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友人の紹介で浜島釣センターのチヌ釣り改めアジ釣り!?

最近懇意にしてくれている釣友、時代が時代なら殿様の家系であり、決しておしゃべりではなくどちらかというと物静かな方、、、と思わせておいて発言にエッジが効きまくっているので今後彼を「やばい殿様」と表記する。

彼のご先祖様は信長の野望にも登場する大名である。もちろんほぼ全作でプレイアブル。うまいこと立ち回ってギリギリ北条の猛攻を食い止めつつ、武田、織田、上杉あたりの展開に運を委ね、伊達を早めに食い散らかす北進論か、上杉を後ろ盾に増長する前の北条から漁夫の利を狙う南進論か、といった難しいがやりがいのある勢力となる。

なのであまり彼をいじると時代を間違えたら斬り捨て御免である。スパッといかれる。首を。

さて、彼もまたかつてかかり釣りを熱心に楽しんでいた一人であり、行きつけは南伊勢の浜島釣センターであるという。そこで今回は彼の案内で浜島釣センターに出かけることにした。

浜島釣センターのシステムと総合的な感想

まず、船着き場直結の駐車場!これはポイント高い!混雑していたら道をまたいだところに停めると言うが、それでも近い。

渡船料金は4000円である。これはこのあたりの相場と等しい。船頭夫妻が出船10分前くらいにやってきて、乗船名簿に連絡先などを下記、その場で料金を支払う。しかるのちに、荷物を船に積み込む。

この日は大阪からのチヌ釣り師、アジ釣り師コンビと我々の3グループという同船者。GW中ではあるが平日。こんなものだろうか。ちょうどいいアットホーム感の中船は進む。

どうやらこちらはチヌ釣り専門という感じではなく、チヌも狙えるけど五目釣り目的のお客さんが多い渡船屋さん、という感じだ。

筏は全体的に小さく、ストレスなく釣りをするなら二人が良さそう。トイレは筏中央にやや高めの囲いがついているが、女性を伴うグループには正直厳しい。非常に気まずいことになるだろう。

また、筏の小ささゆえ、湾内を通りかかる船で結構揺れを強く感じるのでそこは注意したい。

しかし、二人でのんびり過ごすには最高だ。テーブルと椅子も固定されていて、日除けもついている。これはなにげにポイント高い。

なおこの日の筏は合歓筏(ねむいかだ)なる筏で、地味に遠かった。水深は16メートルほどで、潮はそれほど動かない。チヌが出れば大きいが、浜島釣センターが保有する筏は全体的にチヌの魚影というよりもアジやサバ、カレイなどが多いようだ。

NSRプロデューサーわい、チヌを引き出せるか

やばい殿様もまた、NSRの動画をよく見てくれているらしい。これまでヘラ釣りをしながらそのロッドの魅力について散々語っているので、ぜひともチヌを掛けて、更にあわよくば彼にも振ってもらおうと思っていた。

用意したエサはボケ20匹、オキアミ、旭屋のサナギミンチ、いなばのコーン缶詰である。シラサエビは売り切れだった。

D1は落とし込みに、F2はダンゴ釣りにセッティングし、適宜スイッチしながら釣りをすすめる。

初手のボケ落とし込みには反応が薄く、オキアミに換えるとすぐさまアジがヒット。あまり濃いダンゴを入れ続けるのも厳しそうだ。だが、ダンゴを打たねばチヌは寄り付かない、、、というジレンマの中、どう組み立てるか。濃いダンゴを入れるとアジがダンゴを叩くが、ずっと居座るわけでもなく、しばらくすると遠巻きになる。そのタイミングでボケを落とし込んでみるなどするが、ダメ。

ならばと濃いダンゴのあとに薄いダンゴをカチカチに締めてオキアミなどを包んでみる。テンションを抜き気味にして待つとずっとエサが残り続ける。

助けて黒河先生!!!!(泣)

二人同時にボケへのアタリを探知

アジをしばらく遠ざけた後に、ボケへの吸い込みアタリ。

「これはきたんじゃね!?」

と二人で色めき立つが、待てど暮せど続かない。そういう局面が2時間おきくらいにやってくる。たぶん、チヌは来ている。来ているけど、飲み込んでくれない、という感じ。ここでシラサエビがあればまた違っただろうか。

やがてボケを置き竿にしていたらストンと穂先が入る。

「これは間違いないでしょ!」

重量感のあるやり取りが始まった。始まったはずなのだが、大して強い引きでもないのにラインブレイク。断面はスパっと気持ちいいくらいに切れている。こんなことが二回くらいあった。無念である。横に走ったときに牡蠣殻を巻いてしまっただろうか。

やばい殿様はどちらかというと五目釣りなので、アジをバンバン釣っていく。一応、ダンゴ使いはあくまでもチヌを釣るために、とこちらのテンポを真似てくれている。彼もまた、以前はドカドカまいていて「あかまる」を一箱使い切っていたそうだ。それでも今回一日を通してチヌのアタリらしき手応えも出せたし、ダンゴワークでエサ取りの足し引きができることのメリットを感じてくれたようで、次が俄然楽しみになった。

ここまで読んでお察しのとおり、結局チヌの顔を見ることは叶わなかったが、アジは脱走も入れると50匹以上釣れて、お土産としては十分だった。

チヌより楽だし美味しいよねぶっちゃけ

次は是非チヌを釣りたいね!とワイワイ帰路

釣りの内容はちょっと惜しいものになってしまったが、楽しさで言えば最高に楽しい一日だった。

ダイエット開始から4ヶ月半、10キロ以上痩せたので、ラーメン店解禁。半年くらいぶりに豚骨ラーメンに舌鼓を打ち、やばい殿様を送り届け、途中で仮眠。翌早朝の帰着となった。さて仕事に戻ります。

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