久しぶり?にISSEN by NSRから公開された釣行動画。セッパリ具合が尋常じゃないゴツゴツの巨大真鯛とのファイト、さらにド迫力で水面を割るシーンは必見。このブログを見に来る方のヘラ師割合が高くなってきていると思うが、依然として一番多いのは以前からやっていた海釣り関係の記事を読みに来てくださる方なので、ぜひそういう方には見ていただきたい動画。
先立ってアナウンスしたASRA MAX F5のファイト性能の高さを見事に証明した形になるし、ぜひそのへんも見ていただきたいのであるが、かかり釣りをやっている方にこそ見てもらいたいのは、実はその前の一見地味にも見えるシーンである。
確かにハイライトは、モンスター真鯛を引きずり上げるシーンだが、その前のシーンはその前座なのかというと、実はそうではない。一投一投、編集が大変だったと思うが、時系列を追ってその日の釣りを組み立てていく様子がわかるようになっている。かかり釣りをやっている方には、そこもしっかり集中して、考えながら見ていただけるとよいのではないかと思う。
サシエのローテーションってなんだ?の話
よく巷で「サシエをローテーションさせて・・・」という表現がされるが、ローテーションといっても別に定期的にサシエを変えるのを順繰りに繰り返しているわけじゃなくて、本来は正解に肉薄するためのサシエのスイッチであって、それはエサ取りの活性や多さだったり、チヌの興味だったりでエサ持ちの良し悪しとしばしば反比例するチヌの食いの良し悪しの中から徐々に絞り込んでいく作業。なぜここでオキアミなのか、なぜここで生ミック、それも二粒なのか、コーンの次はサナギ、その次はサナギ単体でなく、コーンをかませる…実はサナギとコーンを両方つけているのは初めて見た。それもなぜだろう?などと考えながら見ると、色々参考になるのではないだろうか。
同様にダンゴ使いにも注目
ダンゴについても、ただ闇雲に打つのではなくて、エサ取りの反応やチヌの反応を探りながら、頻度、硬さを調節していく様子がこの動画から見て取れる。もちろんダンゴの扱いは釣り場の特性やエサ取りの具合、チヌの気配や寄り方によって変わってくるが、そこをどう調整していくのか、ダンゴをうち続けるか、はたまたオモリで落とし込んでいくか、別打ちするか、といった選択肢からより正解に近づくためのアプローチを組み立てている。
動画ではあくまでもテンポよくドッポンドッポンとダンゴを投下していく様子が収められているが、その中でもサシエを変えたり、ダンゴを休んだり、という変化を見つけるたび、「なぜ変えたのかな?」と想像しながら見ていただくと学びがあってよいのではないかと思う。
恐るべきは46センチがまだ小さいと感じるポイントのポテンシャル
46センチのチヌをして、「まだ小さいね」。


46センチといえば、これらのサイズである。私にとっては十分大物である。ドヤ顔で撮影もしますよそりゃ。さすがモンスターの巣窟、50センチでもまだまだ、という世界である。以前同行したときも、何やら強烈なパワーの魚を掛けてなすすべもなくのされてしまった経験がある。指ドラグがつらすぎる。全然止まらないし、めちゃくちゃ指痛くなった。あれを仕留めるのだから、やっぱり「腕」も「竿」もすごい。
そんなロマンある釣り場に通い詰めるニシダテツヤさん、いつか「誰がどう見ても間違いないロクマル」を仕留めるのを「動画で」見れる日が来るのが楽しみである。
ちなみに動画では46センチ級のチヌでもあっさり難なくいなして釣り上げていく様子が見られるので、そのへんからもASRA MAX F5の粘り腰の妙味を楽しんでもらえたらと思う。
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