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捨てる神あれば拾う神あり?拾ってもらえる努力は必要だよなあという話

当方、自営業でして、本業というか、最も強みが生きるのはウェブコンサルティングを中心としたサイト構築、ネット広告、Amazon広告あたりです。で、これについておかげさまで興味を持っていただける方が増えてきてます。しかし、その価値がうまく伝えられず、また期待値がまだイメージしずらいのか、なかなか社内で「それじゃ任せてみようか」というところまでいけていない。

例えばこれが「俺の実績はこうじゃ~!ドーン!」みたいにやれればいいけど、まじめな話、まだ満足する結果に至っていないものも多いし、ある程度うまくいっているものについても具体的な数字は守秘義務なんで言えない。しかし、ウェブマーケティングツールは日々進化しており、かけた費用に対してどのくらいの成果につながっているかがズバリ数字、はっきり言えば売り上げや反応数で出てくるので、それを包み隠さずクライアントに報告し、次の策につなげていくということをやっている。気づいていない人はまだまだ多いけど、こうやって得られる情報こそが経営のヒントになるので、広告を打ちます、というのは売上を出すという短期的な目的以外にも、ある意味ではそれよりも重要な「そこでしか得られない情報」が集まってくることに、中小企業の経営チームの傍らにウェブコンサルタントをつける意味があると思っている。

ここは釣りのブログなんで釣りっぽく書くと、つまり魚探的な、あるいは穂先やウキ的な役割である。センサーにはこだわりましょう。

Excelが使いこなせないと処理できないような情報量をあっさりさばける人間が一人いるだけで全然違うよ。例えば販売しているアイテムが500あっても、それがどのくらい売れているのか、広告と相性が良かったか、期待値の高いアイテムとそうでないアイテムの違いはどこにあるか、みたいなことが見えてくると、次の企画から失敗のリスクを減らせる=売上へのルートがより明確かつ短くなっていく、ということになる。そのためにはある程度(インプレッションでいうと数十~数百万、販売数でいうと数百以上、広告費で数万円/月以上)のボリュームのデータを集める必要があるので、そこは投資だと思って地道にやるしかないけど、それをいい加減にほったらかす業者に任せると金ドブなんで注意したい。

例の流行病のあおりを当方も受けていて…

そういうサービスをやっているけど、割いている時間の多くは専門学校の授業である。これは私が30を過ぎたあたりで始めたくすぶりおじさん再出発計画の中で必要なプロセスであったが、ある程度やり切った感もあるし、若い先生に枠を譲るタイミングを見計らって徐々にコマ数を減らしにかかっている。しかし、こちらが動く前に言われた。「来期はコマ数減らして頼むわ」。

各種学校も、運営が厳しくなる一方で、特に私の勤務先は留学生が多い関係で今回の渡航制限は深刻なダメージであると予想できる。要するに外注費を削減したいのだろう、などと邪推しつつ(笑)、ちょうど自分もコマ数を減らして釣り関連の仕事やウェブ関連の仕事を伸ばすために努力する必要があったので、いい機会である。

「じゃあなんか提案してくれたら予算組むよ。なんか考えてきて」

来期は時間が増える(=売上が減る)んすよね、とぼやいたときにクライアントから言われたことだ。ありがたい。そしてこんなことをお客様にぼやいている自分が情けないw

今季までは授業等で時間がなくてやれなかったこと、断ってきたこと、それも、どう考えてもそっちのほうが商売としても興味としても正しい方向性のことが多々あって、商売としては教育にもやりがいは感じているのでゼニの話だけじゃなくそれはともかくとして、興味があるのにやれていない、断っている、という間抜けな状況からは早く脱出したい。

一応仕事はいろいろあって当分忙しい日が続くが、忙しくしているだけでは商売人としてはだめなのである。いい意味で遊びがないといけない。ゆとりという意味での遊びもあるし、ホビーとしての遊びもある。そうだな、たとえば、西田さんに「こんどどこそこ渡船に釣り行こか」と言われたら即答でイエスと言える状況を作れるのが今イメージできる理想である。

考えるのが仕事になってきたからこそ

「この作業は君に頼む仕事じゃない。君は考えるほうをやってくれ」

こんなにありがたい評価があるだろうか。前にもそう書いたが、このような期待に応えるために、実際その方向性にシフトするために知人に頼み込んで初歩的な作業を在宅でやってもらえるように段取りしたり、実務的な部分のトレーニングをすることにした。人を仕事に巻き込むということは、一人で全部やるより売り上げに対してシビアに責任を持つ必要がある。逆に言えば、そういう環境を作ることで自分もステップアップしていきたい。

正直保守的な作業はやれるけど苦手なので、そこをカバーしてくれる人がいるとありがたい。

そういえばひだ池のことも今年はもっとチャレンジングに動きたい。ひだ池に関してはスタッフの皆さんが現場をしっかりカバーしてくださるので、そういう意味では安心だ。そういう場づくりにはやっぱり三年くらいはかかるのである。そこからどう発展させるかは、みんなの希望が詰まったエネルギーが十分伝わる状況が必要なのだ。

NSRのほうこそ、今年はよりたくさんの人にその良さを知ってもらえるように、そしてブランド価値を共有できるようにしていきたいし、自分ももっと当事者意識を高めて動いていきたい。YouTubeチャンネルやSNSからも、じわじわと共感者が増えてきている。とてもうれしい。本質を見つめられる人にこそ手に取ってほしい。

はい、以上、最近動きが鈍い自分のいいわけでした。駄文ですみません。

集中して取り組む環境と、そのエネルギー確保

やるしかない、という状況をもっと作っていくことだね、きっと。日本最強のマーケターと名高い方が、「欲こそ社会をよくするヒントで、それを満たしていくのがマーケティング」というようなことを書いていた。

私がいまいちな理由はここにあった。欲が薄いのである。私欲が弱い。育ってくる過程で、そう訓練されすぎた。あるいは自分でそうしてしまった。学生当時の自分なんてストイックすぎて周りが引いてた。親戚の集まりで「コンパとか行くやろ?」と聞かれても「クソ高い学費を親にたかった以上そんな暇も元気もない。全部学業に振り切ってる」と答えたら明らかに引いてた。じゃあ「社会性をはぐくむ意味で大事なこと」をスポイルしてまで学業に全振りして直接何が良かったか、と聞かれると、結構微妙である。デメリットも結構多かった。何事も過ぎたることは及ばざるがごとしである。

あれほしいとか、もてたいとか、金欲しいとか、ここがよわい。食欲だけはある。しかし、釣りを通して欲に忠実なタイプと接することが増えて、いろいろなるほどなあと感じることが増えた。欲に忠実なのは、悪いことじゃない。欲に忠実すぎる結果人を悲しませてはいけないのであるが。健全な欲は、人間らしさ、社会の発展に必要なんだ。

それに気づいただけでも去年はいい一年だった。

今年は、自分の中にある欲を見つめようと思う。それが仕事や生活にいい効果をもたらしてくれると思う。

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