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【提灯記事】22年2月例会で一気に躍進!?チョーチンウドンセットの意地@ひだ池

当記事はひだ池の提灯記事ですw

花粉も飛び交い始め、実に憂鬱な季節。私の左まぶたは毎年この時期になると腫れ上がり、見るも無残な状況になってしまう。まだ気温も不安定で日によって気温差が激しい中、まとまった雨の翌日のクリエイトクラブ例会となった。

できるだけ例会の記事は早く書こうと思うが、謎のテンプレ執筆法でおなじみの部長ブログとは違い、なかなかに大変であるが、まとめていこう。部長ブログの肖像権配慮の色素反転ズギューン画像を見に行ったら、今回は刻み海苔を画像にばらまいていた。

試釣会でアドバイスを受ける

例会の10日ほど前、部長を中心とした数名のメンバーの釣行に混ざって釣りをしたが、なかなか釣れず。みかねた部長にタックルやエサのアドバイスを受ける。翌週、改めて最適なセッティングを期してニシグロ(イシグロ西春店)に行ってきた。マイスターはその日ひだ池に釣行中で、留守だったが、結果的にマイスターと店内で雑談してマイスターの仕事を邪魔することにならなかったのは幸いか。

珍しく快眠で迎えた当日!

こんなことは初めてであるが、前日は22時前に眠り、4時過ぎにスッキリと起床。毎月こうだったら楽なのだが。雨、霧はあるが、そのぶんかえって凍結の心配もないということで、予定通りのタイミングで出発。

ゲスト2名込みで総勢19人。自分が引いたのは19番。手前側の「ボタ」である。海釣りで名古屋弁でいうところのボタは一般的にいう「ヘチ」を意味し、岸壁の際やコーナー部などを指すのだが、へらぶな釣りでは端っこを意味する。つまり一般的に考えると有利ポイントである。

そして着座したのは奇しくも、「フナ番」であった。よし、がんばろう。

SETくん「今日はボウズのがれ失敗してくださいよ。待ってますんで。ほな」

「うるせえんだよ、あっちいけ」

うぜー、マジうぜー。最近開始前に必ず悪態つきに来る。アニメのマウンティングキャラかよ。うぜー。

新桟橋内向きである。東向きなので、朝日が眩しいぜ

基本方針

風が強くなる予報で、ひだ池の地形としては天気予報の風向きは当てにならない。風の強さや吹き回し方によって左から、右から、前から、ころころと変わる。後ろから前から~どうぞ状態である。となると、底釣りかチョーチン釣りが釣りやすいことになる。底釣りをやるなら水深的にいうと15尺~16尺くらいが適しているが、太陽が昇って水温が上がりだすとヘラブナが底を離れやすいことはわかっていたのと、取り回しの都合を考慮して10尺チョーチンうどんセットで始めることにした。

竿:へらS 10
道糸:PET0.6号
ウキ:昌月 ドブチョーチンスペシャル2021冬 #1
ハリス:上0.5号フロロ 下0.3号ナイロン 60~70cm
ハリ:へらプロスト8号 玉鈎2~3号 リグル3号

バラケ:粒戦50 細粒100 とろスイミー25 水250のベースに
前半はセットアップ100 サナギパワー100 段差バラケ100
後半はセットアップ100 段差バラケ200

これを状況によって手水とBBフラッシュで調整しながらどんどんいじっていく

食わせ:サナギ玉

以前はセットアップでまとめつつサナギパワーかセットガン、バラケマッハで構成していたが、マッハを段差バラケに変更した形になる。理由は、マッハより大きめの麩をゆっくり沈下させたいと考えたからだ。膨らみがあるので、もたないなら少々練ってもいい。粒戦、細粒をはらんだ粒子に遅れて沈下していく麩に寄せていくイメージで、あまり長く漂っていても食わせへのヒットを狙いにくいので、以前は積極的に使っていた浅ダナ一本をやめて段差バラケにしたというわけだ。

ペレット系を濃い目にしたバラケにおいて、重いものばかりではヒットチャンスは短くなってしまう。ある程度集魚力のある粒が食わせと一緒に沈下するためには、粒感があることと、ゆっくり確実に沈下するものが必要と考えたのだ。粒感、これが重要。思うに、タナさえあっていれば、セットガンはちと重さが裏目に出る気がする。待てる時間が短くなる。じゃあ凄麩やGTSでもええのではないかという話にもなるが、そのレベルまで行くと「なんか久しぶりに使ってみたかったから」という官能的な動機であるw

で、実際作ってみると、手触りは思ったよりソフトで、まとまりやすかった。シャリシャリのボソタッチよりも練り具合でどのくらい持たせるかのコントロールもしやすくなり、例えば風でガンガン流れるようなときでも風が弱まるタイミングで抜く、みたいなことができたのが後々効いたと思う。

予想通り、朝は底釣りに分が

右隣はゲストのN口さん、そのさらに右にはちょっと久しぶりのこれまたゲストの1号君。ふたりとも両グルテンの底釣りでスタート。比較的早めにNさんが一枚ゲット、続いて1号君も2枚ほど短時間に仕留める。底釣りが得意だと普段から語るだけあって、さすがである。

風も強くなるし、底釣りのほうが有利だよなあと思いながら、耐える。この時期になると、午後に魚が10尺前後のタナで動き出すと踏んでいる。それが早いか遅いかの勝負。

時間が経過すると番号が若いメンバー、つまり水道管側・堰堤側のほうはえらい釣れているらしい、というしんどい情報がまわってくる。一方手前側の10人くらいはウキを動かすのに苦労し続けているというばらつきがあり、つまり手前側の中で以下にウキを動かすか、がテーマになる。休憩タイムまでにスレ1、20分に一度程度のアタリらしい反応、ただし釣果はまだない。

日替わりB弁当

この日はランチの持ち込みと調理が面倒だったのでB弁当を注文。すると、私がこよなく愛するうずらの串カツが入っていてラッキー。これは吉兆か。ところで、ひだ池では20年秋頃から、土日日替わり弁当を2種類(A:500円 B:600円)販売していて、好評です。折角の休日のおでかけランチは、やっぱりテンションを上げたいものです。しかも日替わり弁当、徐々に美味しくなってる気がする。ひだ池にお越しの際はぜひトライしてみてください。これもお客様の笑顔施策の一つです。

兄弟子改めひだ池の焼きそば全部食う、略して「そば全」、「まだ釣れてないんだよなあ」と首を傾げながら弁当をダイソンの掃除機の300倍パワーで吸い込んでいた。

勝負の弁当明け

さてうずらの串カツを満喫した後は勝負の時間だ。ヘラブナは必ず10尺のレンジで強く当たる。そう信じてやっているつもりではあるが、隣の底釣りが気になるw

弱いアタリをやきもきしながら空振りつづけていく。13時。いよいよ勝負をかけるタイミング。向かい風が左右に切り替わったりしつつ、時折あられを降らせる。猛烈に寒い。

嵐を呼ぶ男トシMG「やあ、お疲れさまです。釣れる?」

お前か!!

差し入れのコーヒーご馳走様、でもそれ以上に雨風で冷えましたよ。あられ通り越してちょっとヒョウが混ざるという大技を決めた彼は本日見学。春爛漫の加福にヒョウを降らせただけでは飽き足らず、ひだ池を混沌に突き落とすためにわざわざ遠くからやってきた雨男伝説は続く。

前からの風で仕掛けをコントロールしにくいので、ハリを玉鈎からリグル3号、ハリスを5センチ詰める。ウキをよりオモリを抱えられるクルージャンウィンターVer.グラスムクに、竿を9尺に変更。風のせいでどうせそれほど長く待てないので若干強い設定だ。時折10尺でもバラケの沈下中にウケがあったので、9尺でも釣れる自信があり、取り回しを優先しての判断。

1尺短くなると何が変わるって、風に対する仕掛けの安定性が変わる。仕掛けを安定させられる時間を少しでも長くしたい。

13:26、ようやく一枚釣れる。先月のようなガッツポーズではないが、嬉しい。ただし、軽いw

これでもうバラケの付け方とタッチの調整だけで大丈夫。2枚めは強いアタリで釣れてきた。3枚目は40センチ前後の良型!ただし、軽いw

14:55ごろ4枚めを追加し、もう一枚…というところ、玉網に絡んだ上バリが切れてしまい、ゲームセット。1分ほど余らせたが仕方ない。まずまず釣れたことの安堵感で終了の合図を待つ。

横から見ると自分のことをグレだと勘違いしている面構えのやつがおるな??

好結果に満足

SETくん「どうでした?」

「4枚釣ったぞこの野郎」

SETくん「うわーつまんな。そこは坊主食らってくれないと」

「しっしっ」

検量が楽しみなのはいつ以来だろう。トップはレッドマンの11.7kgと圧倒的。一方自分は3.7kgでゲストの1号くんと同重量で6~7位。総勢19人でいうと、クリエイト参戦以来の好結果である!ゲストを省くと6位。

「今年の俺は釣るよ?」

無事有言実行できたね。

成績データ

今のところ、10位である。21の3人は休会中に付き除外。ちょうど中堅にいる形に。9月は仕事の都合で欠場が決まったので、前半で貯金を少しでも増やしたい。去年に続いて1位を独走中なのは空気を読めないSETくんである。じつに憎たらしい。

ポイント計算の都合上、トップが他者より独走すると中位勢のポイントは低く出る。そのため先月よりは釣果ゼロメンバーの受けるダメージは相対的に軽減されることになる。1月の1枚釣れるか釣れないかがいかに大きいか、よくわかっていただけるかと思う。

計算式はすべてエクセルで処理して欠場者と釣果なしを区別しつつ参加賞10ポイント+重量をポイントに計算、一覧の空白欄を空白にしつつ、同着が発生しても順位エラーを吐かないように、それでいて毎月の結果がすぐに反映される処理を色々工夫している点はもっと褒められていいはずである。あ、これ完全に自己満足のやつで蛇足です。クラブ員は生データにアクセスできるので、自分の釣果や全体の釣果の推移を色々分析できてニヤニヤできるようになっています。

ちなみに先月は17人で33.3kg、今月は17人で71.6kg釣ったことになり、トシMG欠場にもかかわらず大幅に釣果はアップ。ただし、分散値は1月で1.5だったのが今月は11.29と大きく増えたことになるので、釣果のばらつきが激しいことがわかる。

さて、例会での一番の喜びとはなにか

2ヶ月連続で釣果に恵まれなかった人もいる。普段好釣果を安定して出している人が撃沈することもある。だから、誰より釣った、とかそういうことで喜ぶのは違うと思う。ネタでそういう会話はしなくもないが、やっぱり内なる自分との戦いに尽きる。去年より、先月より、いい釣りをしたい。いい釣りをして、他の人のほうがたくさん釣ったという結果が帰ってきても、それはそれで清々しい。

もんもんとストレスを抱えたような釣りをしていては、楽しくない。

例会の楽しみ方を教えてくれて、今回は特にタックルの見直しの助言をしてくれた部長とTAKERUさんには特に感謝しています。ありがとう。

例によっていちばん最後まで竿を出していた

日没まで遊んで、遠方から来場の別グループのお客様からウインナーとチキンのおすそわけを頂く。ごちそうさまでした。美味しかったです。

ひだ池は残念ながら去年の冬より釣果が落ち込んでいるというが、先日放流したひょうたん湖のヘラブナも時折釣れているという報告もあったし、ある意味でやりがいのある釣り場になっているので、ぜひ行ってみてほしい。

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