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仕事の隙間時間に2年ぶりの猫が洞池でトライ

以前よく通っていた猫が洞池。名古屋市千種区にありながら、水辺環境がとてもよい大きなため池で、水質もほどほどに緑に濁っているが決して嫌な富栄養化の濁り方ではなく、水源も近いために安定しているのでヘラブナのコンディションがとてもいい。多少の濁りがあるから短い竿でも釣れる。クリアすぎると、15尺が短い竿というカテゴリになり非常に神経質な釣りになるからこれくらいがいい。今回はちょっと時間ができたので久しぶりに立ち寄ってみた。

有志による魚の管理が行われていて、また自治が行き届いていてマナーがとてもよく、自由な釣り方で楽しめるしぽっと出で池に竿を出しても気さくに話しかけてくる人が多い「居心地のいい市民池」の代表格といってもいいと思う。筆者は池下、今池で仕事をしているので、ちょっと空いた時間に立ち寄ってはいろんな釣りを試す練習場としてとても重宝している。なんたって、地下鉄がビュンビュン足元を通る場所にある職場から車で15分で釣り座を構えられて、コンディションのいい太ったヘラブナが釣れるのだから、こんなに素晴らしい環境はない。両だんごやグルテンの宙釣りが多いようだが、とろろセット、うどんセットも十分釣れる魚影がある。特に夏場のカッツケとろろセットは大きく爆発して釣れまくる可能性が十分にある。下手な管理釣り場より釣れるんじゃないかという魚影の濃さは地元有志の愛情ならではだろう。

だれでももちろん自由に釣りをすることができるが、ヘラブナは地元有志による放流が行われた関係で、ヘラブナ釣りをするならほんの少し「お邪魔させていただく」感覚で、現地のマナーや雰囲気を損なうことがないように気を付けてほしい。特に魚の取り扱い、釣り場の清掃などは言うまでもないが、特に気を付けたいところだ。

現場での釣り方は自由だが、だいたい8~11尺と短めの竿で堰堤方面は底釣り、公園側は水底にヒシモがびっしり生えている関係で浅ダナからカッツケがメインになる。

いつもと違う場所で底釣りをしようとしたが駄目だった

いつもは山側で竿を出していたが、先客でいっぱいだったので公園わきで準備を始める。すると、常連の方から「そこはヒシモだらけだから無理だよ!」と声をかけてもらう。しかし、もう作ってしまったのだ、ダンゴの底釣り夏をこってり配合したダンゴ餌を。「両ダンゴがいいよ」とのことだが、個人的にこのみっちりしたエサでは浅ダナ両ダンゴの釣りはどうもしっくりこない。やむなく、というか、結局これかよ、というか、今回もメーターセットのウドンに落ち着いてしまった。底釣りのつもりで作ったダンゴにもう少し水を追加してネチネチな感じに仕込むと、ほどよくタナに入ったら抜けるエサになった。これ、実は結構いけるかもしれない。ちなみに、凄麩2:マッハ1:夏2である。この場合、下ハリスは少し長く、35センチくらいがちょうどよかったが、魚の密度が上がってきたタイミングでもっと詰めてもいい感じだった。まずはセットで5枚。

せっかくなのでメーター両ダンゴも試しておく

凄麩2:マッハ1:ガッテン2:水1

でエアを多めに含ませるボソタッチに作る。が、予想通り、粘らせ、ゆっくり沈ませるようなダンゴがよかった。そうなるとマッハが少し重すぎるので、マッハを省略してちょっと開かせたいぞ、という状況からだったらラフ付けするみたいな調整で行けそうだ。

ただ、思ったより寄りが悪い。ダンゴを競って食うような感じにならないと、なじむまでのアタリを取る浅ダナ両ダンゴが成立しない。もっと魚を集めないといけないのだが、いかんせん午後の数時間勝負なので、今一つ馬力にかけるのだ。ぶら下がってからのアタリを取る人も多いようだが、やっぱり浅ダナ両ダンゴの醍醐味はなじむ直前のチクアタリからの豪快なヒットといきたいところ。これはまた次回に持ち越すことにしよう。たぶん、セットを続けたほうが数は伸びた。

日没直前まで遊んで、むっちむちに肉の乗ったヘラブナの引きを楽しんだ。本当にここのヘラブナは型ぞろいでコンディションもいい。環境の良さがうかがえる。両ダンゴでは7枚の釣果、結局3時間半くらいで12枚と、とりあえず二けたには乗ったが、両ダンゴのパターンをつかみきれずに終わってしまったので、もうちょっと時間をかけてやらないとだめだろう。地形の都合上あまり深いタナを探れないので、ハリスを極端に長くすることもできないので、もしかしたら準カッツケくらいにしてハリスを50センチとるような釣り方から入っていって、エサが叩かれるようになってきたら徐々に詰めていく、というのがいいかもしれない。

とにかく、この日はなじむ前に消し込むパターン、なじむ直前にチクっと入るアタリが5回に一回くらいと、今一つ盛り上がらなかった。しかし、全体的によく釣れていると判断していいと思うので、ぜひまた出かけようと思う。仕事は夜に頑張るからw

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