サイトアイコン P-squad Magazine(旧ドブログ

仕事帰りに猫ヶ洞池イブニングアタック

最初に宣伝ですが、ちぬかかり釣りロッドのISSEN by NSRでは釣行の様子やテクニックの解説を動画で紹介しています。チヌ釣りファンの方は釣法問わず参考になる部分があるかと思いますのでご覧ください。

なお、ニシダテツヤ氏が自ら穂先を削り出すプレミアムロッドの注文も随時承っております。YouTubeの概要欄に記載してある公式サイトからお求めください。

さて、本題。

そうだ、猫行こう!

へらぶな釣りの魅力は?という質問に対して、いろんな答えが返ってくるが、中でも意外と多いのは「思い立ったらすぐ行ける手軽さが好き」という意見。道具も多いし、セッティングと片付けに時間がかかる点でルアーフィッシングには手軽さでは全く勝てる要素がないのだが、それでも手軽さを推す意見があるということは、バッグ類を担いでえっちらおっちら出かけることが苦にならない程度には楽しみがある、ということだろう。

かくいう私も、時折午後に時間ができることがあるので、ふらっと出かけるのである。

雑誌や動画の影響か、見かけないへら師が増えているとかなんとか

最近雑誌の投稿記事に登場したのと、手前味噌で恐縮だが私のブログや動画でもよく取り上げているので、猫ヶ洞池への来場者が増えているそうだ。大事なことなので何度でも書くが、猫ヶ洞池は非常に自治が行き届いていて、常連さんのモラルや品格も高く、ゴミなども落ちていない快適な釣り場で、なおかつへらぶなのコンディションがとても良い釣り場である。放流も数年に一度行われている。

(放流資金のカンパ、少額ですが私も協力する意思があります。また関係者の方に相談します。)

そしてこの釣り場は公園の池であり、無料で釣りができる。こんな素晴らしい釣り場が、名古屋市の中心部の一角である千種区、地下鉄の駅から徒歩10分とかそんなレベルで存在している。そして丘の上にある緑豊かな公園の一角で空がとても広く感じられる。関西、関東の方が中京地区にへらぶな釣り遠征されるのであれば、あくまでも個人的な好みだが「つつじ池」で馬力のあるへらをチョーチンなどで楽しみ、「温泉前」で伝統と歴史の釣り場がよく釣れる釣り場に復活を遂げていくロマンに思いをはせ、「ひだ池」の緑豊かな大きな池の自由で雄大な釣りを楽しみ…。そして野釣り場を抑えとして、猫ヶ洞池を推したい。これ全部めぐると3泊4日になっちゃうね。

猫ヶ洞池、ほんと釣れない管理池より釣れるからね。めちゃ楽しい。楽しいからこそ、魚も環境も大事にしてほしい。

大先輩方に遭遇!

昼下がりに釣り場へ。今回は遠くても堰堤まで歩いていくつもりだったが、川筋にインスタでつながっている重鎮のみなさんが入っていたのでお声かけ。実際、数か月ぶりである。同じ日に竿を出していたことが後でわかるパターンが続いていたので、ようやく挨拶できてほっとした。

すると、「今から横のポイントが空くから入りなよ」。想定外の超有望ポイント「川筋」デビューである。このポイントは毎日常連さんがびっしり並ぶので、こういう機会でもないとなかなか入ることが難しい。お言葉に甘えてお邪魔させていただく。

「今日は厳しいよ。俺たちはそれでも両ダンゴやるけど、セットが無難かもね。」

どうやらまたまた渋い日に当たってしまったらしく、朝からやって片手くらいの釣果の様子だ。

「まあでもそのうち皆帰るで、よく釣れるようになるんじゃない?」

ということで、まずは堅実に10尺浅ダナウドンセットからスタート、状況が許せば最近購入した7尺で両ダンゴ、というプランでいくことにした。

セッティング

ダイワHERA S10
クルージャンDAGの4番
ハリス:25-30cm バラサ8号 トロロ掛け5号

ペレ軽200 とろスイミー50 セットアップ200 バラケマッハ200 水200
適宜水を追加し、必要ならBBをふりかけて締める。

あっさりヒット!

餌打ちスタートから15分ほどで立て続けに2枚ヒット。実に幸先がいい!へらぶなは見える範囲に集まってきた。あおりが激しいので、下ハリスを詰めてみたりするが、連発まではいかずともぽつぽつと釣れる。5枚釣ったあたりで常連さん方は手じまい。お騒がせいたしました。またよろしくお願いします。

がら空きになった川筋で試したかったこと

夕方になると静かな池になる。風がやや強い予報だったが、南風に強いこの池はノーストレスで楽しめる。西風だと死ぬ。

へらが水面下にガンガンわいてきたので、セット釣りがかえって難しくなってきた。ここがタイミングだ。仕掛けがもつれてしまったタイミングで7尺に変更。両ダンゴですぱすぱや!!

セッティング

ダイワHERAX 7
クルージャンDAG4番
ハリス0.6号 20‐30㎝ プロスト5号

ガッテン200 バラケマッハ200 GD100 水200+微調整

めちゃくちゃ近いぞ!接近戦

大きな池で7尺を使うと不安になるレベルで短く感じる。野釣り場だとなおさらだ。こんな目の前にへらぶなが寄ってくるのか??という気もしてくるが、このシチュエーションの場合、杞憂である。餌打ち開始からほどなくしてあっさりヒット。ちょっと受けてからいったんなじみつつ、ズバッと消し込むのでわかりやすい。徐々にサイズが小さくなっては来たものの、正味4時間の釣行で12枚のへらぶなを釣ることができ大満足の釣行となった。

HERAXの使用感

これは動画でもいずれやろうと思っているのだが、先日購入したHERA X 7尺の使用感について少し述べておく。「胴をまげてパワーを発揮する竿」というコンセプトは実際その通りで、たとえ小さなへらぶなでも全体がぐっと曲がり、反発力で浮かせていく。そのパワーが結構強力なので、20センチ程度のヘラだとSと同じく一瞬で勝負がつき、すぐに水面を割る。曲がるけど、戻るのである。なので尺サイズが少ない釣り場ならオーバーパワーな気はするが、曲がるからといって小さな魚を相手にもたもたしていると、かえって走らせてしまう方向になってしまうので反発力が生きているうちにさっさと引き上げてしまったほうがいいだろう。

見方によっては、小型主体の釣り場では味気ないともいえるが、大型が出る釣り場なら実に頼もしい竿ともいえる。チョーチン釣りに適した設計とのことだが、先調子でないため浅ダナやカッツケでも初動でのされるリスクを抑えられ扱いやすいと思う。いい買い物だった。

モバイルバージョンを終了