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【ヘラブナ】加福で”レジェンド”へら正さんに会ってきたよ&抜きセットに挑戦

7時半ごろ到着。もともと加福愛好家で集まっててマネージャーと釣る約束していたんだが、前日夜に急遽「へら正」さんから「明日加福行くから会おう」と連絡。並んで釣りというわけにはいかなかったが、ぜひともご挨拶したく、西桟橋へ。

桟橋を進んでいけば、いつものメンバーがそろっているなあ、、、温泉前で暴れる人たちである。

「おはようございまーす おはようございまーす おはようございまーす」と声かけしては歩き、その列の中央あたり、マネージャーがいて、あれ?マネージャーの左、あれ?

牌派さんがいる!あれれ!?最初あまりに自然に並んでるからその辺触れずにスルーしてしまったw

マネージャーと面識あるんだっけ??まああっても全然不思議じゃないし、もともと知り合いだったかもしれないし、詮索するのも野暮かな?でもこの前マネージャー「会ったことない」って言ってたような気がするけど違ったっけ??まあ後でゆっくり考えるか、ということで、支度を後回しにしてまずはへら正さんのところへ向かう。

10年の時を経てのオフ会

実は私がヘラブナ釣りを始める際に大いに参考にしていたのが「へら正館(http://heramasa.sakura.ne.jp/)」。まだSNSも(ほとんど)ないころから見ていて、Eメールであいさつを送ったことがある。いつか一緒に釣りましょうという話をした覚えがあるが、休みの日の都合が合わないうちに私がヘラブナ釣りをやめてしまった。それから時は流れ、今年から再開したところ連絡が再開したというわけだ。

いろいろあるみたいだけど、お元気そうで何より。念願の初対面である。

「じゃああいさつ代わりにこれ、竿、持ってって。7尺5寸がいいかな?」

と、自作の竹竿を勧められる。いきなりそのようなものをいただくのもどうかと思ったが、是非にとのことなのでありがたく拝領することにした。加福で遊ぶに実にちょうどいい竿だ。口栓に落款が刻まれているなど、芸が細かい。ブログや動画で紹介してよいとのことなので、近いうちにお披露目したいと思う。なので今回は写真無し。

へら正様、ありがとうございます。大事に使わせて頂きます。次はきっと一緒に釣りをしましょうね。

竹竿も気になるがまずやるべきはマネージャーから技術を盗むこと

さて、頂戴した7尺半は大事にしまい込み、いつもの8尺を継ぐ。加福では80~120センチくらいのタナでウドンセットをやるのに適している。まずはダンゴタッチのバラケエサでタナに入れてコンパクトに寄せて釣るイメージ。あまり広く開かせすぎないけどひだ池より魚影は薄いのでゆっくり確実にタナができるようなバラケにした。トロスイミー、凄麩、マッハ、BBフラッシュで構成。今回のセッティングは後述。

その前に牌派さんとマネージャーの釣りを同時に観察できるよう、二人の間に入り込み雑談。この雑談が長すぎたのか、「釣りしないの?」と聞かれる。暗に、マネージャーによるはよ散ってくれというニュアンスを感じw釣り座に戻る。

ほどなくして一枚目。活性は良さそうだと判断し、ハイテンポで餌打ち。なじみ際で当たらなくてもさっさとピックアップしてしまう。最初の5枚はこんな感じで軽く釣れたが、徐々に人も増え、食い渋りの症状が出始めた。棚に入る瞬間にウキが動かない。ようやくつ抜けができるかという11時ごろには本当に全く釣れなくなってしまった。時間だけが過ぎる。仕方なく食事タイム。しかしこういう時隣に先輩がいると心強い!マネージャーは抜きセットに切り替え、ビシバシ釣り始めた。

これから冷え込んでいくと抜きセットは必須科目。しかし、当方抜きセットと上ずりの違いがよくわかっていない。これまで抜きセットを使いこなす知り合いがいなかったので、ぜひともモノにしたい。というか、兄弟子に勝ち越して年越ししたい。迷わず教えを乞う。カリキュラムはAコース、五万円である。(嘘)

マネ流抜きセットはめちゃくちゃアグレッシブ

ウキは感度の高いタイプ。そこでグラス無垢を採用。PCムクがベストのようだが、あいにく今の仕掛けのウキゴムに適合するPC無垢の小ウキがない。今度買っておくか。で、バラケもしっかり下に落ちていく、そして開きの良いものが必要だ。ちょうどセットガンの在庫がだぶついていたので今回はこれを使う。触らせてもらったマネージャーのバラケを参考に、自分の在庫からトロスイミー、セットガンでベースを作り、凄麩でつなぎ、マッハで開かせる。吸水済みの粒戦を適宜追加してばらけ方を調整。

で、ハリスは下がやや長い。30センチ前後から様子を見る。しかし狙いは早いアタリ。どうやって早くあたらせるかというと、バラケをタナで素早く抜いてしまい、遅れてその直下に滑り込んでくる食わせとバラケが同調したタイミングを作るということだ。

流れを整理すると、
1.投入後できるだけ垂直にバラケをタナに入れる(ウキはおもり負荷を通過)
2.バラケがぶら下がるが速やかに脱落する(ウキはいったんなじむ様子を見せるが抜けても跳ね上がらない。受けが強い時は抜けるのが早すぎる?)
3.食わせがあとからおもりの下にゆっくり滑り込んでくる(ウキが食わせの重さを背負い始めるがゆっくりわずかに沈み込む)
4.ちょうど抜け落ちたバラケと食わせが同調する(もっとも集中すべきヒットゾーンで、ウキが最も沈み込むがダンゴあたりが出る。ダンゴが食われるようなら抜けの速さを意識する)
5.ウキが少し返ってからのチクっと入るあたりか、ハリスがしっかり張っていれば消込もある。ここではまず上バリには乗らない(ここで秘伝の小技あり)
6.もやっとした動きしか出なかったり動いていないときはさっと見切って打ち返し

魚の寄り具合やバラケのもち具合をみてバラケのつけ方をコントロール。ピンポイントに寄せていくためにあまり大きい餌はつけない。食わせもごくごく小さくつけて性質を浮遊物に近づける。

大体これであってますでしょうか??

バラケのコントロール、リズムとタイミングに体が慣れてきた

先月から調子よく楽しんでいたセットと違うパターンだが、アプローチは違えど狙うタイミングや理屈はそんなに変わらない。要は、ダンゴに近づく魚に食わせを吸い込ませるか、ダンゴからやや離れた魚に、の違いで、その状況を作るためにはバラケや食わせの扱い方が違ってくる。全然違うように見えて、理屈がわかれば「ゴール(ヒットする瞬間)」は同じ。ヒットさせるピークをどこに持っていくかが違うだけ。もちろん抜きセットといってもいろいろあるだろうし、もっと違う釣り方もあるだろう。しかし同じ人に教わったやり方であることを考えると、もたせも抜きも一貫した理論であり、さすがマネージャーだと深く感心。

目から鱗が落ちる感覚で釣りをする。こういうことだったんだ!という感じである。

「おお~これは掴んだ感じするね!」とマネージャー。副部長も様子を見に来た。するとバラケを二回連続で空中分解させてしまい、笑われるw

しかしその次はちゃんと釣る。よっしゃ、この調子で次のバラケエサを作って、釣果を伸ばそう。というわけで餌を作って、仕上がる間すこし休憩しようと思って牌派さんの釣りを見学。ところが餌を作ったことを完全に忘れて牌派さんの釣りに夢中になりつついろんな話をしていて、残り時間が1時間になってしまうw

前も思ったけど牌派さんの釣り姿、所作がきれい。一個一個無駄がない。先日のひだ池トーナメントとかつつじ池でバリバリ両ダンゴで釣っているイメージが強かったので、本来セット重視だと聞いて驚いた。今度その辺もいろいろ聞いてみたい。。。

話は尽きないが邪魔しすぎてしまった。あわてて自分の持ち場に戻り、残り時間を集中して釣る。

「さーて釣るか、餌作ったの忘れてたし」というと、マネージャー、
「えええ!?もう餌切れで片付けかと思ったのに!仕舞っちゃった!ラストまで付き合うところだったのに!」

ちょっと申し訳なかったw

情報交換も忙しいが釣りもやりたいね

他にも先日ひだ池のNHCトーナメントに参加してがんばっていた親子とも再会、関係者はどんどん増えていき話は尽きない。本当に尽きない。副部長にピンクのおっさんら加福愛好家メンバーも順繰り話していると時間が全然足りないw結局実釣時間は滞在時間の60%くらいしかなかったかもしれない。。。。

釣果はカウンターが壊れたので数えていないけど20~25枚といったところ?

話し好きなのでついつい時間を忘れてしまうが、大会ではそんなことにならないよう気を付けたい。

セッティング もたせのセット

竿:8尺
道糸:1.2号
ハリス:0.8号 7-18cm
ハリ:改良ヤラズ6号 クワセマスター3号
ウキ:パイプトップ4.5cm
バラケ:とろスイミー50+凄麩200を水溶きから、凄麩50+マッハ100+BBフラッシュ50

セッティング 抜きのセット

竿:8尺
道糸:1.2号
ハリス:0.8号 5-30cm
ハリ:改良ヤラズ6号 クワセマスター3号
ウキ:パイプトップ4.5cm
バラケ:とろスイミー50+セットガン200を水溶きから、凄麩50+マッハ100+BBフラッシュ50 適宜吸水済み粒戦を追加

当日の様子はYouTubeでご覧になれます

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