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【底釣り・チョーチンセット】ぽかぽか温泉前からシベリアひだ池リレーでフナまみれ

1日目

所用のついでに久々に温泉前、それも平日である。10時頃入釣。マブナだらけでヘラが釣れにくい、と聞いていたので、最初は浅ダナセットで釣り始めるも、横風とブルーギルの乱舞により、9尺の両ダンゴ底釣りに変更。ウキはハタさんの「昌月」ドブmod.パイプトップ#8でエサは芯華単品。しばらくするとウキが理想的な動きを繰り返し、面白いように釣れた。マブナが。

ちょっと変わった体型

まず釣れてきてオッと思ったのは、上記のフナである。尻ビレ付近は非常にギンブナっぽいが、妙に全身の長さと頭の大きさのバランスが他のフナと違う。非常に整っている感があるが、頭の細長さからいうとオオキンブナだろうと思う。が、オオキンブナと交雑したあいベラかもしれない。(しつこいようだがオオキンブナには普通にオス・メスがいて通常繁殖するので他魚種との交雑はあり得る)日淡詳しい人いかがでしょうか。

これですよこれ

ほとんど連発で釣れ続いたのがこのタイプのフナ。体色、形態から見てオオキンブナの幼魚であろう。このアタリで最もポピュラーなマブナである。

意見:マブナやモツゴも貴重な資源

釣った魚をどうするかはまず法令、次に釣り場のレギュレーション、その次にその人の意思決定、論理的にはその時点にマナーという順に従って処理されることになる。マナーは大事だと思うが、結局マナーを守るかどうかは人に強制できない以上最後はその人次第である。

そうは言っても、私はの在来魚のむやみな放置、殺害は反対の立場である。ただし駆除そのものに反対とまでは言わない。しかしそもそも河川の寄せ場なんだから、ジャミがいて当たり前というか、それがむしろあるべき姿なのであって、ヘラ師がこんなこと言ってはなんだがヘラブナなんて所詮放流された外様である。ヘラブナの比率を上げたいからと言って、網をいくらでも通り抜けて侵入してくるジャミを駆除したところであまり意味がなくただの殺戮行為にしかならないと思うぞ。

あと、そういうことをやっていると自然を愛するという言葉は矛盾するので、そのような綺麗事は使わないでほしい。私はヘラブナを釣るにあたって邪魔な生物を駆除することで不自然な環境を作り出しヘラブナを釣るという我欲を満たしたいです、と堂々と宣言しましょう。それが世間のコンセンサスを得られるかどうかでいうとかなり危ういとは思うので、やはり在来魚への負荷をできるだけ減らす努力をしています、という姿勢は見せたほうがいいのではないかと思うけどね。

私も一日やれば事故でモツゴや小鮒をいくらか死なせてしまっているので、矛盾しているといえば矛盾しているのだが、わざわざ殺すことはないと思う。

マブしかいねえならマブと向き合えばいい

自分の気分さえ許せば、切り替えてしまったほうが精神的充足感は高まる。両ダンゴの底釣りとはそもそもマブナも含めて何でもよく釣れる釣りである。どんどん釣ればいい。どうせ、底釣りをやっていて魚種の釣り分けなんて、それも同じフナ類の釣り分けなんて、できるものなんだろうか?結局この日はヘラブナは釣れなかったが、例会ではないし、不満という不満もなく楽しかった、と思って帰宅した。なお、ヘラブナの管理釣り場、と謳っている以上はやはりヘラブナが釣りやすい状況にコントロールできるに越したことはないという見方も当然成立することは付け加えておく。

それにしても温泉前、カオスで面白いが、どちらかというと苦手な釣り場である。当月のトーナメントはひだ池に出かける用事があったのでスルーした。

2日目 ひだ池ソロ釣行

前日にインスタグラムにソロ釣行予告を入れた。たんに釣行予告としたためたところで、多くの知り合いは温泉前に参戦するか、あるいは加福に集まるだろうし、スベるのも寂しいのでソロとわざわざ保険をかけたなどと推測された方、正解です。

でも、ソロ釣行のいいところは自分の時間、マインドフルネス的な過ごし方もできるし、好きな釣り方を好きな場所で好きなだけ試せる利点がある。別に場所替えしたっていいし、だるかったらいつでも帰ればいい。どんな釣り方をしようかなと考えた結果、1号ワンドで9尺底釣りにトライし、動画収録することにした。

で、ひだ池に到着。するとお初のお客様が。成り行きでお隣に入れさせていただくことに。予定変更で新桟橋である。ついでに、横でハタさんにオーダーしていた厳寒期チョーチンセットウキ昌月ドブエンハンスドモデル激寒スケスケトップ(仮名)が完成したのもあり、チョーチンうどんセットで9尺。

セッティング

竿: ダイワ へらX9
道糸: PET 0.6号
ウキ:チョーチンセットウキ昌月ドブエンハンスドモデル激寒スケスケトップ#4
ハリス:0.35号 65cm 最終的に50cm
ハリ:リグル3号 のち動きが良くなったので4号に変更

粒戦:50
細粒:100
段差バラケ:150
水:250
セットアップ:150

BBフラッシュまたは細粒でもたせ、粘りを加減

釣りのスタートは遅く、10時過ぎから。この日はどういうわけだか、やたらと空いていた。新桟橋122番、外向きである。風の影響は受けにくい。程なくして一枚釣れる。

ゲスト様いわく、「ひだ池のヘラは頭がでかくて引き味に重量感がある」

ヘラブナも不思議というか、いい加減な魚で、場所や環境で形態が結構異なる。ひだ池は池干し保全から養魚場からの直送までいろんなヘラブナが入っているので、なかなかにカオスである。そういえば最近マルナガベラがどうのこうのって聞かなくなったけど、成長したのか、それとも??

嵐を呼ぶ男・トシくんのリモートワークによりかまいたちの夜のバッドエンドみたいな雪が降ってくるハプニングもあったがどうにか耐えきる。

13時過ぎまでチョーチンウドンセットで8枚ほど釣って、9尺底釣りに切り替える。が、30分やっても全然まともなアタリが出ないのでやめた。この日は「わざわざ底に潜るより中層のエサ食ってたほうが暖かいし楽じゃん」モードで8尺前後のチョーチンが良さそうだ。明らかに活性のある魚は底を切っていた。

昼をすぎるとヘラブナは見えるところまで浮上してくる集団がいると予想していたが、どうやらそのとおりになってきた。そこで最後の釣り方は浅ダナウドンセットにした。

セッティング

竿: ダイワ へらX9
道糸: PET 0.6号
ウキ:クルージャンウィンターバージョン 浅ダナムクトップ #3
ハリス:0.4号 45cm 最終的に30cm
ハリ:リグル4号

やや強気のセッティング。タナに入る頃に抜けて、数秒のラグで強く当たらせるのを狙っている。

バラケは

粒戦:50
細粒:50
サナギパワー:100
水:250
セットアップ:100
BBフラッシュ:100

食わせはひたすらサナギ玉である。

期待通り、大型が次々とヒット!

一旦沈没するに見せかけてバラケが抜け、それに対してウケが出て、その間に食わせのハリスが張っていって、ラスト一節でズン!のパターンで時折連発。一気に数が伸びた。ただし横風があるときにそれをうまくやるのはまだできていない。精進が必要だ。

堂々たる体躯!これだよこれ!

へらXで浅ダナセットの釣りをするのも楽しいし、快適である。ハリのある竿なので、振り込みやすいし、魚が乗った瞬間にしっかり曲げられるのでスムーズにロッドパワーの最大値を引き出せる。これは結構気持ちいい。あくまで軽くシャープなSとはまた違うフィーリングだが決して鈍重ではない。少なくとも月光よりは機敏なフィーリングだ。

あわせをくれた瞬間、ドシッと手応えがあり、深い紅色のロッドが弧を描き、横走りを食い止めぐいと浮かせていく。月光もいいが、チョーチン含めた宙釣りをやるならもう少し予算を出してX、これおすすめ。

夕方はビシバシ釣って冬のうっぷんを晴らす?

スタートも遅く途中の底釣りで1時間近く穴が空いたのが痛かったが、実釣時間はオイシイ時間多めの6時間強。ちゃんと数えてなかったが、控えめに見積もって30枚は釣った。たぶん35枚前後は釣っていると思う。ひだ池でこれだけ釣ったのは久しぶりだ。いい釣行でいい兆候。やかましいわ。

ご新規様もチョーチンセットで連発に次ぐ連発、すっかりハマってしまったようで本当にいい釣りができてよかった。

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