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へらぶな釣りの今後について私見をまとめる1【2021年5月時点】

へらぶな釣りを再開というか、管理釣り場~例会界隈に本格的に参加するようになり1年。たった一年という短い期間で、こんなことができた。時系列でまとめてみる。自己肯定感を上げたいエゴ丸出しで小さいこともまとめておくw

今回は入口として最近の自分と業界の動向について記しておく。

色々誤解を受けたり、批判の矢面に立つこともある。ぽっと出で釣りの技術での実績もない人間が急に業界に押し入ってきた、と思う人がいても仕方ない。しかしそんなことは最初から想定済みだし、人格否定や根拠のない中傷は受け入れられないけど、やっていることに対しての批判は当然あってしかるべきなので、聞き入れるかどうかは別として、参考になっている。まあ、直接言ってきた人は誰もいないけど。。。

批判されずに育ったアイデアは失敗リスクが高いからだ。新薬の承認をイメージしてもらえればわかりやすいだろう。

だから、これは滑るな、とわかっていてあえて失敗することもある。失敗から得られたデータを踏まえて、次につなげていく。そういうのは、小さい失敗が望ましい。ちょっと攻めた動画を作ってみたりとか。

これは遊びであり仕事です

「最近仕事になっちゃってるから辛いでしょ」

とよく労いのお言葉をいただくのだが、実際辛いことも少なくない。自分のことを知らない人が、不確かな情報をもとに自分を評価する、そういう立場になったら、まあまあストレスは受ける。職業とか人間関係とかに関して、結構間違って情報が広がってたりするのがある意味で面白くもあり、懸念材料でもある。それに、一般論としてよく知らない人間に対して最初にネガティブな情報を与えられると人は割と冷淡になるものである。仕方ない。そういうものだ。

それでも、この釣りの持っている可能性、次の時代のヘラブナ釣りのあり方を提案するというロマンあふれるタイミングにちょうど自分の興味がシンクロし、そして周囲にも実際にアクションを起こしている人がたくさんいる、そういう時間的、地理的、人的タイミングが良く噛み合ったのだ。

だから、子供の頃からぼんやりと釣りに関係する仕事をやりたいと思っていた自分、業界に飛び込んで失敗した過去の自分にとって、またとない機会で、手を挙げない理由はどこにもなかった。

そして色々取り組んでいることは大変だけど、面白い。自分や周囲の人のアクションでどういう影響がおこるのかを見ていると、ダイナミックな楽しさがある。施策の結果来客数は増えている。私は最近桟橋を見るたびに、心のなかでガッツポーズをしている。

業界もなんだか次の時代を掘り起こしつつある

とりわけ月刊へら専科に注目している理由は、へらぶな釣り専門誌のイメージをいい意味でスクラップ・アンド・ビルドして勇気ある企画を打ち出しているからだ。真剣に次世代の形を模索していることで、強いへらぶな釣り愛を感じる。

オオモリ釣具から「めぐるへらブナ釣りセット」が発売されて以来、また今年も増産されている。そして実際良く売れているというのは情報筋から複数得られている。あれだけ充実したキットなら、メーカーもさぞ採算よりもLTVを強く意識し今やらなければいつやるんだ、という強い覚悟を持って取り組まれているのだと思う。

そしてYou Tube。全国津々浦々、配信者が増え、収益化に成功しているチャンネルも増えている。(私が運営するドブchは半年で300人の登録者。まだまだこれからである)

2020年のコロナ禍が、結果としてへらぶな釣りをもう一度深く考察し、見直し、発展させるために行動する人が増えた。趣味として楽しみながら、自分にできることを自分にできる範囲で行動する人がいる。これは本当に尊いことである。

少なくとも指をくわえて斜陽を見守っている状況ではなくなった

最近、中京地区の一部のへらぶな管理釣り場にはファミリー客が増えている。レンタル客が来ることを想定してそれなりに竿の数を揃えている加福フィッシュランドは最近その貸し竿も足りなくなるほど盛況になる日があるとか。佐屋川西の森も同様に、レンタル竿での来客が増えているそうで、私が支援しているひだ池でも明らかに数年前のひだ池とは違う景色が広がっている。

これを煙たがる人がいるかも知れないが、それは自由であるがその人のエゴである。綺麗事抜きにして、釣りは産業で、収益モデルを確立し、時代に対応し、ニーズを喚起し、未来ある顧客に支持されなければ持続は不可能だ。

へらぶな釣り人口が増えない増えないと、私が問題提起をブログに記したり、関わるよりずっと前からいろんなメディアで、あるいは会話でなされてきたわけだが、その解決策はどれも決定的ではないと感じ、もやもやしていた。

しかし自分も外野にいたままでは単なる思いつきで言葉をぶつけるだけの存在である。まず飛び込んでみて、動いてみて、その都度考えをブラッシュアップし、形にしていくことで説得力が増すと考えて実行に移した。

次回はよく言われる解決策を一つずつ検証していこうと思う。

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