やばい殿様とノリで決めた釣行。仕事溜まってるけどまあいいか。
長いこと減水していた猫ヶ洞池もようやく水位が元通りになり、大きなヘラブナが乱舞しているという情報をもとに墓下ポイントに陣取りV15による底釣りをやることにした。
やばい殿様は遅れて登場。彼は9尺でセット釣りをやるようだ。
V15で抜き上げるパワーを持て余す

こんな感じの鯉が去年から多いと聞いている。やがて大量に巨大化することを考えるとへらぶな釣りに影響しそうではある。
底の両ダンゴでまったりと見せかけて実はテクニカルに釣っていこうとするのだが、時折かかっても連れてくるのは鯉、フナ関係なく小さい。Vが強すぎてポンポン宙を舞う。一応タモに入れるが、完全に鮎釣りの引き抜きのような様相だ。

連れてくるフナ類はこんな感じ。キンブナとヘラブナが半々くらい。ちなみに写真のこれはヘラブナだろう。やばい殿様も調子良くマイクロヘラを数釣りしている。猫ベラ来い!と叫びながら。
猫ベラ…猫ヶ洞池の豊かな環境で育った重量あるヘラブナで、尾の付け根が太く、肩も張っていて、キック力がとてつもないのである。瞬間的なダッシュ力、スタミナ共に申し分なく、こんなに素敵なヘラブナが都心から近い公園で釣れるという環境の良さは全国的にも特筆すべきだろう。

これを釣りたくて高速を飛ばしてやってきたのだが、なかなか気配がない。どうやら、成魚たちはハタキに入ってしまっているとかなんとか。わからんけど。ちょうどこの日は川筋に黒会長が来ていたそうで、ぼちぼち成魚サイズを釣っていたそうなので、場所ムラだろうか。それでもチビの多さに参っているそうだ。
向かい風が強く、さらに逆光でウキも見ずらいため、こちらも10尺両ダンゴに切り替える。
案外表層でデカいのがドカンとあたることがある
底釣りに限らず、好みのタナで釣りが成立しやすい池だが、意外と浅いタナのセットや両ダンゴで大きいヘラブナがヒットすることがある。特に夕方。なので、数釣りしつつそういう局面が来ればと思って釣り方を換える。

両ダンゴでこのサイズをガンガン釣っていく。ガンガン釣っていくうちに大きいのが寄ると思ったが、1時間ほどしてようやく強烈な消込を空振る。そろそろか。
それから2投めに、馴染む前の強烈な消込を捉える。やった!

ようやくまともなサイズが釣れた。手応えも良かったが、スレンダータイプのヘラブナで、猫ベラとしてはちょっと物足りない個体だった。それでも、くたびれた池のヘラブナよりはずっと釣り味がいい。
次こそはVを使ってぐいぐい綱引きを楽しみたいものである。