2021年4月17日

メバルのルアー釣りの引き出しを手軽に増やす

どうしても、知多半島ではメバルのサイズが伸びない。師崎界隈が一番有力なポイントと思われるが、たいていは10センチくらいのリリースサイズの群れにあたるものである。これではせっかく出かけた甲斐がない。筆者は最近メバル釣りを休んでしまっているが、自分なりに工夫した点を少し紹介したい。

一に場所だが、さらに時間帯がものをいう

よく釣れる場所というのは大体名前が知られているような場所だ。もはや、知多半島において自分だけのポイントというのはほぼ存在しないといってもいいだろう。根性のある人は地磯や砂浜からの釣りを実践して成果を上げているようだ。いずれにしても、ショアで届く範囲でいうと圧倒的に釣れる場所を探すよりその場で一番おいしい時間帯や条件を熟知していくほうがいい釣りへの近道だと思う。これは潮汐の状況などでつれ方が大きく変わり、また時合いが極端に短かったりする伊勢湾全体で考えるべき点だ。大潮、中潮、小潮、若潮と朝夕、天気などを加味して魚がうまく狙える範囲に集まる条件がそろう瞬間を押さえておこう。

たとえば、個人的な感覚ではあるが、豊浜釣り桟橋からいいサイズが狙えるのはそこそこ潮がよく動く日の日の出直前に潮が満ちてくる時合いだ。まだ暗い間に上げ潮が効いてくると、餌になるアミやしらすを追うような形で群れが接岸してくる。20センチオーバーが連発する瞬間がどこかしらにある。

餌釣りでは取り切れない釣り方がルアーにはある

メバル釣りにおいて、餌釣りは基本的に胴突き仕掛けや脈釣りなど、竿下付近を探るような釣り方になる。確かにコンスタントにあたりは出るが、すでに荒れているポイントで足元に落とすのが虫エサなどではなかなかいいサイズが出ない。ルアーマンの人は、こういう時にその武器をうまく使ってほしい。探れる範囲が広いこと、そしてテクニックさえあればメバルの目の前にいかにもうまそうなライブベイト、すなわち生きたエサそのものに迫るような動きをする何かをプレゼンテーションできるからだ。

ただ巻きが基本という既成概念は今すぐ捨てる

例えばヤフー知恵袋なんかにもただ巻きでつれない、いや巻くのが下手だからだレンジがあってないからだなんてやりとりがあったりする。そもそも、なぜただ巻きなのかを考えたことはあるだろうか。回答者はもっとゆっくり巻け、という。じゃあなぜゆっくり巻くのか、という話である。

実際はそれは巻いているのではなく、ワームが沈み込まないようにギリギリを維持してできる限り潮の流れに漂わせているという状態に近いのである。巻いてゆっくり移動させるのではなく、潮に乗せてアミやワレカラあるいはプランクトン、弱った小魚に似せるイメージで漂わせているのだ。なので、ひったくるというよりは、つっと吸い込むような、なんとなく、食えそうだからとりあえず口を使ってみよう、みたいな当たり方をすると思う。

たとえば、釣り場によっては夜でも明るくて足元にメバルが集まっているような場所がある。そこでただ巻きをしてみるとわかる。距離が近いからワームは普通に横移動するか、振り子状に沈み込みながらスライドする。確かに興味を示してくるが、スイッチが入って猛烈に追ってくる、ということはなかなか起こらない。ある程度飛距離を出したうえで、メバルのついているレンジをかすめるようによたよたと漂わせているのが実際のただ巻きメソッドだと考えると、巻くべきスピードはイメージしやすくなると思う。

もう一つのパターンとして、シラスのような小魚を食っている状況。これはテンションフォールや少しトゥイッチをかませてやったほうがいい結果につながりやすい。こういう場合はむしろ少し動いている感じがあったほうがいいだろう。ピンテールの波動がちょうどこの手の小魚の泳ぐときに出す波動に近づくように設計されている。こういう時は少し早く巻くのでリフト&フォールが効くだろう。こちらは比較的はっきりした当たりが出やすい。

浮いているメバルを狙うならメバキャロをうまく使う

で、こういう魚をより確実に仕留めるならスローシンキング、フローティングのメバキャロリグが有利である。自動的に潮に乗せてくれるし、よりゆっくり長い時間ほど良い位置でワームをプレゼンテーションしてくれる。巻くのは、たるんだラインをほんの少しずつ巻き取るイメージだ。潮が沖など自分から離れる方向に効いているのなら、どんどん流れに乗せて潮目についたメバルや沖の駆け上がりに送り込んでやろう。そここそ、餌釣りでは狙えない、普通のジグヘッドでも探り切れないおいしいポイントになりうる。

ほとんどノーテンションで巻いていくため、リールのスプールへの巻き付けが弱くなるので、時々遠投してごり播きするなどしてスプールの巻きテンションを直してやらないとそのうち複雑に絡んでしまう。PEラインの人は特に注意しよう。

ボトムについたメバルを引きずり出す攻撃的なボトムワインド釣法

厳寒期や水面が荒れ気味の日はメバルも底に張り付いて動かない。こういう時にただ巻きしかアイデアがないと、撃沈は確実である。このような状況ではメバルはボトムについて、そのあたりにある餌をあさっている。となると、プランクトン系だけではなく、エビや小魚、虫などがそのターゲットとなる。ボトムワインドはすでにいろんなところで紹介されているが、専用のジグヘッドをピッピッと短くしゃくることで左右にワームを飛び跳ねさせることで魚の捕食本能を刺激してやろうという釣り方だ。

先ほど例に挙げた、足元でメバルが見えるポイントがあればぜひ試してみてほしい。激しく左右にダートを繰り返していると明らかに色めき立って集まってくるはずだ。この修正を応用したのが一時期大きくその存在が見直されたラパラのアイスジグだ。足元の面白いポイントがあればぜひ試してみたい道具である。基本的にメバルも追いかけて捕食するのではなく待ち伏せ型なので、一瞬の止め、間をつけてやることがヒットのコツだ。

ボトムワインドに話を戻すが、これはメバルがボトムについている状況で金魚サイズしか釣れないと嘆いているおっさんの隣で20センチクラスを連発する破壊力を持っているメソッドだと自信を持ってお勧めできる。

ところでこのボトムワインド、左右にダートする動きがモエビとよく似てるなあ。。。エビが逃げる様子をイメージしてやるといいかもしれない。それに底を引きずるわけではないから比較的根がかりも少ない。

ほかにも細かいテクニックはいろいろあるかもしれないが、とりあえず適切なただ巻きに加え、メバキャロで潮に乗せて流していく釣り、ボトムの攻めの釣りを手札に加えてやると、チャンスは広がることだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.