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午後ワンチャン9号地チヌ

土曜日だと言うのに、やることいっぱい。金曜日は普通に授業をやって、午後は自分の業務、夜は公私共にお世話になっている「中華そば高松」の救援バイトに入り、くったくたになる。その翌朝から見積の連絡とか、企画参加メンバーの手配とか日程調整とか、「市内の銀行、信金の有人窓口でなければ振込を受け付けない」という令和どころか昭和で時が止まっているふざけた振込票を送りつけてきた「クソダサ東美濃ナンバーをバローと一体となって進めます」でおなじみのどこかの商工会議所にムカついたりとかしているうちに午前が終わる。

用事を済ませ空を見上げると思いの外、雨が降らない感じだ。これは出撃か。疲れているが行くしかない。激アツの名古屋港へ。

May knee can

名二環勝川から入って、今回はそのまま伊勢湾岸道まで流入、名港潮見で降りるというブルジョアルート。。。と思いきや、休日割引で合わせて700円ほどだった。混雑する市内や302を抜けるよりコスパが大変よろしい。中途半端に名二環で360円取られることを思えば通しで乗ったほうが大変コスパがよい。今度から土日も積極的に出かけようかね。なんたって、エサと弁当さえ事前に買ってあれば名港潮見で降りて15分後には糸を垂らすことができる機動力の高さよ。

海無し県の独身中年、梅雨空の重たい潮風を浴びる。

いつもと違うポイントに入り戦闘開始

いつも狙っているポイントは先客がいることが確実視されたため、反対側のポイントに入ることにした。ゴロタ石が20メートルほど沖まで入っていて満潮時しか狙えないポイントだ。逆に言えば、水位さえあればウキフカセができる。加えて、比較的竿抜けであることも考えられる。

いつものタックル

古い磯竿1.5号5.4m、しょぼいリール、道糸だけは新しくVARIVASのなんか白いやつ2号。ハリスは1.7号をひとヒロ半、今回は円錐ウキB。特に波風がないときはBがちょうどいいように思う。ハリはサスガチヌ4号。

コマセは米ぬか3キロ位にチヌパワー徳用を1/3袋、湾チヌスペシャルも1/3。これに激荒を適宜追い足しながら釣る。さし餌も激荒。激荒コーンとサナギをつける。

セッティング直後に猛烈なにわか雨

さあつるぞ!と思った刹那大粒の雨が一気にコマセをふやかしにかかる。あわててバッカンの蓋を閉じ、レインコートを取りに車に戻る。この蒸し暑さでレインコートも辛いが。しかし程なくして雨は上がり、猛烈な蒸し暑さとベタつく汗に苦しむ。タオルで拭っても拭っても目に汗がしみる。

その汗を拭いている間にチヌが食ってた。顔がタオルで塞がれたまま、ハリスに変なテンションを感じ慌ててタオルをどかすが後の祭り。パイルに引きずり込まれ、さっき買ったウキが消えていった。食い出すの早くないか!?

気を取り直して、コマセとエサがちょうどパイルの手前を通るように潮に乗せて送り込む。しかしなかなかアタリが出ない。そのうち満潮の潮止まりになり、やがて流れが桟橋に入っていく流れから離れていく流れに変わる。これではこのポイントでは釣りにならない。場所を変える。

桟橋に近づいていく流れに乗せて送り込め

場所を変えると言っても、桟橋の右側から左側に変わっただけ。エサを桟橋の下で待ち構えているチヌの近くに送り込みやすいポジションを取る。何度か流してみて、潮の向きを確認。これならいけそうだ。

15分後答えが出た

少し浅くなっていたようで、エサが底を這っていたようだ。ウキに出る変化は微妙だった。強烈な締め込みだがなんとか桟橋から引き剥がし、ある程度余裕のあるやり取り。少し小さいか?

隣の人がタモ入れを申し出る。十分一人でやれるのだが、断りにくくて思案しているともうタモを持っていた。結果的にお願いすることに。嫌な予感がする。

やっぱりタモ入れは自分でやったほうがいい

なんとなく魚を追うようなネット操作にちょっと不安だったが、まだネットインまでは良かった。玉の柄を伸ばしたまま持ち上げようとするのだ。しなるシャフト。曲がりに悲鳴をあげる中腹部と玉枠のジョイント。やめてくれ~!

正しいタモのしまい方

魚が首尾よくタモに入ったら、魚は水面付近においたまま玉の柄を曲げずに魚に対してできるだけ一直線を保ったまま手元から縮めていくのが正しい。玉の柄を伸ばしたまま引っこ抜こうとしてはいけない。こうしないと玉の柄が歪んだり、最悪折れる可能性もあるし、もし魚が大きければ玉枠と玉の柄のジョイント部に大きく負担がかかる。ネジ山が馬鹿になったり玉口が割れてしまうかもしれない。この動作ができているかどうかで釣りなれているかはすぐに分かるというもの。

ということで、今度からはよっぽどのことがなければタモ入れは自分でやります。申し出も基本お断りします。壊れて気まずいことになるよりバラしたほうがマシです。親切心で申し出てくださる方には大変申し訳無いのですが。

カラス貝食ってる92センチの夏チヌだよ

唇が赤い。

ともあれ、すこしここでは小さめのサイズだが40センチあるかどうか。最近チヌを92センチと呼ぶ風習がツイッターで広まっているのが微笑ましいが、この92センチはその半分もない。92センチだけど40センチ前後だ。

唇が赤いのが水中からもよく分かるほどだった。カラス貝を食ってよく太ったコンディションのいい魚だ。食ってみようかという気にもなるがあいにくクーラーボックスを持ってくるのを忘れた。

歯科検診

チヌの歯は前歯だけ少し尖っているがあとはオール奥歯タイプ。チヌの場合は歯石除去でも全く痛くないんだろうな。俺なんか毎回血だらけになって涙目になる。ガチ目の歯科衛生士がノンストップで全部の歯をやるから歯周病でまじ痛い。だんだん良くなってきてはいるが。。。

それとチヌをあまり釣ったことがない人にこれを特に観察して理解してほしいのは、「チヌの口は意外とでかい」ということだ。シーバスほどではないが、40センチ級で親指二本くらいの太さのものなら余裕で一口だ。チヌ針は小さい方がいい、というのは実は違うのではないかと思っている。私のチヌ針の選び方は、エサのサイズに合わせるのが基本で、ハリの重さは釣り方によって選ぶ、というのを意識している。正直2号だろうが5号だろうがエサとサイズがマッチしていればどちらも一口サイズだ。

ジンクスでもあるのかと思えてくる3連続1勝2敗

その後、もう一発ウキがスルスルと入るアタリを捉えたが、またラインブレイクで失敗してしまった。ドラグが動くの遅い。やっぱりリールがしょぼいな。。。。ということで、LBリールを購入予定。

今回も1キャッチ2バラシだった。次は全部取れるように頑張ろう。

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