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手軽にふくいサーモンを食べるなら今!にぎりの徳兵衛で食べられるぞ

早速のストレス払いに、自分的にはハイグレードな回転寿司「にぎりの徳兵衛」に出かけてみたところ、偶然にも「ふくいサーモン」が提供されていた。これはもう食べるしかない。

気がついたらタッチパネルを軽快にタップし終わっていた。

そもそもぉ~、ふくいサーモンってなんやいね?

一言で言えば海洋養殖のニジマスである。スーパーで見かける『トラウトサーモン』と同様である。しかし、ブランド魚として取り組まれているこのふくいサーモンはひたすら太らせるよりは、さっぱりとした脂と濃厚な風味を持つ肉質を目指して、淡水で育てたのちに若狭大島沖で半年ほどかけて育てられているところがいわゆるトラウトサーモンとの違いだろう。その歴史は新しく、2015年に養殖が始まったそうだが、目指すは国内流通量ナンバーワンだそうだ。紹介ページなどを読む限り、加工工程、流通過程も非常に洗練されているのがうかがえる。

ちなみに、淡水養殖も並行して進めていく予定があるそうで、今後の流通量増大に期待が持てる。

いかにも美味しそうではあるが、購入するとなると結構な値段になる。300グラムで3500円。ちょっとビビって手が出なかった。

春先の若狭湾で釣れていた

春先、若狭湾にはサクラマスがいて、釣られている。これらは以前から一言でいえば春の風物詩であったが、かかり釣りにおいても釣られている情報が出回っていた。

しかし、5月に入ってもサクラマスが釣れたと写真が掲載されていることに違和感があって、魚体をよく観察すると、ヒレの欠損や頭の丸っこさからこれはどうもニジマスではないか、と思った。それがぼちぼち釣られているというのは、なぜだろう?と思って調べたらふくいサーモンの存在にたどり着いたというわけだ。なるほど、脱走したかなんかで釣られているのだろう。

おそらくこれをサクラマスと誤認しているのだと考えられる。ちなみに、本当にサクラマスは3~4月頃釣れたりする。大昔にシーバス狙っててヒットしたことがある。見えてからバラした痛恨の記憶。

まあなにはともあれ、そういうことなら筏から釣ってみたいぞ、頼むぜはやし渡船!と思ったのだが、あっという間にその時期は過ぎ去ってしまった。

290円で楽しめる新しい福井の味

ついにその鮮やかなオレンジの切り身がやってきた。

おっほ~~~~~

徳兵衛はシャリが結構でかい。一口で食べると割りと頬張るような感じになる。それに負けない大きさ、分厚さに切りつけられたふくいサーモンは非常に食べがいがあった。

しっかりサケ類らしい旨味を出しているが、さっぱりしていて脂っこさがない。それがとても上品に感じられる。タイのような、さっぱりした脂の旨味にマス独特の濃厚な風味がのっかっているような感じといえばいいだろうか。これは近年とろサーモンともてはやされた脂の乗ったトラウトサーモンの反対を行くものだが、「鮮烈」と表現したくなるようなキレのある味わいだ。

米原駅の駅弁、井筒屋の「元祖鱒寿司」のそれを思い出す。ニジマスを使った寿司だが、あれも美味しい。昔鉄道の撮影にでかけたときに好んで食べた。このようなキレのあるマスの刺し身(海洋物はアニサキス対策で一旦冷凍が必須と思うが)はもっと手軽に食べられるようになってほしい。

愚行権を行使!!

ビールの苦味とのマッチングも素敵の一言。日本酒でも良かったかな。この日は電車移動だから心置きなくグビグビ。

色々好きなものをつまんだ結果、ちょっとお高い会計になったがたまにはいいよね。

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