サイトアイコン P-squad Magazine(旧ドブログ

どんなコンテンツも、人の手と気持ちが入っている。無断転載は許さない

今回はオコです。愚痴です。釣りの話じゃなくてごめん。

おかげさまで年明け辺りから動画のトラフィックが伸びております。最近、動画と記事へのリンクがどっかに掲載された知らせが来たので見に行った。そしたら、ユーチューブの動画をただひたすら羅列しただけのアフィサイトでしたわ。インターネットの基本として、記事や動画へのリンクは公序良俗の範囲で自由ですよ。だけど、色んな人が作った動画を羅列して、しかも説明欄をまるごとコピペして、そこにアフィリエイトへのリンクとかが付いてるのを見ると、ほんと恥知らずだと思う。それ引用の範囲を超えてますよ?

そもそも、動画をまとめたキュレーションサイトなんて存在意義自体が怪しい。動画コンテンツを集約しているのがYouTubeなわけで、YouTubeのアプリなりブラウザ画面の中で全てユーザー行動は完結する。わざわざそれで外部サイトに他人の動画を並べるのはなぜかというと、トラフィックを集めて閲覧者にアフィリエイトのリンクを踏ませたり、アドセンス広告を踏ませたりしたいわけですよ。人のふんどしで相撲を取るというやつです。

もちろんこのブログにもアドセンス広告は配信されていて、みなさんがクリックしたり、見た回数によって広告主からGoogleの取り分を引いた残りがうちに振り込まれるわけだけど、これは自分で書いた文章だし、時給ベースで行くと二桁円とかだし、年間を通してサイトの維持費用とトントンに毛が生えるレベル。この界隈に詳しくない人が思うほど、ニッチなブログの広告収入は美味しいものではない。収益性だけで見れば、どう考えてもポスティングのバイトのほうが効率が良いのが当ブログのショボさであるw

それでもこのブログの記事も動画も、伝聞ではなく、実体験や取材をベースにして自分の身銭と時間とスキルとやる気でもって作られているわけですよ。あと好意で出演してくれる仲間の方々の心意気と時間とお金。遊びのついでといえばそれまでだけど、読んでくれる人、見てくれる人からのフィードバックが嬉しくて、今度はどんな企画をやろうかなとか、どうやって撮影しようかなとか、仕事と遊びの融合した環境の中で色々考えたりもする。

その結果、ほんとチリみたいな金額とはいえ収益を生み出しているのがこのブログ。動画はまだまだ遠い未来か。ともかく、自分が楽しみながらではあるものの、見る人のことを想像してものをアウトプットする。拙いけど。それを皆さんが無料で楽しんでくれて、その分のコストは広告主がうちに還元してくれる形なわけだが、その一連の流れに広告主やGoogleも含めて、色んな人の気持ちが行き来しているということは良識あるウェブ屋なら理解しているはずである。そこがわからないのならウェブマーケターとしてのあり方に疑問と言わざるを得ない。引用の範囲を超えた転載は経済的なタダ乗りというアンモラルな行為であるばかりか、そうしたコンテンツの周りにいる人達に対する侮辱である。

以前、このブログの記事を丸ごとどっかに転載するスクリプトで更新と同時にどっかのまとめサイトに転載されるという明らかな著作権侵害があったが、即刻テキストのコピペをできないように設定し、さらにRSSフィードを止めた。相手が悪かったら訴訟沙汰だっただろうけど、個人でどうせバレないと思ったんだろう。こっちはアナリティクスをはじめとして、ちゃんと不審なトラフィックを観測している。もっというと、必要とあれば生ログもたどっていく。めんどくさいけど。とにかくモラルのない輩がいるから、インターネットの利便性は損なわれていくのである。

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