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加福フィッシュランド調査 両ダンゴ浅ダナも苦戦

仕事の疲れも溜まってきており、先週は完全休養。それから一週間経過し、ようやく久しぶりの浜名湖へ釣りに出かけようと思っていたが、浜名湖の天候や大潮ということもあり浜名湖遠征は延期。

起きた時間も遅かったのでワンコインで遊べる加福フィッシュランドに出かけることにした。

ワンコインの幸せ それが加福フィッシュランド

3月以来の来場となる。その頃とは全く様相は変わっているはずで、数年前の記憶がそのまま通用するとしたら浅ダナ両ダンゴ、ハリスを長めにして落とし込みのあたりを取る釣り方になると予想。

先日温泉前のトーナメントでお世話になった方によれば「3桁釣れるくらい絶好調」。それから一ヶ月経過しているので難しくなっている可能性もある。実際釣り場についたら予想を超える混雑具合であったが今後のためにあえて上級者が集まる事務所西側に入ることにした。

今回のテーマ 夏の加福はやはり浅ダナか、グルテンダンゴで釣り込みたい

ほぼカッツケのタナ一択ではないかと予想した。ただし加福は魚が湧いてウキが入らない、というような状況にはならないため両ダンゴの場合あまりハリスを短くすると食わせる間をとれずヒットゾーンが狭くなると考えられた。そこでやや長めのハリスで追わせてやる方法をとった。実釣開始は10時と遅い。6時間でどうなるやら。

浅ダナ両ダンゴのセッティング

最終的に釣りが決まったのはこれ
竿:月光柔10尺
道糸:0.8号
ウキ:グラスムク浅ダナ用
ハリス:0.6号 30-37cm
ハリ:角マルチ5号

エサ:両ダンゴ
  ガッテン200+浅ダナ一本100+グルテンダンゴ100をもとエサとし、適宜ダンゴの底釣り夏で重さをコントロール

ポツポツと雨がふる中スタート いきなり苦戦

本当は8尺を出そうとしたのだが、仕掛けを作るのを忘れていた。そうだ、先日ひだ池でクシャクシャになって破棄したんだった。俺のバカ!

まずはあまり棚を上げすぎずウキ下80センチ位を釣る。明確にヘラだとわかるさわりが出るまでなかなか時間がかかる。ジャミがまず先に集まっている。力強いあたりが出ず、我慢の時間となる。景気良く消し込みなんてのは出ない。久しぶりなのでエサもこれであっているか自信がない。ひだ池仕様よりボソタッチで軽い餌を作ったが、ジャミに叩かれてもたないことがある。そこでやや練り込んでみるが当たらない。どうもエサが軽すぎるようだ。ゆっくり沈めて追わせようとしたがもう少し早く動いたほうが良さそうだ。

最初の一枚をタモ入れしたときはすでに実釣開始から一時間以上が経っていた。

その後2枚ほど追加したが食い渋ったのでカッツケトロ掛けを試すが、今ひとつだった。さっと両ダンゴに戻してしまうので記事は割愛。

午後は少し活性が上がってくるがアタリが弱い

明らかにウキの動きは良くなったものの、カラツン、なじまない、が交互にやってくるような状況になりしんどくなる。

??「こういうときはですネ、ウキがしっかり入らないじゃないですか。しっかりアタリを出すにはですネ、夏をちょっと入れるといいんですよ」

ふと脳内に大名人の声が聞こえた。夏を入れろとウィスパーボイスで。

私の場合、もともとの比重が合っていればグルテンダンゴ、もっと軽く仕上げたかったらBBだが、重さをつけたいと思ったら粘麩か夏の二択となる。粘麩と夏は粒子サイズに違いがあり、夏のほうがきめ細かく、密度の高いダンゴになるが水中ではゆっくり膨らむ。

もとエサから取り分けてからあくまでも気持ち振りかけてさっと混ぜ込むようにすることで軽いダンゴをその性質をある程度保ったまま重さを増すことができる。夏の入れ方と練り方でウキの動きをコントロールしに行くと、ウキが明らかにしっかりとエサを背負いタナに入るようになる。すると、ズシッと重量感のあるアタリが出始める。

4連発である。しかしその後また魚が薄くなる。微妙にダンゴを調整しながら次の魚の寄りを待つようなイメージで行く。かなり遠回りしてしまったが、徐々に狙いのシチュエーションになってきているので闘志むき出しでガンガン寄せていく。この時点で10枚、時間は1時半。3桁は不可能だがなんとか30枚には持っていきたい。

基本的なパターンはわかったのでとにかくテンポよく、そしてできるだけエサなどのバランスを崩さないように気をつけながら数を重ねていく。4時23分にようやく30枚目をヒット。結果これが上がりベラとなった。

ボソタッチでじっくりタナを作っていく

周囲では15枚程度の釣果だった人も少なくなかったようだが、上は相変わらず3桁出ているという「釣り方をしっかり合わせられないと続かない」食い渋りの時合だった。

慌てずゆっくり食わせるつもりでハリスを長くとり、グラスムクやPCムクなどで魚の集まり具合に応じて落ち込みのアタリや馴染む瞬間、そして返しのアタリを意識的に狙っていく感じでやった。一旦深馴染みしたままウキが水中に引き込まれるアタリも散発した。

いずれにしても、苦しい中でまずまず手応えを得られたので、次に生かしていきたい。

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