食えるの?食うよ!どっか遠い国からくる養殖エビより多分安全だぞ知らんけど
名古屋港一帯の石積みはアナゴ天国
さて、ナイトフカセでチヌではなくアナゴを釣ったのだが、食べることを考えたらアナゴのほうが何杯も満足度は高い。釣りものとして狙うならフカセでは完全にコスパが悪く、本来はぶっこみ釣りでイカの短冊などを用いるものだ。しかし私はどうも、夜にフカセ釣りをやると高確率でアナゴを釣るのである。それを嫌ってもう少し川筋のオープンな場所とかを狙うことが多いが、先日の釣行ではまさにアナゴの好みそうな石積みの際を狙ったのだった。本当はのっこみチヌが石積みに沿って浅場に回ってくると踏んでいたのだが。
冬場なのでビニール袋に放り込んで口を縛って終わり!
外気温は4度前後だったのでズボラにもビニール袋に放り込んでそのまま道具用のバッカンに放置してそのまま持ち帰ってきた。当然アナゴは死んでしまったが、問題ない。春夏はこうは行かない。すぐに粘膜に雑菌が湧いて臭うのでクーラーで保管しよう。
下手だから骨取れなかったけど食うの俺だからこれでいいの
木のまな板があると目打ちしてさばくことができます

この頃PPの折り曲げられたりする薄いまな板が人気ですが、やはり釣り師は木のまな板を持っておきたい。マダカやチヌの背骨を切断するときも木のまな板なら安心だ。程よくショックを吸収するし、滑りにくい。さらに、こういう長ものを釣ったときは目打ちをするのでこういうときは間違いなく必須要件になるというわけだ。
で、へたくそだから背骨を抜くことはできませんでした。カッターナイフとかカミソリとか使うともう少し綺麗にできるかもしれない。でもまあ食うのは俺だから気にしない。インスタ映えとかそういうのは目指していない。
頭を先に煮て出汁をとる
さてインスタ映えどころかアナゴのバラバラ死体を特にきれいに整理するでもなく見せていく。まず鍋に日本酒、砂糖を加えた水に頭の部分だけ入れてだしをとりつつ加熱。ある程度煮えたかなというところで身の部分を投入。醤油、みりんを追加し、ごく弱火で落し蓋をして30分ほど煮詰めていく。

みりん入れ過ぎでこってり仕上げになってしまったが結果オーライ
本当はもう少しあっさりふっくらの炊きあがりをイメージしていたのだが、ワインを飲みながら調理していたのと眠気が限界だったのでみりんをドバっと入れてしまった。煮詰まると危険だ。経過を観察しながら煮込んでいく。焦げ付く直前で火を止め、粗熱を取る。それがこの画像の煮穴子だ。どうも金沢名物ドジョウの蒲焼にビジュアルが似ているが、れっきとしたアナゴ。
今回はめちゃくちゃ甘くてこってりしたものになってしまったが、どうしてどうして、これをご飯に乗せて食べると超うまい!身が少ないので、かえってこの濃い味付けが良かった。たれもご飯に絡めて、至福のひとときであった。