ろくな釣果が出なかったので写真は自家製ラー油の素材を合わせ終わったところのものです。
やばい殿様「ブログ全部読みましたよ」
「えっ、全部…?気持ち悪い…マジで…あのボリュームを…あの陰湿で性格が悪い長文でおなじみの、高齢独身が勢いに任せて書いているだけの陰鬱なブログを…マジで…」
そう、この日は小さな読者感謝祭として、ひだ池で色々お世話になっている若い衆二人を誘って浜名湖へ海釣りに出かけていた。
結論から言うと、かなり渋い日で、かかり釣りスタイルでグレを狙ってみたのだが、唯一まずまず食べどころのあるサイズのグレを2匹釣ったのがざわちん。この日の推定発言回数は「そっすね」が24回、新たにパターンとして定着しつつある「つよい」が17回であった。ヤバ殿と賭ける約束だったが忘れていた。今回の結果を参考に今後オッズをつけてラーメンを賭けようと思う。
なにより、一日とても快適で、笑いが耐えない絶えず楽しかった。私だけが楽しくても意味がなくて、二人も楽しんでもらえたかが重要なのだけど、どうやら楽しんでもらえたようで良かった。ただ、かねてからの雨水と小潮による排水不足で湖内の潮が甘く、白っぽい笹濁り。かなり厳しい海になってしまった。
今日のハイライト 誰がどう見ても本命のアタリをスルーしてフグを選ぶという神業を披露
ざわちんが私のNSR ASRA MAX 160F2の研ぎ澄まされた穂先を凝視する。思わず解説に力が入る。
強く2回穂先を絞る反応が。
「これはもしかしてチヌじゃないのかな」
と思い、少し緩めて次のアタリを読む。すると小さく曲げるアタリが出る。ここだ!
「ウッソだろおいwwwwwww」
上がってきたのは普通の普通なフグであった。
「え?マジっすか!?さっきのアタリでフグなんですか!?」
「いや、見逃した結果次にハリを噛んだのがフグだったんでしょ…」
これがこの日唯一と言ってもいい動きのあるシーンだったw
シンクロする快適さ、波長の中で、引っ張っていく
ということで、釣り自体はざわちんが一瞬ハイライトを作ってくれたものの全体としては振るわず。次回こそ、と決意を新たに帰路につく。
それぞれ年齢も職業もバラバラだけど、噛み合ってる。心地いい。お互い気を遣わずともトントンとコミュニケーションが取れることの幸せを噛みしめる一日だった。好きな釣りも同じだし、お互いの価値観を理解し合えてノーストレスだった。ありがたい。それもあってあまり疲れを感じずに帰宅した。
釣りという趣味スポーツを通じて、お互いが成長していくような、関わることで変化していくような、そんな清々しさがあった。なんというか、学生時代に送れなかった青春を取り戻したかのような気分の良さだった。