ダイワ HERA Vが発売されたとき、そりゃー話題になったもので。月光に毛が生えるか生えないか、産毛くらいは生えたかな？くらいの価格帯で、軽量かつパワフル…そしてフルラインナップということで、発売直後は盛り上がったもの。
かくいう私もちょうど月光16が少し鈍重に感じられていて、使いでの有りそうな15尺をXあたりで検討しており、そのタイミングの発売だったためにV15を購入したのだった。ニシグロ（イシグロ西春店）で。
ところが、このV15を初めて繰り出した<span color="red">黒歴史釣行</span>ではウキが一ミリも動かないという惨事に見舞われてしまった。
それから何度となくV15を繰り出すものの軽く敗走する羽目になる様子は過去の記事でも結構書いてきた。そんなおり、ちょっとひだ池に出かける用事ができた。誰とも約束していないので、ソロ釣行になる。いい機会なので集中して厄落としをしようと思った。
「へらぶな釣りって面白そうだな・・・」
先日、かなり古い動画で浜田優さんが竿を振っている様子を見た。ウキが上下動する様子をぼんやり見ていたが、手直しをしてより釣れていく様子を見て「なんだ、へらぶな釣りって面白そうだな」と思った。
お前何言ってんねん、今更wwwwwと思うかもしれないし、このエピソードを昨日ひだ池の仲間に話しても同じことを言われたのだが、マジでそう思ったんだからしょうがない。
かなり、ホント一年以上にわたってへらぶな釣りお腹いっぱい状態が続いていたどころか少し嫌気もさしていたので気持ちが離れていた。ひだ池リブランディングプロジェクトもほぼ完成したし、そろそろのんびりというか、いちアングラーとして釣りに集中しても楽しめるかな、と新鮮な心持ちになったわけだ。
そのタイミングでV15に新たな息吹を吹き込みたい、と思った。なんだかスピリチュアル的だが。
この日のひだ池も相変わらず満車、満員御礼。最近親戚などを誘っての団体での来場、高校生グループの来場もあり、いい感じ。
新桟橋ちびっこコーナーで15尺を振るう
事実上の初心者ゾーンであるが、呼び出しやサポート依頼を想定して近場にイン。
実は最初、S8で浅ダナセットをやってみたのだが、全然魚が浮いてこないため早々と見切り、小休憩後に15尺に切り替えた次第である。
エサはヒロキュー「ペレ充」と「制覇」を同量で作ってみた。開きの良さと比重のバランスが良い気がするし、なにより制覇単品よりまとまりやすくエサつけしやすい。
しばらくエサ打ちしていくと、なじみ途中に受けやアタリと思しき動きがするものの、着底し、ウキが馴染むと嘘みたいに静まり返る。底付近を嫌っている感じがすごくする。たぶん、8尺チョーチンとかが最適解なんだろうな、と思いつつ呪いを解くためにV15を振り続ける。
管理釣り場の底釣りらしい、ほんの僅かな動きしか出ないアタリを拾っていく。触りと連動する感じが乏しい。ずっと底付近にヘラブナがウロウロしていて拾い食いしている感じというよりは、底より少し上でバラけたぶんを食ってて、やがて仕方なく底のエサを拾ってみる、みたいな挙動に思われる。
だから触りが続かない。フッと糸ずれして、しばらくおいて、テンションがわずかに抜けるとか、居食いするとか、そういう感じのアタリしか出ない。道糸にテンションを掛けていてもだ。
ともあれ、ちょっとずつではあるが拾えるようになってきた。
水面にはゴミ、油が浮遊していて、ターンオーバー感満載。急激な水温上昇に沈殿していた有害物質が全体に回ってしまうため、食い渋る。その証拠に、例会組が解散する3時以降も食いが良くなるということはなく、ずっとシビアだった。
正確には数えていないが、感覚的にはつ抜けしてちょっと、という感じ。10時過ぎスタート17時終了で10～11枚ということで。状況からしたらまあいい釣りしたかな、と思った。この条件である程度釣ったので、V15の呪いは解けた、ということにしたい。
久しぶりに熱中したへらぶな釣り
ここ一年は新しい仲間に教えたり、お付き合いで竿を出したり、という感じで、自分の釣りを真剣にやるということがまったくといっていいほどなかった。最初にも書いたとおり、嫌気が差していたからだ。しかしおかげさまで熱中したくなかった状況から遠く離れて精神的にも落ち着いてきたので、久々に熱中できた。
面白い。
久々に中尺の釣り味を堪能できたし、いい日だった。
ひだ池ジャンパーの在庫状況
おかげさまでひだ池オリジナルジャンパーも在庫が少なくなってきました。沢山の方に来ていただけて嬉しいです。LLが余り気味ですが、アウターの上からウインドブレーカー的に着ることもできるので、普段Lサイズを着られている方にも使い方によってはおすすめ。ちなみに私はやたら太っていたときに自弁でLLイエローを購入。168cm75kgの現在でも着れてます。もうちょっと体重削ろうかな。
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