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【知ってた?】ひだ池の1号ワンド、底釣り専用コーナーを満喫

ご存知だろうか。ひだ池の1号ワンドは2021年ごろから底釣り専用桟橋になっていたことを。

以前から、というか、去年から1号ワンド桟橋で底釣りをするという動画の企画はずっと温めていたものの、なんやかんやあって流れに流れていた。桜も咲いたし、活発なアタリが見られるだろう。そろそろやっておかねば、ということで、単独釣行で行ってきた。あまりに不人気な1号ワンドの釣りにもフォーカスしておこう、ということだ。

花冷えだよ!クソ寒い

「いやー冷えましたな!最低気温2度!がっはっは!」

奥村社長も笑うしかない冷えっぷり。三本杭桟橋の脇にある桜も咲いているのだが、体感温度は2月末くらいの感じだ。それでもやるしかない。荷物を桟橋に運び込む。

セッティング

竿:ダイワ HERA X(Y)9
道糸:PET0.6号
ウキ:昌月底釣りパイプトップ#8
ハリス:ナイロン0.4号 40-50cm
ハリ:へらプロスト5号

エサ:ダンゴの底釣り芯華 200 +水100

色々とずらし幅を変えながら試していく

上バリトントンしかやらない、では、底が不安定な場所ではなかなか太刀打ちが難しい。さらに、このポイントは駆け上がりの途上に振り込んでいくことになるのと、左右で若干水深に違いがあるので、棚取りする際には垂直(の近似値)で測れる中でも最も深いところを基準にしてエサ落ち相当の部分にトンボをつける。これで、普通に振り切った際に最も深いところで上バリトントンとなる。それほど頻繁にあたりが出るとも考えにくかったので、さらに3センチほどずらしを入れる。これで少々の横流れでも底が切れるということはほぼないと言っていい。

さらに7センチほどまでずらしてみたが、さすがにこれは少々アタリの出方が間接的になり、一旦トントンにしてみるが横流れに負け、結局3センチずらしがちょうどよかった。

ただし、動画でも説明しているが、水深の測り方は人によって様々。さらにウキや仕掛けも違う。何センチずらしたのがいいとか悪いとか、というのはそもそも誤差が発生するのが前提になるので、注意してほしい。

あくまでも、その人の基準で決めた「水深と思われる水深の近似値」に対して、どれくらいずらすか、という話で、1センチずらしたらアタリ方がまるで違う、ということもままある底釣りにおいて、Aさんがトントンと言っても、Bさんの場合は3センチずらし(と思っている)具合がちょうど同じようなセッティングになっている、ということは普通にありえる。さらに、使っている道糸でも、馴染み幅は変わるので、実際にエサ打ちした時のフィーリングは異なる。ウキのトップの材質が違うのもまた同じくである。

そもそも水深の絶対値を定義するためにタナ取りをしているのではなく、あくまで「水深と称する自分の基準値」を決める作業であるということを押さえておかないと、宗教戦争に発展するのである。こういう話題は。

魚影がすこぶる薄く、野池の釣り状態

渡り桟橋がちょうど1号ワンドの入口を横切る形で通っていて、そこにも結構人が入る。この日は8人ほどいただろうか。それによる【封鎖】もあって、1号ワンドの中は、普段からエサが打たれてない関係で魚影が薄いようだ。

なかなか魚の反応がもらえない。30分ほどして、ようやく短いサワリから一挙にアタリ。

ワンド特有のきれいなヘラブナ

どうにかこうにか、9時スタートで昼までに2枚。冷え込みのせいか、あまりに厳しい。思ったほど太陽も出てこず、気温が上がらない。我慢の釣りになってしまった。ほとんどウキも動かなくて、あまりの眠さに1時間ちょっとそのまま桟橋の上で横になって眠ってしまった。

夕方になって、連発

小雨が降り始めた。鹿の鳴き声が響く中、一人黙々とエサを打つ。これはこれで、味があっていい。肌寒いが、すごく贅沢な時間だ。

ようやく連発!

Instagramや、現地で見かける顔ぶれを見ていると、ひだ池の魅力が新しいヘラ師に徐々に広く知られていっているようだ。その成果を感じるエピソードがいくつかあって、途上ではあるもののその達成感を噛み締めながら、一枚一枚を味わいながら釣る。

最終的な釣果は16~7枚といったところ。それでも、たっぷり楽しめる一日だった。あまりに釣れないのも辛いが、数釣れればいいというものではない。じっくりと時間を楽しむ、そんな釣り方にぴったりな桟橋と言えるだろう。

動画はこちら

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