P-squad Magazine(旧ドブログ

セカンド・アユ

※これは2025年7月に執筆した記事です。

やっぱりとんでもなく楽しい釣りだ、鮎釣り。

すでに、アユ釣りのシーズンの短さにやきもきしている。一年を通して半分もない。早いところで5月中旬以降、粘って10月。いい時期は6~9月。実に短い。渓流トラウトルアーも手軽に釣果を伸ばせるハイシーズンはGWごろから梅雨明けまでと考えるとこれもまた短いと思うが、それにしても川釣りというのは季節感をビビッドに味わえる半面、鮎の寿命と同様に釣期は実にはかない。

とにかくもっと鮎を掛けたい。結局初回の釣りから数日後、HGの益田川へ向かった。前回と同じく畑中さんのところでおとりを購入。

「さっきあんちゃんよりもっと若い子がアユ釣りを始めたいっておとりを買いに来たよ」

という。同じ日に同じポイントで同じようにスタートした同業者がいることに喜びもひとしお。今回はおとりを2匹購入し、前回と同じポイントに向かうとどうやらその人らしい釣り人が竿を構えていた。おそらく歩き回るだろうと踏んで、今回はそこから大きく上流に離れて釣りを開始することにした。

この日の目標は引き釣りによるヒット

深瀬でスタートするが、なかなかヒットしてくれない。狭い川なので徐々に釣りあがっていくが、いったん下流側の瀬肩に引き釣りでおとりを入れ込んでいくと目印がドンと瞬間移動した。首尾よく一匹目だと喜んで引き抜きにかかるが、水圧に負けてばれてしまった。

その後がつらかった!野鮎が追う様子は時々あるが、なかなか掛からない。今思えば、背バリを打ってイカリをチラシに交換することを試してみればよかったかもしれない。ともかく、小一時間2匹の養殖おとりを弱らせながら試行錯誤し、ようやく大石の横で泳がせてヒット。

かなり焦ったがようやく野鮎におとりをチェンジできてほっとする。

養殖おとりの限界が近づく中ようやくヒットし安堵

いっけえー!!野鮎パワー!!

野鮎にハナカン、逆バリを打って川に放つと、一気に沖に向かって走る!そのまま目印を目で追うと、やや下流に向けて走ったのち、さっき自分がいた場所のやや下流の流心に飛び込んでいった。あ、ポイントに入ったな、と思った瞬間また目印が走った。新たなおとりは自分からポイントに飛び込み、次の野鮎を連れてきた。すごい。誤解を恐れずに言えば、鮎ルアーもいいが、断然生きたおとりを操るほうが醍醐味を味わえるだろうと思った。

そこから3匹連続で同様のポイントで掛かり、ニコニコになるがさすがにその先は続かず、ほかのポイントを試す。

しかしどうも追いが悪い。群れているんだか、なわばりをもっているんだか、よくわからない。しつこく対岸までせめてみたが、追われはするが掛からず、またちゃら瀬にもどって引き釣りを試すなどして最終的に5匹の釣果となった。

引き釣りの魅力もまたアユ釣りの大いなるハイライト

引き釣りしかしないという人もいるくらい、引き釣りには鮎釣りの豪快な魅力が詰まっている。目印が飛ぶ、と言われるような強烈なアタリからの竿のポテンシャルを使い切るようなファイトは釣り師なら垂涎もの。今回はそうした引き釣りの魅力の片鱗を味わうことができた。

一方でところどころ流速が低い場を泳がせでおとりなりに走らせて野鮎を挑発するのもテクニカルで楽しいし、飽きない。とにかく夏は短い。始まったばかりの鮎釣り一年生、悔いのないシーズンにしたい。

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