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浜島釣りセンターでNSD演習、エサ取りを操ってチヌを釣る

ISSEN by NSRドライTシャツを購入してくれたヤバい殿様のお膝元、三重県英虞湾の浜島釣りセンターに出かけてきた。

前回はやま栄渡船で急流の釣りが難しく感じられ、近場で穏やかなポイントにてオーソドックスなダンゴ釣りをやるなら浜島釣りセンターが良さそうだ、ということで予約してもらった。実は前日にNSRミーティングがあり、色々情報交換をしてからの直行。なんやかんやで割と時間いっぱいの到着となった。

あと、いつも勢和多気で道を間違える。

NSDでエサ取りをコントロールしながらチヌのチャンスを待つ、というスタイルを演習してもらう

この日の釣りの狙いは、うまく行けば数釣モードに持ち込めそうだがアジを中心にエサ取りも活発と考えられる浜島釣りセンターでしっかりダンゴの量とタイミングをコントロールして一日を通してチャンスを増やしていく、という点にある。自分的には、先日はやし渡船で実践した内容の復習に近い。

したがって、ダンゴは糠+砂ベースに、エサ取りの出方を見てオキアミペーストかシラサエビを都度選択して入れていくかどうかを決める、という釣り方になる。

それと、こちらは先日から使用している新作フロロカーボンライン「Xtreme IKADA 1.2号」による実釣動画を撮りたくて、ASRA MAX F2と組み合わせる中小型数釣りモード。実はこれがちょっと裏目に出た。

2投めからやってくれました

撮影機材のロケハンをようやく済ませ、タックルの準備に取り掛かった頃、先に釣り始めていたヤバ殿氏がオキアミの落とし込みでいきなり40アップを釣り上げていた。

彼の釣果。キビレ、グレなども混じって退屈しない。立派だなあ~

それから1時間半ほどの間に立て続けにオキアミの落とし込みでチヌをヒットさせていく。満面の笑みでチヌをタモに収めていく。来てよかったなあ~!としみじみ思う一方、こちらも負けてはいられない。

実はこちらも数投目に40アップ確実な手応えがあったが、ロープに巻かれてあえなくバラし。無念である。F2が曲がり切った状態になっていた。

それからアタリが遠のいたのでダンゴ釣りに切り替えていくが、ヒイラギ、アイゴが中心的で、オキアミを入れていくとアジが釣れ始める。アジが集まりすぎると大変なので、アジが釣れるとダンゴを止めて、というパターンで様子を見るが、時間が経過するにつれ中層に大きなグレとアイゴ、さらにはボラまで集まってくる。

ダンゴが甘いと中層でボラに叩き割られてしまう。湿度の低い日だったので、経時変化で乾いてきたダンゴの水分を少し増やしてしっかり締めるが、この匙加減が難しい。水分が少しでも多いとダンゴは締まらない。粒子の間に水が入り込んで邪魔してしまうのだろう。

ともかく、ダンゴを調整し、そこでじっくりチヌが突いてくれるまで耐える。そういう意味では時間がかかるスローテンポな釣り方になるが、致し方ない。

ようやく釣れて安堵

ダンゴから抜けたオキアミにじわっとテンションを掛け、また緩めて、違和感を手がかりにわずかに張ってやるとチヌの重みが乗ったのを確認してようやく一枚。この聞き合わせができるのはNSRの穂先だからこそではないだろうか。特にF2の感度の高さは凄まじい。

続いてグレもヒット。スピード感ある心地よい引き味で楽しませてくれた。

その後ちょっと決め手にかけてランチタイムへ。

難しい午後、状況変化を夢見て粘りなんとか追加

14時頃、潮が逆転する。中層はボラとアイゴがすごいが、底ではそれほどエサ取りがうるさくない。これはいけるのではないか、と二人で話しながらそのチャンスを伺う。

時々シラサエビを底に入れてみたり、左右に落としてみたりするが、びっくりするほどシラサエビには反応がない。予想外である。いったいどうしたものか。

殿「ここの筏はガチ勢あんまりこないし、シラサエビみたいな高級エサ見たことなくてビビってんすよwwwwww」

ぼく「そうかもしれんけど、エビが異様に賢くて回避性能が高くてことごとくチヌをかわしているか、チヌがドヘタかのどっちかじゃないかなwwww」

エビ3杯持ってきてて、午後からある程度勢いつけて投入しているにも拘わらず、本当に反応が薄い。なぜだろう??ただし、オキアミはすぐになくなったり、ある程度残り続けたり、を繰り返している。あと一歩が届かない、もどかしい時間が続く。エサ取りがうるさいと感じたらサナギの落とし込みで周囲を探ってみるなどするが、持っていくアタリが出ない。シビアだ。。。

そして、この日は何度となくバラしている。チヌだと確信できるものは3枚ほど。それも40センチ位はあろうかというものも含めてだ。エビを使うことを考えてハリが小さかったのが最大の原因だと気づくのが遅かった。あと、F2での極限状態のやり取りがまだうまくない。ラインブレイクは中層の謎のヒットだけだったので、チヌではないのだろう。

40アップがこれほど掛かってくる状況ならアドバイザークラスの名人ならともかく、一般人の自分はおとなしく2号ライン+ASRA D1の組み合わせで挑んだほうが技術的に「楽」だったのは間違いない。間違いないのだが、この日は映像収録の関係もあってF2+1.2号を使い続けたかった。

そうやってエサ取りコントロールの中結局はオキアミが抜けた直後に食ってくるのに期待するような釣り方を強いられる。そしてダンゴオキアミで一枚追加。

最終結果。ちょっと惜しい感じになってしまったが、なんとか引き出せてよかった

その後もあーだこーだ言いながら眼下のチヌをどうやって仕留めるかを考えて没頭していたらあっという間に撤収時間となってしまった。エビが全く取られないのが不思議で仕方なかった。

お迎え??

慌てて片付けしたところ、逆に迎えが遅いという状況になり、暇を持て余す。ふと空を見上げると、雲海の隙間から光が何条も差し込んでいる幻想的な風景。ヤバ殿氏の琴線に触れたそうで、何枚か写真を撮影していた。こちらも一応撮影してみるが、なんだか宗教の作ったなんちゃらのポスターとかにありそうな雲だなあ、などと大学時代に勧誘してきた教授のことを思い出すなどしていた。

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