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【佐屋川】月光柔10尺で一通りトライ

雨上がりで茶色を通り越して黄色く濁っている佐屋川温泉前。これは浅ダナで釣ったほうが良さそうだ…と思うが風も強い。さてどう攻略するか、という日だった。

合わせが強すぎて硬調先調子の竿でトラブル頻発の悩み

大会に出るとかそういうレベルほどヘラブナ釣りに没頭しているわけではなかったので、短尺は安価な「ダイワ 陽舟」を使っている。初心者にも扱いやすい硬調先調子で、振り込みと合わせのラグが小さいのが特徴。ただし、浅いタナで釣ってて水面直下の強烈なスレあたりを弾いたりすると仕掛けが真上に跳ね上がって竿に絡んで再起不能に陥るw

これがこの時期のひだ池のような魚の多い釣り場では相当デメリットとなるため、柔らかい竿が必要だった。そこで比較的お求めやすい月光柔に落ち着いたということだ。

普段は焦げ茶なのに黄色い水面

写真だと青みがかっているが、ホントはもっともっと黄色かった。オリエンタルカレーかよってレベルだった。

こうなるとタナは浅めだろう。ちょうど、浅ダナでの釣り味を試すにいい機会だ。予定通り両ダンゴの準備をする。7時スタート。

仕掛けとブレンドパターン

竿:10尺
ウキ:PC無垢浅ダナダンゴ用
道糸:1号
ハリス:0.5号 28-35cm

短めのハリスだが魚がしっかり寄ったらこれでしばらく時合ができると信じる。

凄麩2:ガッテン3:グルテンダンゴ1(水は微調整あり)

メーターのタナでしっかり寄せる

予想通り、すぐには当たらない。濁りがきついので、落ち込みのアタリだけで取れる状況にはなかなかならない。グルテンダンゴの特性も考え、少しぶら下げて待ち、膨らんだところであたってくる、というパターンもあると思い少し待ち気味の釣りになる。ファーストヒットまで30分かかった。

どうも温泉前では良型は高いタナにいる。時折消込で連発し、それらを釣りきったらしばらく沈黙、を繰り返す。7時スタートで11時半で20枚と、このシビアな状況ならまずまずかなという手応え。左隣の人はかなりやり込んだベテラン感があり、このときくらいまではイーブンかと思ったがその後連発し最終的に45枚ほど釣っていったようだ。

こちらは20枚で頭打ちになってきた感があり、しかも風が超強い。このまま浅ダナを続行しても50枚を超えるようなペースにはならなさそうだし、昼からは底釣りに変更。数を釣るよりは竿のフィーリングを色々試したいという気持ちのほうが買ったからだ。ちなみにこの日は底釣りでたくさん釣れるとは最初から思ってないwガチで数伸ばしたいと考えたら、メーターセットでトロロを吸わせるパターンだろうか。

良型とクチボソのダブル。ちゃんと口にかかってるよ

底釣りの餌

ダンゴの底釣り夏1:凄麩1

野釣りならマッハも差し込むが、とりあえずはこれでいいだろう。シンプルイズベスト。これで状況が悪化したらその時考える。

馴染み幅がやや短いが風には強い

ちょうど10尺でチョーチンがギリできない、という感じの場所だったのでなじみ幅がちょっと出しにくかったがなんとか釣りにはなる。あまりハリスを長くしてもスレが増えそうだから、そのへんは後で考える。ハリスは35-45cm。

早速食い上げでヒットした魚が桟橋下に潜ろうとするが、なんとか立て直して釣り上げたら予想通り鯉。柔らかくても竿さばきで魚をコントロールできる。このくらいの鯉だとすぐには浮かないが、浮かせるのを焦る必要はない。できるだけ頭の向きをコントロールしつつ前に誘導して、そこで竿を立てていれば浮くだろう。

中華あんかけにちょうど良さそうなサイズである。

続いてマブナとヘラが交互に釣れるような感じだが、連発とは行かず。ヘラがなかなか下に集まらない。

しかも釣れるヘラのサイズが小さいのばかりだ。色の白さ、黄色さで濁りの強さが伺えるだろう。これで散発的なヒットに終止し、7枚の追加で納竿時間となった。しかし、この小さなヘラブナも最高に楽しい引き味で楽しめる竿だった。コスパめちゃくちゃいい。一日竿の特性によるトラブルもなく、フィーリングも良く、大変楽しく過ごせたので買って大満足だった。

正直、暖季の管理釣り場の両ダンゴ釣りは以下のような餌(+バラケマッハ)が揃っていればまずは十分かと思う。凄麩とグルテンダンゴが実に扱いやすい。

この4種にもうひとつバラケマッハがあれば、
ボソ感⇔ベタ感
軽い⇔重い
開く⇔まとまる
をある程度意図的にコントロールしやすいと思うし、凄麩の特性である練っても開きが悪くなりにくいという点が失敗を少なくする。ファンタうめぇ(デブ)。

しばらくこのグルテンダンゴはダンゴの仕上げに活躍すると思う。

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