三連休は所属クラブC☆MAXの清水港ペア大会に参加。うきうきで現地へ。

山本釣船店貸し切りで、22人の参加。くじ引きにて基本二人で一隻(4人ほど単独で)のカセに乗り、ポイントもバラバラ。渡船店の判断で当日の風向きや諸々を考慮しポイントが割り振られた。この日はニシダさんや黒河会長も張り切っており、テクニカルなチヌかかり釣りを試される清水港で一体どんなバトルになるのか、と戦々恐々。
景品はNSR ASRA MAXをはじめ、GoPro、クーラーボックス、スカリなど豪華な景品が目白押し。すごいぞC☆MAX!
さてクーラーボックスというと、昨年夏の苦い記憶が蘇る。
はやし渡船大会で5位と健闘するも、同率ジャンケンで敗北
昨年8月、渋めの状況でエビを駆使して9枚の釣果を出し、21人中5位と大健闘した大会。ここで同率の方とクーラーボックスを巡ってジャンケンで勝負するも、あえなく敗北。時点で欲しかったトランクトレイをいただきました(今も使ってます。協賛ありがとうございました)。

というわけで、クーラーボックスを取り逃した苦い思い出が蘇り、なんとかクーラーボックスをゲットしたい…!
で、ペアになったのが、奇しくも因縁の!?クーラーボックス争奪ジャンケンのお相手であるところの水谷さん。ペアになったときはその事を忘れていたが、後で話していて思い出した。そうだ、あのときじゃんけんした相手だった。不思議な縁だと思った。
しかしこちらの水谷さん、清水港には長年通い慣れていて、安定感抜群。優勝候補の一人と目されていた。こちらとしてはラッキーである。ぜひたくさん釣っていただいて、パートナーである自分も引き上げていただこうとせこいことを考えるのは致し方ないのである。
出船直前、横のカセに乗っていたニシダさんからワンポイントアドバイスを受ける。
”鋼管”で横流れの中スタート
水深は5m程度と、ちょい浅である。お隣は濃い目のダンゴを作っているので、こちらは敢えてプレーンに近いダンゴを作った。
オカラ1杯にあらびきサナギ500グラム、アミエビ300ccくらい、砂利を小さい桶に一杯(渡船店で購入する一単位)の半分。アミエビでダンゴの濃さを調整するが、最初は少なめに作って必要であれば追加する、というスタンスだ。
サシエに用意したのはオキアミ1/16、ボケ15匹、シラサエビ3杯、コーン一箱。といってもコーンは開封すらしなかったが。。。
タックルはいつものNSR ASRA MAX 160 F2とXtreme IKADA #1.2に、NSR ASRA 160 D1とBlack sea bream2号の組み合わせ。
浅場の上潮でサシエが飛ばされる
アジに翻弄され、なかなか気配が出てこない。これはかなり難しい釣りになるのでは、という不安と、いやいや、先日のように昼から好転するだろう、という期待と両方がせめぎ合う。
F2の穂先はノーシンカーでちょうどいい具合なので、シズを打つと本来の性能が活かせない。少しシズを乗せてちょうどいい穂先があれば…とこの日は強く思った。今度リクエストしよう。。。
一方水谷さんのロッドは150cmモデルで穂先も先調子という一風変わったNSRである。この先調子気味の穂先で5Bなどのガン玉を打ってのダンゴ釣りに
サナギを使って持久戦に持ち込むという作戦で、この日の釣りにぴったりに思われた。実際、序盤は苦戦したものの一枚目のチヌを釣り上げた。

「これで少し気が楽になったよ」と笑う。この日はチーム戦なのでこちらも嬉しい。ガッツポーズである。
続けてベテランはチヌをヒットさせていく。いや、いいんだけど、まずい。おんぶにだっこはいいが、自分が足を引っ張ってしまうのは申し訳ない。申し訳ないんだが、穂先の先に幻覚が見えるくらい眠くなってきた。起きているのに夢を見ているというアレである。さすがにまずい。
「すみません、もう限界なんで少し寝ます!」
12分タイマーをかけ、横になる。寝ているのかいないのか自分でもわからないが、あっという間に12分は過ぎてしまった。
「寝てる間に4枚目釣ったよ」
「ええええええ!?」
静かだから気が付かなかったのか、実際はちゃんと眠れていたのか、よくわからないが、状況は良くなっていそうだ。頑張って釣らねば。
しりあがり寿
昼から潮が緩む時間が出てきた。ようやくF2エビダンゴ釣法がやりやすい状況になりつつある。

そろそろうちPの出番であると信じて集中的にダンゴを打つ。

ダンゴからすっと抜けたエビをくわえ込む反応がようやく!ようやく一枚目である。奥で釣っているツネさんからも「やったね」の声。喜んでくれているのに「ところでツネさん釣れました?」とわざわざ聞く性格の悪さがうちPの抱える根深い問題である。

途中、D1でおもり1号の(わけてもらった)サナギ釣りも試したりはしたが、なかなか反応を出しきれず、あれこれ試している間にようやくエビが有効なタイミングが来た、という感じだった。

また流れが出てくるものの、チヌたちが足元に居着いたのを確信しておもり1号にエビ、オキアミをスイッチしながら釣っていく。2枚めを釣ったことで「マグレ」感が薄れていく。

3枚目に至れば、自信になっていく。引き続き時折別打ダンゴで足止めしながらエビの落とし込みとエビ団子を絡めていく。

4枚目で、5枚目は当然釣れるだろうという期待が膨らむ。この時点で時間帯はかなり終盤。


5枚目、6枚目は間髪入れずの連発だった。まだまだ釣れると思ってその後数投するもタイムアップ。
「これは優勝でしょう」と大型を9枚も揃えてニコニコの水谷さん。帰着したら周囲の反応も同様だった。
「やるやん!」
「うちP天才やな!」
「もう優勝間違いなしやろ!」
「めっちゃ釣ってるやん!」
「痩せたな!」
C☆MAXって良いクラブだなあとしみじみ噛み締めながら検量タイム。
ところが、総重量勝負で単独乗船は1.5倍というルールにより、副会長が優勝!
そして我々は僅差で2位という結果に。いやいや、いいんだ。2位ということは、景品の選択権から唯一ロッドがなくなっただけで、あとはどれでも好きなものを選べる…
「俺、クーラーほしいっす!ほしいっす!お願いします!」
とワガママ全開で懇願w(後ほど他の欲しかった賞品(抽選行きだったアイテム)とのトレードが成立した模様)

23年8月のジャンケン負けから半年、そろそろ30リットルクーラー買おうかなと思っていたところに舞い込んだチャンスをモノにするという、それも当時のジャンケン相手とタッグを組んで、という出来すぎたメイクドラマにより、これ以上ないくらい充実した一日となった。
ただ、例年より状況は良くないそうで、しかもこの日は風も強く、それも北東の風という訳のわからん日ということもありクラブ全体としてはかなり苦戦を強いられた。釣果が出なかった船も少なくなかったため、場所でかなり得をした感じは間違いなくある。ラッキーだった。
しかし釣れるチャンスを逃さずに済んだという点では、先月の取材釣行でいろいろ勉強したことが功を奏したという意味ですごくいい釣りになった。
謝辞
豪華景品、協賛品の数々!黒河会長、濱口副会長をはじめチームの皆様企画、運営ありがとうございました。山本釣船店様、ご協賛の皆様もありがとうございました。
それと、ニシダさん、集まりの場で当ブログの名前をちょくちょく出していただきありがとうございました。

当職事務所Utility-arts.comからは大変ささやかで恐縮ですが、細くてしなやかなのに超強くて扱いやすいフロロカーボンライン Xtreme IKADAの特別バージョンステッカーを全員に差し上げました。よろしかったらまたXtreme IKADAをお買い求めくださいまし。
そして自分で賞品に貼って悦に浸るというね。