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COVID19騒動の中でやってたこと、思ったこと

Twitterの固定ツイートでオリジナルステッカーのデザインと製造承ります、というようなことを載せている。通販型のステッカー印刷メーカーよりも詳細かつていねいな仕様設計に対応できるので、釣りの分野でのニーズに対応できるよう色々試行錯誤しているのである。また、少しでも関連業者さんの売上に貢献しつつ、高品質なアイテムをお届けすることができれば、と思っている。

おかげさまで、ツイッターを見た、ということでご依頼がくることがある。デザインをこちらでやる関係上、どうしてもデザイン料が高くなってしまうが(超ざっくり言って時給単価で2500~3000円ほど頂いてます。企業CIのデザインとかになるとラフを200個とか描いては消して丸一月悩みこむが当たり前の世界なので単発なら4~5万円ほどいただきたい)、それでもおまかせいただけるのであれば、できる限りの努力をしている。

ステッカーだけじゃないよ 問題解決とアイデア、シナリオ作りが仕事

Tシャツやパーカーのようなアパレル、あるいは雑貨の類にシルクスクリーン印刷するといった案件も対応できるし、このブログのようにWordpressでウェブサイトを作ることもできる。むしろ強みは、それを運営するノウハウやグーグル広告の運用を含め、さらに中小企業の経営戦略や問題解決にも絡んでいくようなコンサルティングである。たとえば営業マンがいない企業での新規顧客の開拓、新サービスの周知活動などにこのような技術が役立っている。

まだまだ十分な実績はないが、今年は釣り業界での取り組みもスタートした。より沢山の人に喜んでもらえるように自分が仕事で貢献できればと思う。これらの「手段」をもって、釣り業界での課題解決や仕組みづくりに寄与できることがあれば、今後も挑戦したいと考えている。

さあ、立ち上がろう

ちょっと話は変わるが、新型コロナ騒動、当然うちも無傷では済まなかった。本来最も安定しているはずの講師業についてはまる2ヶ月半休止状態である。正直、一人でやっているので政府の諸々の経済対策なくしてはどうにもならなかったのだが、もともと少額な個人事業の収入だけは昨年比で特に変動なく、かえって助成金の申請要件を満たさないという謎の苦しみが発生したw助成金申請のために仕事を断るのも間抜けすぎるからやりたくないし。

私はデータを見る限り経済を犠牲にしてまでの過度な自粛、とくにGW明けの自粛要請延長にはそもそも否定的な立場だったが(緊急事態宣言の前にすでに感染者増加は頭打ちだと考えていたし、ほぼ死者が出ない上にそもそも人数が少ない現役世代を長期間寝かせておくのは政府にとっても個人にとってもダメージが大きすぎる)、ようやく愛知、岐阜も緊急事態宣言が解除され、色んなところで企業が動き出した。この一ヶ月で色々なデータが蓄積されたから今後はいたずらに恐怖を煽らずにもっとうまくバランス感覚を取れるのではないかと期待しているが、、、、。

その一方で普段インターネットにあまり接していない人たちがライブチャットやグループウェアに慣れたというのは怪我の功名といっていいプラスの面だと考えている。仕事の進め方が変わるということは、チャンスでもある。業界によっては深刻なダメージをおっているが、工夫するところに次のチャンスが眠っている。

とはいえ、なかなか進まないかもね、IT化

「台湾の対応は凄い!ああいうアプリを作れるスピード感凄い!それに引き換え日本は・・・」という意見ももっともだし大臣があれ(ハンコ大臣)では、、、と思う。

が、そういう意見を強硬に言う割にその人のスマホの使い方がLINEとYoutubeくらいでDropboxとか使いこなせなったりして、ドキュメントの共有でこっちがPDFを一旦PCでPNGに変換してからSlackにアップしてそれをスマホで…とこちらが相手のためにめんどくさい作業しなきゃならなかったりすると、それってIoTに弱い行政の問題というより、仮にそういうツールをバシバシ作っても使いこなせない人が多いから絵に描いた餅じゃね?ほんとに台湾並みにツール作ってもあんた使えるの?とも思ってしまう。

たとえば東洋経済オンラインが非常に見やすいコロナウイルス関連の統計データを公開しているが、厚労省のデータも含め、それを「自分でググって」見たことがある人はどれくらいいるんだろうか。

ということで、エビデンス、数値目標、そしてそれらの可視化という仕組みが重要だよねって話

大阪の吉村知事のようにデジタルにてデータが常にアップデートされ、手元に届く仕組みを民間で使いこなせるかどうかも、今後の生き残りを左右するだろう。少なくとも「8割接触削減」という人によって基準がバラバラないい加減な目標を全員に要求するようなことはなくなっていってほしい。

大阪が成功したのは出口戦略と明確な数値目標を立て、数字が苦手な人にもわかりやすい色での表現によって伝達するという仕組みであって、5/15の「グッデイ」でやってたような「住民の気質」の問題ではない。そんなん東京の人に失礼だろうが。まあ、東京は知事が風呂敷広げるだけ広げて始末できない人だから、、、豊洲市場もそうだったけどw住民は悪くないでしょ(唐突なフジテレビ批判)。

取引先の決断に思う

今回、こういう不確実性の高い問題に際してどのような判断をするか、周囲を見ていると私がお世話になっている取引先の多くは営業継続にしろ休業にしろそれぞれの環境で適切な判断をしたと感じている。少なくとも現時点でモラル無視営業とか、パニックを起こして迷走とか、そういうことは起こっていない。

印象に残ったのは、
「マスク入荷しましたとか、そういうのはうちの仕事じゃない。本業を粛々とやる」
「企業の底力が試される。うちがきちんと納税できる企業市民であって補助金漬けのゾンビ企業ではないことを従業員を守りながら証明する責任がある」
「うちからは一人も患者を出さないと決めた。休業する。各種給付金の要件を満たすため勝手な出勤などしないよう対応を徹底させる」
といった言葉。どちらの判断をしたにせよ、経営者というのは凄い精神力の持ち主だ、と改めて思った次第。

今後もぜひともそうした相手のお力になりたいと思える環境にいることがありがたいと思った。なぜなら、私はそのような企業の一人ひとりが稼いできたお金をいただいて仕事をする立場だからである。例えばウェブコンサルタント、という切り口になると傍から見たらどうやって企業の利益に貢献しているのかがわかりにくいのである。クライアントの知識や感度が低いと騙せてしまうような世界であり、結構ひどい事例を見聞きしている。私はそのような虚業に走らず、伴走する外部スタッフとして「彼は社員ではないが必要な存在だ」と皆さんに認めてもらえるように襟を正していく。

不確実性の高いカオスを生き抜く力こそが必要

今回のような状況は誰も予測できなかったと思うが、状況に対応する必要には迫られる。こういうときにパニックを起こしたり、悲観したり、思考停止してしまうのも人間の性だが、一方でこういうときこそ力を発揮するタイプというのがある。世の中がカオスになると活躍する人というのがいるものだ。

変化に対応する力が弱っているこの国だからこそ、個人や小さな集団がそれぞれの強みを持ち寄って情報技術を駆使しながら新しい価値を生み出していく、そして国境すら超えていくような取り組みが必要だろう。

このブログも単なる釣行記録であったほうがいいのかもしれないが、釣りを通した仕事と情報を通した仕事には共通点があるという持論にて、あえて書くことにした。考察と行動は釣りも仕事も同じである。

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