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春直前の名古屋港9号地でナイトフカセ

仕事終わりにでも出かけられるのが名古屋港9号地の良さ。そろそろチヌが釣れ始めた情報を入手したので夜フカセなら一枚でもとれるのではないかと思い北西風の強い日だったが出かけることにした。


ミックスライス投入!

急に思い立っての釣行でもオキアミのコマセが直ぐにできる便利なやつだが、後から水気が出てくることに注意

本日のコマセと食わせ餌。エサ取りが少なくそれほど流れの強くない場所なので集魚力を重視したいが予算の兼ね合いもある。

今回は11月にもお世話になった「チヌの道」半分、チヌパワー徳用半分にミックスライスを配合し、適宜チヌパワーで粘りを調整した。ただ、半袋ではミックスライスが多すぎて水っぽくなり、遠投しづらい餌になってしまった。結構粘り強いし、糠を少し足すか、ミックスライスを半分にするかのどっちかだが、こんなものを半分残したところで持って帰るわけにもいかんし、結局撒くしかない。解凍されるにつけ水気が増して行ったので、次回は最初、ちょっとボソボソだなというくらいで一旦止めておいて様子を見たい。

なにせ、この組み合わせは集魚力が高めでコストも抑えられるからだ。チヌの道は気軽な9号地の釣りに相性がいい。湾チヌスペシャルと倍近い価格の差がある。湾チヌは休日じっくり釣り込むときに温存しておくw

香ばしい香り漂う9号地まだ人まばら

夜に備えていきなり電光円錐ウキ(キザクラ)3B使用

ウキは3Bだが、微妙にシズを追加して、餌がついていると全体が微妙に水面下にあるような状態にする。これで風に押されにくく、餌が落ちたらウキの挙動が変わるのでわかりやすい。半遊動だが、ウキがプカプカと浮いたり沈んだりを繰り返すような状態ではあまり良くない。仕掛けや餌の自重と底潮に引っ張られるテンションがかかるとウキは微妙に沈下したところで安定する。

ハリスは根ズレを考慮して1.75号、ハリはささめの喰わせチヌケイムラ3号。からまん棒は潮受けタイプを用いて緩めの潮でもできるだけ道糸の張りをもたせてやるのと、ラインメンディングしてもできるだけ餌が浮き上がらないようにしている。当然、それだけ餌を先行させハリスに角度がつくので、最初に測った水深よりも1mほどウキ下を長くとって様子を見る。

ウキ下のずらしを微調整していく

そして実際に食わせを付けて流し込んでいきながら、潮の具合によってこのずらし幅を長くとったり短くとったりする。これ、へらぶな釣りで学んだ底釣りの理屈が応用できるので結構イメージはしやすかった。ハリスが這っているというよりは、餌が凧みたいに底付近を転がりながらたなびいているような感じになるかと思う。これだとアタリがわからない?いやいや、そんなことはない、、、はず。多分。ハリスがきちんと伸びていればウキには何らかの反応が出るはず。多分。

逆に水深が浅くなっていたり、障害物に食わせが乗ったり引っかかったりすると、それだけハリを水が押していくテンションが抜けることになるので、そのドラグが抜けたぶんウキがプカプカと浮いてくる。これを把握するために微妙にしもるようにしているというわけだ。ずらし幅を長くしすぎるとすぐにこの現状が起きるし、足りないと延々と流れていく。時々ウキにかかる餌の引っ張りが抜けたり抜けなかったり、位がちょうどいい具合に底を転がっていると考えてよいかと思う。時々底の貝殻とかゴミを拾ってしまうようなら、きちんと底をトレースできているとみていいだろう。

もぞもぞ、ス~

早速狙い通り、ウキに反応が出た。暫く待つとウキがゆっくり引っ張られていく。

もはや名物の茶色マイクロカサゴ

彼の仕業である。即リリースだがなんたって今年9号地の初釣果である。カサゴの魚影が濃い事はいいことだ。SOLAS条約に守られて安全な港湾で大きくなっていただきたい。さて、こんな小さな魚のアタリでもちゃんとウキに反応が出ているので、このまま釣りこんでいく。

またもやスーッと入るあたりを疑念半分で合わせる

そういえば一昨年少しフカセやったときもよく釣ったなこれ

乗った瞬間ギュイーンと引くが、2秒で抵抗が抜ける独特の引き味と重量感のなさ。ああ、長いやつだ、とすぐにわかった。一昨年も少し9号地でフカセ釣りをやったことがあるが、穴子ばかり釣れた。今回もそうだ。立て続けに2匹釣った。

22時まで粘るがダメ。撤退

それほど寒さを感じずに長時間粘ることができたが、予想していた下げ潮開始直後のチャンスを空振りにしてしまった。時折オキアミがかじられていたが、もう少し積極的に掛けに行っても良かったかもしれない。とにかく今回はチヌボーズ。穴子2本は久しぶりに煮穴子にして食べようと思ってキープした。

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