2021年4月17日

春先の楽しみはイワナ料理

来年は渓流釣り再開しようかどうか。。。太って体が重いから自重した方がいいのかそれとも。

益田川について少しお話

筆者はこれまで基本的に益田川(ましたがわ)水系でしか渓流釣りをしていない。益田川は高山から下呂市を流れる川で、これは現在公式には飛騨川と呼ばれている木曽川の支流筋だ。昔からかの地では益田川と呼ばれ、それを縫うように走る国道41号線は古くは益田街道と呼ばれてきた。

益田側の特徴としては、比較的開けた本流、小坂川も夏は鮎の川となるが、ところどころ太い流れがあり、実際に川に降りてみると岩が邪魔でとにかく歩きにくい。入りやすいところは大抵ゴールデンウィーク前後に魚が減ってしまう。支流は今ひとつ多いわけでもなく、これもシーズンが進むにつれて水量も減り目ぼしいポイントはかなり叩かれてしまう。

それでも、5月から6月、梅雨明けくらいまでは楽しい釣りができる川だ。

春の訪れを喜び、自然に感謝して、敢えて食う

筆者は解禁と言っても成魚放流には関わらない。長距離走っていって場所取りしてまでさっきまでいけすにいた魚を釣るだなんて、なんだか悲しいじゃないかと思う。そんな解禁直後は雪渓でイワナ狙いだ。イワナなら、小さな沢でも意外と元気だし、小場所ほどルアーを追ってくる。

桜が咲く頃になると、ようやくルアーを追うアマゴも増えてくる。このくらいになると、本流でのルアーが楽しい。比較的いいサイズのイワナがアマゴに混じって釣れてくる。実は個人的にはアマゴのほうがありがたい(おいしいから)のだが、まだ寒い時期はやはりイワナが嬉しいターゲットなのである。筆者はイワナは自分が食べる分だけ持ち帰る。ほぼすべて放流されたニッコウイワナだし。ヤマトイワナは全てリリースするつもりだが、なかなか出会わない。

モラルがないおっちゃんとかは平気で一回の釣行で50匹近い魚を抜いてってしまう。筆者はせいぜい家族分だけだ。冷凍はしない。

その自主規制の上で、春先に釣れたイワナをいただく。

いいサイズのものはしっかり下味をつけてよく寝かせてからムニエルに、小型のものはごぼうや山菜などと炊き込みご飯に、そして1匹小さめのものを残してこれは何もつけずにこんがり焼き上げる。同時に日本酒を3合ほど温めておく。

即席コツ酒である。できれば飛騨の地酒で飲みたい。カリカリに焼き干したイワナを熱燗に浸すと得も言われぬ旨さのだしが出る。イワナは塩焼きにしても大してうまくないと思うが、ことダシにおいては圧倒的に美味い。ゆっくり熱を加えて、骨や皮から旨味を引き出すのだ。

身を箸でギュッと押してやれば熱燗が琥珀色に染まる。こうやって押しながら、味噌汁を飲むように、ずずっとやる。そして身の方はほぐしつつ、これも味わう。最終的に頭やヒレなども柔らかいから食ってしまうのだが、とくに頭を噛みしめると濃厚な旨味が染み出してくる。これは食べた人間にしかわからない。川魚らしいワイルドな風味の中に滋味、栄養のギュッと詰まったエキスが存分に含まれているのだ。

そして炊き込みご飯も同じように、骨の髄から染み出した山の栄養が身体に春がきたことを教えてくれる。

早春の釣りで冷えた体を温め、今年も健康に釣りができますようにと祈り、神に感謝し、床につく時の幸せなことと言ったらない。

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