サイトアイコン P-squad Magazine(旧ドブログ

ついにASRA MAX F2が発売されたけど、黒河アドバイザーの釣りは本当にすごかった【取材後記】

11月のやま栄渡船、好調という情報によりC☆MAXの釣行会に同行する形で新発売のNSR ASRA MAX F2製品モデルの実釣取材釣行に行ってきた。情報公開のタイミング等々の事情で本記事を執筆するのは順番的に最後なので、結構間が空いてしまった。

橋が夜間通行止め!すわ1時間プラスの大回り!?

やま栄渡船に向かうときに必ず通る、パールロード麻生の浦大橋。これが夜間工事により通行止めというタイミングになってしまい、大きく迂回せざるをえないかと思ったが、集合時間にゆとりがあり、5時の開通を待って渡船場に到着。

C☆MAXメンバーのみなさんが集まっていて、そこで初めてこの釣りがクラブの釣行会であることを知ったw

ASRA MAX F2がとんでもない竿なんだ、これが

ASRA MAX F2の性能については、すでに動画やISSEN by NSR公式サイトで紹介しているとおり、1.2号と細いラインを使いたいシチュエーションでその限られた強度を最大限に活かすロッドであるということが特筆すべきもので、魚を掛けてから驚くほど魚が暴れず自分から浮いてくるかのような快適なファイトができる仕上がりとなった。

1.2号というと、普通のガチガチにバットが硬いかかり釣りロッドではラインブレイクの不安がつきまとう番手だが、動画で黒河さんはチヌを次々と10メートル近い海底から引き抜いていく。

バットから放物線のように美しいカーブを描く。ヒットしたのはアイゴだけど。

私も隣で釣りをしたが、残念ながらチヌは釣れなかった。(というか、そこにいるのはわかっているにも拘らず釣る技術がおぼつかなかった)しかし、チヌよりダッシュしがちな35cmアイゴを掛けても、引っ張り上げるような力をほとんど加えることなくスルスルという表現が合うように浮いてくるという不思議な体験をした。

画像のように、バットから放物線のような曲がり方をするのだが、この状態で魚のパワーを受け止め、これがまっすぐに復元しようとするときに実にマイルドかつスムーズに減衰していくので、それに合わせて巻き取っていけばよいのだ。そして程よくまた曲がっていくので、基本通り胴でタメていれば魚の方から浮くかのようにテンションが減衰し、「はい、そろそろ巻いて!」とロッドが教えてくれるかのようだった。ここ重要ね。

市販のバットが強いモデルはパーンという感じで反発して復元しようとするので、そのショックは当然魚にも伝わるし、すかさず巻き取りにかからなければならず慌ただしくなる。

ところがこのF2、そんなドタバタとは無縁である。落ち着いて、優雅に竿を曲げ、戻ってくるぶん(あわよくばプラスアルファ)リーリングしていればよいのである。ヘラブナ釣り師でもある私からすると、軟調のへら竿でやり取りしているのと似たフィーリングだった。じゃあ誘いや置き直しのときにやりにくいかというと、全然そんなことはない。振り調子としてペランペランに柔らかいということは全く無く、程よく張りがあるので操作性は他のモデルと同じく細かくレスポンシブなもので、遜色ない。

残念ながらそれを体感させた魚は本命ではなかったが、ロッドのポテンシャルを体験するには十分な時間だった。実に役得である。。。

爆風、上潮滑りでも関係なくビシバシ釣っていく黒河アドバイザー

切れ味がすごい!そしてF2が美しい!

詳しくは動画で確認して欲しい。これだけたくさんのチヌが足元にいるということを証明するかのような釣り。F2のプロトタイプから更に発展した製品版のF2の仕上がりに驚きを隠せなかった様子。

隣で釣りができるというだけでも大変貴重な体験なんですよね。

早朝から立て続けに3枚のチヌを仕留めるという、動画としては完璧な釣りを収録することが出来たので昼前から自分も横で竿を出すことに。チャリコやアイゴが時折ヒットするが、なかなかチヌの顔が見れない。

よっしゃ!!!

ようやくエビで待望のヒット!満を持してあわせをくれてやるのだが、合わせ切れになってしまい、頭を抱える。多分結びが甘かった。

これがトップトーナメンターの実力。。。

その直後、左からビシ!!!と切れ味もシャープなあわせの音がw思わずその悔しさに突っ伏してしまううちP。

ニコニコの黒河さんと脱帽して笑うしかない私

この「いるとわかった魚は確実に釣る」技術は実にとんでもないものだと再確認した瞬間だった。ほんとすごい。目の前でこんなの見たら釘付けになります。そういえば3月のやま栄渡船釣行でニシダテツヤさんがワンチャンスを逃さずキャッチしていく様子も相当すごいと思った。「釣る人は釣ってますよ」とはよく聞くコメントだが、一般人とマスタークラスの差はやっぱり歴然たるものがある。

「まあ今日は撮影の仕事だから・・・(涙目」

去年の鵜方浜釣センターでもいる魚を確実に釣るというシーンを目の当たりにしたが、この日も察知した気配を確実に捉えていく。それもこの爆風の中で。もちろん1.2号とF2という高感度なタックルという強力な武器がそれを後押ししているけれど、それを高次元に使いこなしていくところも、「異次元」。

会話の内容は秘密だけど

同じようなあたりを自分も出せているけど一向に釣り上げることが出来ない。その原因は一体どこにあるのかと思い、見学モードに。微細なロッドワークや、動作の一つ一つに明確な必要性と理由が存在しているので、解説がシンプルですごくわかりやすい。

「…で、こうなるわけ!」「ほえ~~~~~!」

一連の釣り方を解説し、予告したタイミングドンピシャではっきりとしたアタリが。解説しながら実際にその一投でチヌを掛ける!このシーンは、本当に凄味を感じる一瞬だった。遠巻きの定点撮影だけど、このくだりは公式動画でも尺が伸びることを承知で採用した。あまりに素敵なシーンだったからだ。

この日の釣りの様子は公式チャンネルでしっかり公開したので、ぜひ見ていただいて、黒河アドバイザーの切れ味抜群の釣りと、それを更に奥深く表現する異次元のニューモデル、ASRA MAX F2の実釣におけるポテンシャルをチェックしていただければと思う。

ISSEN by NSR公式サイト https://nsr-issen.com/

モバイルバージョンを終了