東南アジアのチヌつり事情

仕事の一環で国外のチヌ釣りについて調べる機会があった。チヌ自体は温帯海域であれば世界中に生息しているといっても過言ではないくらいポピュラーな魚である。もちろん地域によって微妙な差もあるし、亜種としての違いもある。英語圏の情報にアクセスしたかったら、「black sea bream」「porgy」あたりで検索するとよい。

香港・台湾で激熱の「白チヌ」

白チヌといってもマルキユーの配合エサの銘柄ではない。文字通り、銀白色のチヌで、見た目はキビレよりも圧倒的にチヌに近い。これが南シナ海の磯釣りの好ターゲットだという。同じサイズでも日本にいるチヌよりもパワーがあり、より入り組んだ岩礁を好むそうだ。

トロピカルな見た目の本領発揮、キチヌ

キビレはもともと温暖な海を好むというのは日本でも知られているが、ヘダイとともに南シナ海やベトナム、オーストラリアでも同様の種類がみられる。さわやかな銀白色のボディと文字通り黄色いひれが南の海に良く似合う魚だ。

留学生にきいてみる

私の周りにはベトナム人の留学生が多いので、ちょくちょくこの手の話題で盛り上がる。やはりチヌ類はよく見かける魚で、海の近くに住んでいる人は普通に食べるようだ。日本語能力が高い学生は写真を見て「これクロダイですか、おいしい魚ですね」というから驚きだ。日本では魚屋であまり見かけないからか、珍しい魚だと思っていたようだ。お金もかからないし、もしかしたら在日ベトナム人の間で前打ち釣りが空前のブームを起こすんじゃないかという気さえしてくる。

逆に、東南アジアで日本スタイルのチヌ釣り各種をやってみたら楽しそうだ。香港でもかかり釣りが盛んで、チヌだけでなくボラやアイゴ、クロホシマンジュウダイあたりも五目釣り感覚で楽しんでいるようだ。

彼らのSNSコミュニティには大量のボラの画像が出回っていて、唐揚げや蒸し物などにして食べているようだ。日本ではボラは一般的に敬遠されることが多くなったが、本来ボラというのはおいしい魚である。彼らがボラをどのように調理し、食べているかは興味深い。

それにしても、香港から送られてくる情報を見ていると、アイゴの数がすごい。とにかくアイゴを籠いっぱいに釣る。実際に簡単にたくさん釣れるのだろう。浜名湖でも秋口ともなれば海を埋め尽くすアイゴ。アイゴギャラクシーである。あれだけたくさんのアイゴを釣っていたらさぞうっかり刺されて痛い思いをすることもあるだろうが。。。

いってみたいなよその国

我々が思う以上に、東アジア一帯の釣り物は似通っている。似通っていることに最初気づいて感心しても、やがてその微妙な違いに気づいたり、釣り文化の違いに接することになる。これがまた、なんとも興味をそそるものである。

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