結局すぐに起きられず、11時頃ひだ池へ。ネオ常連がいないが、午後からレンタルのお客様が増えそうなのを予想して新桟橋中程に入る。
結果的にそれは正しかったのだが、後述する。
両ダンゴのスランプ脱出を記録したくて
久々にハンディカムを設置し、動画撮影。S8でタナはウキ下60cmくらい、ハリスは20-27センチと、先日よりはちょっと追いの悪さを意識したセッティングだが、実際に釣れ出しまで時間はかかった。15分ほどして一枚。そこからはポツポツと、時には連続ヒットし、実釣スタートから2時間半くらいで17枚目まで進んだ。悪くない!
ただ、途中でやっぱり釣れない時間帯があって20分ほど沈黙となった。これの原因は動画を見るなどして分析したい。釣りの報告は以上w

さて17枚目まで釣れたところで、続々とレンタルのお客様がご来場。その数合わせて20人は軽く超えただろう。あまりに一度に人が一点に集中したので桟橋が想定以上に沈み込むハプニングもあったが、うまいこと分散してもらって、それぞれのポジションに入っていただく。
家族連れから若者までずらり!これが新時代?
最近このパターンが多いが、常駐スタッフではとても足りず、インストラクターとして来客対応となる。釣具の説明、一連の動作の説明などをし、実際に釣っていただく。同じようなタックルに見えても、どうやら個体差があるらしく、これはちょっと改善点かもしれない。
ともあれ、全員に釣果があり、安堵。楽しんでもらえたやろか。。。。
ヘラブナ釣りは突き詰めるといわゆるヘラ師としてのしつらいやお作法が必要になってくるが、釣り自体はシンプルで、誰にでもトライできるものだということは散々書いてきた。手軽に強力な魚のファイトや、ウキでアタリを読む手強さを体験できることはもっと多くの人の心をつかむ可能性があると思うし、実際、このような取り組みをはじめて2年半、徐々にその流れが掴めてきた感じがある。
誰も取り組まなかったら釣り場の維持も危ぶまれるほどのピンチが予想されるへらぶな釣りの世界において、今の時代にあった価値の再構築は、絶対に避けられない。
最近は男女問わず、大学生や若手社会人もやってくる。そして彼らの多くは「のんびりしに来たつもりが全くイメージと違った。忙しくて熱中してしまった。こんなに面白いとは思わなかった」と感想を伝えてくれる。もちろん、あちこち動き回るわけではないからのんびりしていると言えばのんびりしているのだけど、餌を付け、ウキを凝視し、電光石火の合わせを入れ、ヘラブナの重量感あるファイトを楽しむ一連の時間はエキサイティングなものだ。
おっさんだけのものにしておくには、もったいない。
若者には若者らしく、子どもたちには子供らしく、ありのまま釣りを楽しんでもらえる、安心できる場を作ることができれば、きっと違った未来を創造できるのではないか。もちろんおっさんはおっさんの楽しみ方、遊び方がある。それぞれがそれぞれの関わり方をしたら良いのだ。
最近こうしたひだ池の取り組みに触発されて、同様に初心者の集客に力を入れ始めた池も出てきたようである。これを「競合」とみる意見を頂戴したが、私はそんな物はごく限定的な話であると思っている。初心者向けのアプローチというのは、行動半径の大きい釣り師のパイの取り合いとは全く違うのだ。共存共栄の要素のほうが大きいと思う。手法をお互いに参考にしていけばよい。なぜそう思うかって?それは根拠とデータをもって語れるけど、飯の種なんで、ここには書きません。。。
Googleの口コミを見ると、社長がえらく好評の様子
「オーナーが素晴らしい」というコメントが増えている。オーナーというのは、あの、日本一ファンキーな釣り堀の店主であるところの、型破りな彼である。ちゃんとわかるひとにはわかるのだ。うん。最近ちゃんと服着てます。