもいいかもしれない。。。

もう少し様子を見るか。

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