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ヒロキューの餌使用感について勝手にレビューしていく

最初に書いておくけど、誰にも頼まれてないし、このレビューについてはどこからもお金もらってないので、いちユーザーの興味関心に基づく率直な感想です。そもそも案件来るほどわしには影響力ないしw

さて、ひだ池でもヒロキューの餌を買えるようになったということでぐっと身近になったヒロキューの餌(我々比)。先日は底釣り餌を試したが、今回は両ダンゴである。サムネイルは「あやめ」だがw

総論:初心者が最初に買う餌としてのポテンシャルは人が思っているよりずっと高い

これは胸を張っていただきたいと思うし、もっと認知されていいと思う点。その理由として最もはっきりしているのは、各餌が目的にあったしっかりしたコンセプトであることに加え、最初からある程度いろんな材料がミックスされていて、単品でも調整の幅が広く感じられることにある。したがって初心者が単品で使えば大外れするリスクが小さい餌ではないかという印象を受けた。

ダンゴ餌なら「みやび」、チョーチン両ダンゴなら「あやめ」、底釣りなら「ペレ充」や「制覇」。とりあえずこれらがあれば釣りになる。最近ひだ池において私の周りではペレ充単品の底釣りが流行っている。重量とまとまりの良さでポイントがボケにくく、上で捕まりにくい特性が、活性の高い時期のひだ池に合っているようだ。従来の底餌と比較しても、目詰まりが弱く、むしろ多少押し練りをしながら使ってちょうどいい感じだった。あやめはまとまりがよく、軽いように感じられつつもしっかり棚まで届く餌になった。これはもう少し使い込んで個別でレビューしたい。

最初にベースになるのはこれ、というのがはっきりしているのはユーザーにとってわかりやすいアイコンになる。それはパッケージデザインにもある程度反映されていて、そのオプションとして、軽くするとか、開かせるとか、まとめるとか、そういう餌を組み合わせるというのがシンプルで一貫していてわかりやすい。が、まだ工夫の余地はありそうだ。その辺を初心者にもわかるよう視覚的にも、説明文としてももっとわかりやすくしたらいいのになあというのが率直な感想だ。その点は惜しい。まずどれから入ったらええねん、が誰にでもわかるようになっていれば、より手にとってもらえる確率は上がると思う。

ベース餌は全体的に粘り、まとまりが強い

開きが良い餌、練らないのが大事、みたいな話がいっときすごく重要視されていたものの、最近はマルキユーもカルネバやカクシンのように増粘剤で粘らせるタイプの餌を増やしてきている。自分で練って合わせていくのではなく、開きを保ったままもたせたいので増粘剤でまとめている、ということだろうか。いやいや、ガンガンいじっていったほうがいいよ、という話題も一方で増えてきている気もする。思うに、最近入ってきた人はあまりにも手を入れなさすぎなのではないか、という気がする。自分もその落とし穴に落ちていて両ダンゴへの苦手意識が強くなりすぎた。あまりにもここ一年の自分のダンゴはサラッとしすぎていたのだ。反省。

ともかく、あやめもみやびも、単品で作ってみた結果、裏書きどおりに作るともっちりと粘りをやや強く感じるものに仕上がった。逆に言えば、手水を打ちながら調整していくが練り込み方の調整はそれほど苦にならない。粘ると言っても、ある程度手水を入れて修正したダンゴを放り込んだら煙幕状にバラけながら沈下した。

みやびの使用感:単品でもすぐ使えて芯残り、もちの良さが長所

おそらく、これをさらにゆるくして、それを保たせたい、というときに隼が必要になるのだろう。モニターのSAYOさんいわく、「隼はかなり粘る」。状況を決め打ちできないなら、まず単品である程度開きを重視した餌から試してから隼やFLOATを入れていくほうがいいかもしれない。単品で使える、というフレーズはさんざん使い倒されてこすられまくってる割に結局混ぜもの前提になっていることでおなじみであるが、この日は結局あやめ単品が最もよく釣れた。

ユーザーの釣行回数が増えれば増えるほど、ブレンド商法(というのを各メーカーが意識しているのかどうかは知らないけど)で総売上を伸ばそう、みたいな効果は薄れる。消費する餌の量が増えれば増えるほど、多点買いと売上の差がなくなっていき、同じ餌がリピートされればLTVが上がっていく。そしてそれは盤石なファンを獲得したことを意味する。買ったけど使われない、よりよっぽど中長期的に見てブランド価値が高まり、ロングセラーとしての地位を獲得できるのではないだろうか。

最近のひだ池のレギュラーサイズ。活発に餌を追うのは不人気ポイントに居着きやすい。

盛期において私も含めて不慣れな人が陥りやすいのは、餌が開かなくて魚が寄らないことよりも、狙ったタナまで餌がもっていないことによるタナボケ、カラツンである。その点、最初からしっかりまとまりが良いというのは良い方向に作用するのではないだろうか。餌が保たなくて困る、という悩みと、どれを組み合わせればいいのかわからない、という悩みをパスできるのは十分強み足り得る。

ちなみにFLOATは前情報のとおり、ものすごく軽い餌である。単品だと間違いなく水面に浮く。みやびとブレンドしてハリの重みを相殺するギリギリのラインでゆっくり沈めていくというのがコンセプトなので、そういうものなのだろう。ヘラブナの追いがスローモーになりがちな真夏のひだ池で有効かもしれないので、今度試してみようと思う。

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