ホームグラウンドへの釣行は今シーズン3回目。前回はわずかにチェイスを目視できたことが一歩前進の材料という、記事としては超つまらないものになってしまったが、来週末くらいからだろうな、という見立ては果たして正解だった。
で、見立ててはいたものの、仕事で結構ストレスが溜まり、なんとなく釣りに行くのがめんどくさくなっていた。そこで釣友が「他に重要な用がないなら行かない理由なんかなくない?」と背中を押してくれた。
何となくしっくり来ていないなあと思いつつも、言う通りにしてみようと思って結局出かけることにした。活性が上がるのも昼頃と見て、6時前とやや遅めの出発である。結果的に釣友のアドバイスのおかげで良い釣りになった。ありがとう。
まあそれで、月曜日に日付が変わったこの夜中に、さっきまでぼちぼち仕事してたんだけどねwwwwストレス発散できたから結構楽しくサクッと終わったけど。それも含めて感謝だね。
早朝から本流の開けたポイントで払い出しを狙う
いつもやや濁りがある本流の、堰堤周辺やトロ場などを大きめのミノーで探っていくが全く反応無し。10時近くまであちこちやったが駄目だった。
桜が満開になった直後の土日なんて、どう考えても天然物が動き出すと読んでいる先行者だらけである。メジャーな準本流、支流ポイントはことごとく潰されていくだろうと思ってある谷にも入るが、まだプールの奥底から出てきてくれないのか、アタリを引き出せない。
結局ドメジャーポイントの淵まわりにアップで入るときはDコンを、ダウンで入るときはシルバークリークミノーを、というパターンがこの日の釣りになった。ダメ元ポイントでも、竿抜けはある。ルアーじゃないと叩けないところが狙い目だ。

巨大な落ち込みの左右の撚れに向かってアップキャスト、連続トゥイッチを「たん!たん!」と入れてから、「およよよ」って感じでポーズでスライドさせる。スラックを巻き取りつつまたトゥイッチを…の繰り返しであるが、やや遅めのテンポを意識。
ぐんと反転する手応え。久しぶりの感覚だ。ただ、そいつはリリースサイズのアマゴ。あまりの軽さ故にフッキングせずそのままどっか行った。まあそれでよい。
その次の一投でぐぐっと重量感ある手応え。イワナが出た!
喜んで撮影し、早速Instagramに投稿…。
投稿直後の一投は流心をまたいで対岸の切り立った岩の手前に落とし、そこで2回トゥイッチを入れてからしばらく沈め、またトゥイッチングに入ると、同様のアタリ。やった!

似たようなサイズのイワナ。2投連続ヒットは嬉しい!
そして写真を撮影し、同じく対岸沿いを流す感じのキャスト。今度は軽いような手応え。今度はアマゴだ!

この川らしい、パーマークがコロンとした感じのアマゴが釣れた。ファイトの楽しさは重量感あるイワナだが、釣れた時のテンションはアマゴのほうが上がる。なんとなく、同じサイズならアマゴのほうが神経質で難しいような気がする。
ともかく、このポイントで三投連続ヒットを成功させた。この時点で満足してもいいくらいだが、まだまだ行くべき場所はある。
先行者の足跡が普通に湿ってる中で引きずり出せ!
フェルトスパイクソールの足跡が鮮明で、且つ湿っている。今朝入られたポイントだな、とわかる。それでも来た以上はやる。深場はDダイレクトを用いて強気に攻める。そういえばこのポイントは例の豪雨より前はもっと深くて、足場から落ちたらまず助からないようなところだった。ずいぶん浅くなってしまったものだ。

半分ダメ元でやったDダイレクトのアップキャストにイワナがヒット。このくらいのサイズになるとファイトにも迫力が出てくる。

その他、リリースサイズも含め小さめのアマゴがポツポツと出る。
その後、このポイントはこれ以上遡行が不可能なので引き返す。
毎回春先にいいイワナが出るトロ場で今日の最長寸

少し足で稼いだ感じのトロ場にいた!この日最もいいサイズのイワナを釣り上げるが、流心を一気に下りだす知恵者だ(本当のところは結果論だし別にイワナが特段賢いとは思わないが)。落ち着いて対処し、ネットイン。
その後、目ぼしい大場所もいくつか回ったが、日も傾いてきたし、釣れないしで、納竿。一万歩コースなので、結構いい運動になったはずである。初物なのでキープして良い魚はありがたくキープし、後日美味しくいただきます。