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サウナの良さに気づいたアラフォー、サ活というものを始めた 1

冷え込みも厳しくなりつつある今日このごろ、だんだん休みの日は家から出ない日も増えてきた。

ちょっと前にツイッターで流れてきたサウナ布教PRマンガを読み、どうやら今まで私が認識していた「ひたすら熱くてしんどくてそれでもおっさんたちはこぞって行くくらいだからなんかいいものなんだろうとは思うがおそらく俺には合ってない」サウナは間違った認識だったということがわかった。

30代に静かなブーム「サ活」

サウナで温めた体を水風呂で一気に冷やし、さらに外気浴で一旦収縮した血管に血流が戻り、脳にフレッシュな血液が大量に送り込まれ、得も言われぬ多幸感に包まれるのだという。合法ドラッグとまで言われるその感覚は業界では「ととのう」というのだそうだ。なんだそれ。でもそんな知らない世界がベタなスパ銭とか職場から歩いて5分のサウナにあるだなんて。

そういえばいつの間にか私もアラフォーである。土日に休んでも疲れが取れないことも少なくない。なんだろう、寝ても楽にならない。ついつい酒に手が伸びる。これはよろしくない!

サウナに対する誤解を解いて、新しい世界を試してみよう

サウナといえば、学生時代の友人とスパ銭に出かけて一旦サウナ室に入るものの、ものの3分ほどで離脱し、水風呂をスルーして「いやー暑かった、なんだあれは」などとほざきながら露天風呂の脇のベンチで金玉を冷やしていたものだ。所詮、背伸びして大人ぶりたいクソガキの所業である。おそらくサウナ愛好家おじさんから見たら、堤防で3人位でヘッドライトを付けたままギャーギャー騒ぎながら現れてはどんくさいルアーを人の目の前に飛ばしてくるボーヤと同じように見えただろう。

ああ、アレは恥ずかしいことをした!

きっかけは帰りが遅くなった日の交通費および所要時間の問題

私の職場は日によって違うのだが、といいつつ、ここ二年くらいは特に専属契約というわけでもないがほとんど毎日同じ現場で、それは幸運なことに日本有数のサウナ激戦区である栄、今池に非常にアクセスしやすい場所にある。しかし自宅は所要時間一時間以上の山奥である。路線バスの終発も早い。土日などは9時位で終わってしまうという、自然豊かというわけでもないくせに不便な、なんの楽しみもない僻地である。識字率も0.1%くらいだし、貨幣経済も整っていないので貝殻を拾って持っていけばそれを現金としてだましだまし生きていけたり、1丁目と2丁目で言語が通じず、夏祭りでは驚くべきことに80年代から一貫して一年も休まずリバイバルでもなんでもなく毎年荻野目洋子のダンシング・ヒーローが採用され、狂ったように踊り狂う盆踊り同好会が絶大な発言力を有する町内会、成人の儀式はイノシシに全裸で立ち向かい太ももに一発強烈な牙の刺突を食らうとか、バスは名鉄と共同運行なくせに頑なにICカードを導入しないとか、そういう地域である。ダンシング・ヒーローとICカードのところは信じられないかもしれないが本当だ。嘘みたいな話だが本当だ。あとは嘘。

バスを逃した場合タクシーを利用せざるを得ないのだが、深夜割増で2600円もかかる。ただでさえ、往復で2500円くらいかかる通勤にこのタクシー料金が乗ってくると、なんのために帰るのかわからなくなる。そこで、名古屋市内のカプセルホテルを探してみたというわけだ。それで今池で3500円ほどで風呂サウナカプセル宿泊のセットをやっていることを知った。あれ?次の日も名古屋で仕事するなら帰るより安くないか!?毎日6時半くらいに起きなければならないが、これなら8時半チェックアウトで割と普通に間に合う!?それと、仕事の日の交通費は支給される!ということは木曜日とかに酒のんでカプセルで寝て早朝サウナ決めて出勤ギリギリまで二度寝かましても実質千円!(あれれ?もう帰宅しなくてよくね?)天国か!

それでなくとも次の日が休みで翌日帰宅するにしても、タクシー料金を差し引くと1000円ほどの足が出る程度だ。それで12時まで風呂入り放題でゴロゴロできるなんて最高じゃね?

あと、もう一つ考えとしては、車通勤の日はどうせ24時間パーキングに車を停めるので翌日早朝から釣りに出かけるときにも便利!車中泊よりコンディション整った状態でスタートできる!名港、浜名湖方面なら高速代も浮く!

これはますます利用価値が高いと考えざるを得ない。
この話を知人にしたところ、「じゃあ名古屋市内に住めばいいじゃん」。身も蓋もねえな。駐車場代安ければいいけどサウナ徒歩圏内とか家賃かよってくらいのお値段じゃないですか。貧乏だが釣りするから車を手放すのは避けたい。俺にサクセスをくれ。

サウナの良さに気づいたアラフォー、サ活というものを始めた 2 へ続く。

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